☆USランキング(us ranking)

2009年7月 7日 (火)

USランキング 2009年7月3日~7月5日

RankPre.作品名
1 1 『トランスフォーマー/リベンジ』(Transformers: Revenge of the Fallen)
出演:シャイア・ラブーフ 監督:マイケル・ベイ
2 NEW 『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』(Ice Age: Dawn of the Dinosaurs)
出演:ジョン・レグイザモ、クィーン・ラティファ(声) 監督:カルロス・サルダーニャ
3 NEW 『パブリック・エネミーズ』(Public Enemies)
出演:ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル 監督:マイケル・マン
4 2 『あなたは私の婿になる』(The Proposal)
出演:サンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ 監督:アン・フレッチャー
5 3 The Hangover
出演:ジャスティン・バーサ 監督:トッド・フィリップス
6 4 『カールじいさんの空飛ぶ家』(Up)
出演:エド・アズナー クリストファー・プラマー (声) 監督:ピート・ドクター 、ボブ・ピーターソン
7 5 『私の中のあなた』(My Sister's Keeper)  
出演:キャメロン・ディアス 監督:ニック・カサベテス
8 7 『サブウェイ123 激突』(The Taking of Pelham 123)
出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ 監督:トニー・スコット
9 6 Year One
出演:ジャック・ブラック、マイケル・セラ 監督:ハロルド・ライミス
10 9 『ナイト ミュージアム2』(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 監督:ショーン・レヴィ
“『トランスフォーマー/リベンジ』がわずかの差で、2週連続首位!”

独立記念日の連休となった今週末は新作2本が公開されたが、先週に引き続き『トランスフォーマー/リベンジ』が、2位の4,169万ドルとわずかの差 4,232万ドルで、見事首位の座を死守した。公開2週目で2億9,336万ドルを稼ぎ出し、既に全米歴代31位まで上昇。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、どこまで数字が伸ばせるか楽しみだ。

残念ながら初登場2位の座に落ち着いたのは、CGアニメのシリーズ第3弾『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』。累積推定値では『トランスフォーマー/リベンジ』と並んでいたが、水曜日に公開されたこともあり、わずかの差ながら首位には立てなかった。しかし、初日1日の興行収入は1,380万ドルで首位に初登場。これまで最高だった『シュレック2』(2004)の1180万ドルを抜き、水曜日公開のアニメ作品としては、過去最高となった。

そして大方の予想通り3位に初登場したのは、マイケル・マン監督、ジョニー・デップ主演の『パブリック・エネミーズ』の2,527万ドル。同作はノンフィクション小説の映画化で、1930年代のアメリカを舞台に、実在したアメリカのギャングたちとFBIの関係を描いた硬派作品。ギャングものが流行らない昨今だが、さすがはデップ。1日から5日間で、4,014万ドルを稼ぎ出している。

4位は先週の2位からランクダウンした『あなたは私の婿になる』の1,286万ドルで、1億ドル突破目前、5位は3位からランクダウンした『The Hangover』の1,127万ドルで、2億ドルを突破する快進撃を続けている。

<来週の見どころ>
『ボラット』で大ブレイクしたサシャ・バロン・コーエン主演の最新コメディ『Bruno』が全米公開されるほか、小雪も出演する『ラスト・ブラッド(Blood: The Last Vampire)』が、限定公開される。


2009年6月30日 (火)

USランキング 2009年6月26日~6月28日

RankPre.作品名
1 NEW 『トランスフォーマー/リベンジ』(Transformers: Revenge of the Fallen)
出演:シャイア・ラブーフ 監督:マイケル・ベイ
2 1 『あなたは私の婿になる』(The Proposal)
出演:サンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ 監督:アン・フレッチャー
3 2 The Hangover
出演:ジャスティン・バーサ 監督:トッド・フィリップス
4 3 『カールじいさんの空飛ぶ家』(Up)
出演:エド・アズナー クリストファー・プラマー (声) 監督:ピート・ドクター 、ボブ・ピーターソン
5 NEW 『私の中のあなた』(My Sister's Keeper)  
出演:キャメロン・ディアス 監督:ニック・カサベテス
6 4 Year One
出演:ジャック・ブラック、マイケル・セラ 監督:ハロルド・ライミス
7 5 『サブウェイ123』(The Taking of Pelham 123)
出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ 監督:トニー・スコット
8 7 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
9 6 『ナイト ミュージアム2』(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 監督:ショーン・レヴィ
10 8 Away We Go
出演:ジョン・クラシンスキー、マヤ・ルドルフ 監督:サム・メンデス
“『トランスフォーマー/リベンジ』が、新記録樹立のブッチギリNo.1!”

映画界が活況を迎える4日の独立記念日を控え、シリーズ第2弾『トランスフォーマー/リベンジ』が24日(水)から公開され、たった5日間で、2億ドルを突破するという快挙を成し遂げた。初日の6,202万ドルは、2007年の金曜日に公開された『ダークナイト』の6720万ドルに次いで2位、水曜日公開作としては、2007年に公開された『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の4420万ドルを軽々と超え、新記録を樹立。また歴代の6月公開作品の記録を塗り替えるとともに、今年の公開作の中でもダントツだった『スター・トレック』が7週間で築き上げた2億4,633万ドルまであと一歩という驚異的なヒットとなった。

シリーズ第2弾の同作は、前作と同様にマイケル・ベイ監督、シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス主演だが、批評家からの評判は最悪。しかしこの結果に配給元のパラマウントは、「批評家は、映画の出来栄えばかりに注目してしまい、映画の最終目的がエンターテインメントであるということを忘れているのでしょう」と強気のコメント。実際の出口調査でも、鑑賞者の91%が「前作と同じかもっと面白い」と答えているそうで、全米歴代2位の『ダークナイト』の5 億は難しいにしても、早くも4億ドル突破が現実味を帯びてきた。

以下2位から4位は、先週からワンランク・ダウン。2位は、『あなたは私の婿になる』の1,858万ドル、3位は『The Hangover』の1,702万ドル。

そして4位は『カールじいさんの空飛ぶ家』の1,306万ドルだった。なお同作は、公開5週目で2億5000万ドルを突破し、全米歴代48位まで浮上している。

そして5位は、キャメロン・ディアスと天才子役アビゲイル・ブレスリンが母子を演じるベストセラー小説の映画化『私の中のあなた』の1,244万ドル。監督はニック・カサべテスで、アビゲイルが、白血病の姉に助けるために遺伝子操作によって臓器提供者として生まれてきたアンナを熱演している。

<来週の見どころ>
今最もホットなジョニー・デップが、珍しくキザな2枚目を熱演し、クリスチャン・ベイル主演、『ヒート』のマイケル・マン監督で贈るアクション・ドラマ『パブリック・エネミーズ(Public Enemies)』、ヒット作『アイス・エイジ』のシリーズ第3弾『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの(Ice Age: Dawn of the Dinosaurs)』が公開され、強敵『トランスフォーマー/リベンジ』に挑む。


2009年6月23日 (火)

USランキング 2009年6月19日~6月20日

RankPre.作品名
1 NEW 『あなたは私の婿になる』(The Proposal)
出演:サンドラ・ブロック、ライアン・レイノルズ 監督:アン・フレッチャー
2 1 The Hangover
出演:ジャスティン・バーサ 監督:トッド・フィリップス
3 2 『カールじいさんの空飛ぶ家』(Up)
出演:エド・アズナー クリストファー・プラマー (声) 監督:ピート・ドクター 、ボブ・ピーターソン
4 NEW Year One
出演:ジャック・ブラック、マイケル・セラ 監督:ハロルド・ライミス
5 3 『サブウェイ123』(The Taking of Pelham 123)
出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ 監督:トニー・スコット
6 4 『ナイト ミュージアム2』(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 監督:ショーン・レヴィ
7 7 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
8 5 『マーシャル博士の恐竜ランド』(Land of the Lost)
出演:ウィル・ファレル、アナ・フリエル 監督:ブラッド・シルバーリング
9 6 Imagine That
出演:エディ・マーフィ 監督:カーリー・カートパトリック
10 8 『ターミネーター4』(Terminator Salvation)
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン 監督:マックG
“サンドラ・ブロックが、主演作のロマコメ『あなたは私の婿になる』で10年ぶり
に首位!”

ロマコメの女王サンドラ・ブロックの久々の主演作『あなたは私の婿になる』が、3,363万ドルを稼ぎだし見事首位に立った。ヒット作を連発しているように見えるサンドラだが、なんと初登場1位はベン・アフレックと共演した『恋は嵐のように』以来で10年ぶりの快挙となった。同作は、サンドラ演じる凄腕編集者が、ビザ申請を却下されてカナダに強制送還されないよう、ライアン・レイノルズ扮するアメリカ人アシスタントに、昇進と引き換えに偽装結婚を頼むドタバタ・ラブコメディ。ふたりのホットなセックス・シーンが話題になっているからか、観客の37%が男性客と、ロマコメ映画には珍しい現象でヒットしているようだ。

2位は、2週連続首位の座を明け渡したコメディ『The Hangover』の2,675万ドル。ジェニファー・アニストンの新たな恋人としてホットなブラッドリー・クーパーも主演の1人とあって、公開3週で1 億5,282万ドルと相変わらず快進撃を続けておりR指定コメディ映画の新記録樹立に期待がかかる。

3位は先週の2位からワンランクダウンしたアニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』の2,349万ドル。公開4週目で2億2,627万ドルと、早くも歴代67 位だった『WALL-E/ウォーリー』の2億2381万ドルを突破して67位の座に。ピクサー・アニメとしては既に歴代3位の座についたが、早くもスタジオ側は2004年に公開された歴代2位『インクレディブル』の2億6100万ドル突破に期待しているようだ。

そして4位に初登場したのは、ジャック・ブラック主演のコメディ『Year One』の1,961万ドル。こちらは、製作費6000万ドルの作品としては期待値を下回る結果となった。

5位は、デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタ主演のアクション・スリラー『サブウェイ123/激突』の1,203万ドル。トニー・スコット監督は、リメイク版ではなく新たな作品としての自信を見せたが、こちらは期待を大きく下回る結果に終わった。

<来週の見どころ>
2007年に公開された『トランスフォーマー』のシリーズ第2弾で、シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス主演の『トランスフォーマー/リベンジ(Transformers: Revenge of the Fallen)』が、24日水曜日から公開される。シャイア扮するサムは大学生になり、特殊能力を身につけたために、トランスフォーマーから狙われる。監督は前作に引き続きマイケル・ベイだが、続編の意欲はないようで、ベイ監督最後の作品になるかも?

そして『リトル・ミス・サンシャイン』の天才子役アビゲイル・ブレスリンとキャメロン・ディアス主演、そしてニック・カサヴェテス監督で贈る感動のドラマ『My Sister's Keeper』が公開される。『トランスフォーマー/リベンジ(Transformers: Revenge of the Fallen)』の首位デビューは確実だが、どこまで数字が伸ばせるか、そして公開中の作品の人気も以前高いことから、新作との
首位の順位の入れ替わりが注目される。


2009年6月16日 (火)

USランキング 2009年6月12日~6月14日

RankPre.作品名
1 1 The Hangover
出演:ジャスティン・バーサ 監督:トッド・フィリップス
2 2 『カールじいさんの空飛ぶ家』(Up)
出演:エド・アズナー クリストファー・プラマー (声) 監督:ピート・ドクター 、ボブ・ピーターソン
3 NEW 『サブウェイ123』(The Taking of Pelham 123)
出演:デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ 監督:トニー・スコット
4 4 『ナイト ミュージアム2』(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 監督:ショーン・レヴィ
5 3 『マーシャル博士の恐竜ランド』(Land of the Lost)
出演:ウィル・ファレル、アナ・フリエル 監督:ブラッド・シルバーリング
6 NEW Imagine That
出演:エディ・マーフィ 監督:カーリー・カートパトリック
7 5 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
8 6 『ターミネーター4』(Terminator Salvation)
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン 監督:マックG
9 8 『天使と悪魔』(Angels & Demons)
出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー 監督:ロン・ハワード
10 7 Drag Me to Hell
出演:アリソン・ローマン 監督:サム・ライミ
“R指定コメディ『The Hangover』が、驚きの2週連続首位!”

新作2本が初登場したにもかかわらず、前週も予想外のヒットで首位の座を獲得した『The Hangover』が、3,279万ドルで2週連続首位の座を死守した。男4人のバチェラーバーティの行く末を描いたR指定の同コメディは、評判が高さとおもしろさが口コミで伝わったようで、前週比わずか28%のダウン。製作費はわずか3100万ドルだが、ストーリーの斬新さと出来栄えは抜群で、キャストもブラッドリー・クーパー以外はほぼ無名なのが功を奏したよう。公開10日目で1億ドルを突破しており、R指定コメディとしては、昨年公開された『セックス・アンド・ザ・シティ』の11日を抜いて記録を更新!スタジオ側も、予想外のヒットに嬉しい悲鳴をあげており、2億ドル突破が見えてきた。

2位も先週と変わらずヒットを続けているファンタジー・アニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』の3,076万ドル。公開3週目で1億8,743万ドルは、昨年夏に公開された『WALL-E/ウォーリー』の1億6300万ドルを越しており、ピクサーアニメの中でも指折りの大ヒット間違いなしだ。

絶好調の上位2作品とは反対に、初登場3位と不本意な結果に終わったのは、デンゼル・ワシントン&ジョン・トラボルタ主演、トニー・スコット監督とビッグ・ネームが揃う、リメイク版のサスペンス・アクション『サブウェイ・パニック』の2,337万ドル。過去のセットとは違い、実際にNYの地下鉄を使って撮影されたハイジャック映画は迫力は抜群なはずなのだが、物騒で不景気なこのご時世に、観客は映画に夢や非現実を望んでいるのかもしれない。

そして4位は先週と変わらず、『ナイトミュージアム 2』の962万ドル、5位は、先週3位からランクダウンした『マーシャル博士の恐竜ランド』の899万ドルだった。

ちなみにスタジオ側が、「本当に落胆している」と発表しているのが、6位に初登場したエディ・マーフィ主演のファミリー・コメディ『Imagine That』の550万ドル。ドラマ『ドリーム・ガールズ』では、アカデミー賞以外、助演男優賞をほぼ総なめにしたエディだが、昨年7月に公開されたコメディ『Meet Dave』もオープニング成績が約500万ドル、総興行成績が1200万ドルとかなり寒い数字に
終わっており、主役を張るのは難しい状態に追い込まれている。

なお、デビッド・ボーイの息子ダンカン・ジョーンズが初メガホンを取り、未来の月を舞台に描いた『Moon』は、1人2役のサム・ロックウェルの演技とダンカンのカメラワークが絶賛されており、評判も成績も上々。今後拡大公開される予定になっている。

<来週の見どころ>
サンドラ・ブロックライアン・レイノルズのセックス・シーンが話題のロマンティック・コメディ『The Proposal』やウッディ・アレン監督が久々にマンハッタンを舞台に描いたロマンティック・コメディ『Whatever Works』、そしてジャック・ブラック主演のコメディ『Year One』と、コメディ3作品が全米公開される。



2009年6月 9日 (火)

USランキング 2009年6月5日~6月7日

RankPre.作品名
1 NEW The Hangover
出演:ジャスティン・バーサ 監督:トッド・フィリップス
2 1 『カールじいさんの空飛ぶ家』(Up)
出演:エド・アズナー クリストファー・プラマー (声) 監督:ピート・ドクター 、ボブ・ピーターソン
3 NEW 『マーシャル博士の恐竜ランド』(Land of the Lost)
出演:ウィル・ファレル、アナ・フリエル 監督:ブラッド・シルバーリング
4 2 『ナイト ミュージアム2』(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 監督:ショーン・レヴィ
5 5 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
6 3 『ターミネーター4』(Terminator Salvation)
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン 監督:マックG
7 4 Drag Me to Hell
出演:アリソン・ローマン 監督:サム・ライミ
8 6 『天使と悪魔』(Angels & Demons)
出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー 監督:ロン・ハワード
9 NEW My Life in Ruins
出演:ニア・ヴァルダロス リチャード・ドレイファス 監督:ドナルド・ペトリ
10 7 Dance Flick
出演:ショシャーナ・ブッシュ 監督:ダミアン・ウェイアンズ
“コメディ『The Hangover』が、驚きの首位!”

新作3本がベスト10圏内にランクインした今週末、大方の予想を裏切って、コメディ『The Hangover』が、4,498万ドルで首位の座にたった。同作は、結婚前の週末に、ラスベガスで独身最後のパーティを開いた花婿が行方不明になり、二日酔いの親友3人が必死に花婿を探しまわるコメディ。通常日曜日の数字は、金、土曜日の成績でスタジオが予測するために下方修正することが多く、予測では3位デビューと思われていた。しかし、批評家からの評判も良かったせいか予想を大きく上回り、見事首位の座に立った。

わずかの差で2週連続の首位ならず!だったのが、頑固爺さんカールが、招かざる客である少年と長年の夢だった風船で家ごと空を旅するというファンタジー・アニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』の4,414万ドル。ブロックバスター映画は、前週比50%以上ダウンするのが普通だが、同作はわずか約35%ダウン。ピクサーは今週の興行成績は4000万ドル以下と見積もっていたようだが、評判と作品の良さが口コミで広がり、公開2週目で1億3,721万ドル。2 億ドル突破は確実となった。またオープニング成績で言えば、ピクサー映画10本中3位だが、最終的に3億3970万ドルを稼ぎ出した『ファインディング・ニモ』、2億6140万ドルの『Mr.インクレディブル』、そして2億5580万ドル『モンスターズ・インク』のうちの、どのポジションまで追い上げるのか注目されている。

これら2本の快進撃の一方で、残念な結果に終わったのが1974年から77年までアメリカで放映された子供向けテレビ・シリーズの映画版で、ウィル・ファレル主演の『Land of the Lost』。タイムマシーンを発明したマーシャル博士が、助手らとともに恐竜のいるもう一つの地球へとタイムスリップしてしまうというストーリーだが、批評家からの評判も悪く、製作費1億ドルをかけて首位デビューが期待されていたにもかかわらず、わずか1,884万ドルの残念な結果に終わった。

4位は、先週の2位からランクダウンしたベン・スティラー主演の『ナイト ミュージアム2』の1,463万ドルで、公開3週目で1億4,634万ドルを稼ぎ出している。

そして5位は、先週と変わらず快進撃を続けている『スター・トレック』の831万ドル。大失速したが、公開5週目で全米歴代67位まで浮上している。

ちなみに『The Departures』(邦題『おくりびと』)は、前週と変わらず2館の上映にもかかわらず、33位から31位にランクアップしている。

<来週の見どころ>
1974年に公開されたサスペンス・アクション『サブウェイ・パニック』のリメイク『サブウェイ123』のが公開される。トニー・スコット監督が、NYの地下鉄を舞台に、乗客を人質にとったジョン・トラボルタ扮する犯人と、デンゼル・ワシントン扮する地下鉄公安局の職員の頭脳戦を描く。

また限定公開では、デビット・ボーイの息子ダンカン・ジョーンズが初メガホンを取った『Moon』、アメリカの恥部を抉り出し続けているマイケル・ムーアに習いロバート・ケナー監督が、食品産業の内情を暴いた『Food, Inc.』などが公開される。


2009年6月 2日 (火)

USランキング 2009年5月29日~5月30日

RankPre.作品名
1 NEW 『カールじいさんの空飛ぶ家』(Up)
出演:エド・アズナー クリストファー・プラマー (声) 監督:ピート・ドクター 、ボブ・ピーターソン
2 1 『ナイト ミュージアム2』(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 監督:ショーン・レヴィ
3 2 『ターミネーター4』(Terminator Salvation)
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン 監督:マックG
4 NEW Drag Me to Hell
出演:アリソン・ローマン 監督:サム・ライミ
5 3 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
6 4 『天使と悪魔』(Angels & Demons)
出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー 監督:ロン・ハワード
7 5 Dance Flick
出演:ショシャーナ・ブッシュ 監督:ダミアン・ウェイアンズ
8 6 『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』(X-Men Origins: Wolverine)
出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー 監督:ギャヴィン・フッド
9 7 Ghosts of Girlfriends Past
出演:マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー 監督:マーク・ウォーターズ
10 8 Obsessed
出演・ビヨンセ・ノウルズ 監督:スティーヴ・シル
“批評家も大絶賛の嵐!のピクサー・アニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』が首位”

超大作が目白押しのサマーシーズンにうってつけのピクサー・アニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』が、6,811万ドルで、見事首位の座に立った。これまでに10本のアニメをこの世に送り出してきたピクサーだが、同作のオープニングは、昨年アカデミー賞アニメ部門賞を受賞した『WALL-E/ウォーリー』の6,310万ドルを抜き、『ファインディング・ニモ』、『Mr.インクレディブル』の7000万ドルに続く3位。チケット代の値上げや、代金の高い3Dでの鑑賞者が多いことから単純な比較は難しいが、批評家に「これまでのピクサー・アニメの中で最高のできばえ。映像、スクリプト、エンターテインメント性と、どの要素をとっても申し分がない」と
言わしめるほど。作品の評判が高いことから、今後もファミリーだけではなく、大人のカップルの観客も足を運びそうで、息の長いヒットが期待されている。

先週の1位の座を明け渡して2位にランクダウンしたのは、ベン・スティラー主演の『ナイトミュージアム2』の2,435万ドル。前編よりも作品の評価が高いことから、2週間で1億ドルを突破する快進撃を続けている。

そして3位は、先週の2位からランクダウンした『ターミネーター4』の1,643万ドル。極力CGを控えたため、爆破シーンなどにはリアリティがありアクション映画としては楽しめるが、もともとは、主役なるはずだった記憶喪失のサイボーグ、マーカス・ライト役をオファーされていたクリスチャン・ベールが、ジョン・コナー役を切望したため、直前にスクリプトがコナー中心に書き換えられたそう。その結果。作品の完成度がイマイチでドラマ性にかけると、批評家からの評判が悪いことが、数字にそのまま結びついてしまったようだ。

4位には、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督がメガホンを取ったホラー『Drag Me to Hell』が1,583万ドルで初登場。

そして5位は、先週の3位からランクダウンした『スター・トレック』の1,261万ドル。大失速したが、公開4週目で2億931万ドル、全米歴代81位と立派な成績。また、今年公開された作品の中で見てみると、これまで最高だった『モンスターVSエイリアン』が10週間で築き上げた1億9,442万ドルを軽く超えて首位に立つとともに、2億ドルをはじめて突破した作品となった。

なお、『Departures』(邦題『おくりびと』)は、わずか9館での公開にもかかわらず、33位に初登場。アカデミー効果は抜群のようだ。

<来週の見どころ>
1970年代のアメリカの人気テレビシリーズで、ウィル・ファレル主演のアドベンチャー・コメディ『Land of the Lost』、結婚の2日前にバチェラー・パーティよろしくラスベガスに出向いた男性4人が繰り広げるドタバタ・コメディ『The Hangover』など、アメリカ人好みのおバカなエンターテインメント映画が 2本公開されるほか、トライベッカ映画祭のオープニング作品に選ばれたニア・バルダロス主演のロマンティック・コメディ『My Life in Ruins』が公開される。


2009年5月27日 (水)

USランキング 2009年5月22日~5月24日

RankPre.作品名
1 NEW 『ナイト ミュージアム2』(Night at the Museum: Battle of the Smithsonian)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ 監督:ショーン・レヴィ
2 NEW 『ターミネーター4』(Terminator Salvation)
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン 監督:マックG
3 2 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
4 1 『天使と悪魔』(Angels & Demons)
出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー 監督:ロン・ハワード
5 NEW Dance Flick
出演:ショシャーナ・ブッシュ 監督:ダミアン・ウェイアンズ
6 3 『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』(X-Men Origins: Wolverine)
出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー 監督:ギャヴィン・フッド
7 4 Ghosts of Girlfriends Past
出演:マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー 監督:マーク・ウォーターズ
8 5 Obsessed
出演・ビヨンセ・ノウルズ 監督:スティーヴ・シル
9 7 『モンスターVSエイリアン』(Monsters vs. Aliens)
出演:リース・ウィザースプーン(声) 監督:ロブ・レターマン コンラッド・ヴァーノン
10 6 『セブンティーン・アゲイン』(17 Again)
出演:ザック・エフロン 監督:バー・スティアーズ
“ファミリー映画『ナイトミュージアム2』が、『ターミネーター4』をくだして首位!”

メモリアル・デイの3連休の週末は映画業界ではかき入れ時とあって、通常では考えられないような超大作2本が激突!このところ快進撃を続けているベン・スティラー主演の続編『ナイト ミュージアム2』と、アーノルド・シュワルツェネッガーでおなじみの6年ぶりのシリーズ第4弾『ターミネーター4』が公開され、ファミリー向けの『ナイトミュージアム2』が、金曜日から月曜日の4日間で7005万ドルを稼ぎ出し、見事首位の座に立った。

舞台はNYの自然史博物館から世界最大の博物館スミソニアンに移り、ナポレオンやアインシュタインなど、歴史や自然界の遺産たちが次々と動き出すというストーリー。製作費は約1億2500万ドルと前編からスケールアップしたが、2006年のクリスマスに公開された前作のオープニングは3日間で約3000万ドル。今回の数字は4日間のため単純に比較はできないが、内容も質が大幅アップしたと批評家からの良い評判がそのまま反映され、2倍以上の興行成績を稼ぎ出した。

一方、初登場2位となった『ターミネーター4』は、4日間で5,194万ドルと予想を下回る残念な結果に。21日(木)から公開されているため単純比較はできないが、5日間で考えた場合でも、スタジオ側の予想の7000万ドルを下回る6,532万ドルと、少々物足りない結果に終わったようだ。製作費約1億8000万の同作の舞台は2018年。バットマンのクリスチャン・ベイルが、ジョン・コナーが、人類の生き残りをかけて戦うというストーリーで、特撮バリバリの超大作だが、連休とあってファミリー客を『ナイト ミュージアム2』に取られたことや、観客の70%は男性であることから大ヒット公開中の『スター・トレック』に客足を取られている可能性もありそうで、来週の動向にも注目したい。

そして3位は、先週の2位からワンランクダウンした『スター・トレック』の1,938万ドル。予想以上の快進撃を続けており、公開わずか3週目で2億ドル目前の1億9,101万ドルをたたきだし、早くも全米歴代99位にランクインした。

4位は、先週の1位からランダウンした『天使と悪魔』の2,741万ドル。公開11日目で8,752万ドルは、2006年に公開された『ダ・ビンチ・コード』の1億4500万ドルからは程遠い結果に終わりそうだが、同タイトルの原本の売れ行きから考えても、この結果はスタジオ側があらかじめ予測していた範囲のようだ。

なお、5位には、コメディ『Dance Flick』が、1,262万ドルで初登場した。

<来週の見どころ>
数々のアニメをこの世に送り出してきたピクサーが贈るアニメ『Up』、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督のホラー『Drag Me to Hell 』などが公開されるほか、マーク・ラファエロ、エイドリアン・ブロディ、レイチェル・ワイズ、そして菊地凛子主演のクライム・ロマンス『The Brothers Bloom』が拡大公開される。
かつての日本が不景気のときに映画の興行成績が良かったように、100年に1度の景気後退期を迎えているアメリカでも客足は好調のようで、来週の数字も楽しみだ。


2009年5月19日 (火)

USランキング 2009年5月15日~5月17日

RankPre.作品名
1 NEW 『天使と悪魔』(Angels & Demons)
出演:トム・ハンクス、ユアン・マクレガー 監督:ロン・ハワード
2 1 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
3 2 『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』(X-Men Origins: Wolverine)
出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー 監督:ギャヴィン・フッド
4 3 Ghosts of Girlfriends Past
出演:マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー 監督:マーク・ウォーターズ
5 4 Obsessed
出演・ビヨンセ・ノウルズ 監督:スティーヴ・シル
6 5 『セブンティーン・アゲイン』(17 Again)
出演:ザック・エフロン 監督:バー・スティアーズ
7 8 『モンスターVSエイリアン』(Monsters vs. Aliens)
出演:リース・ウィザースプーン(声) 監督:ロブ・レターマン コンラッド・ヴァーノン
8 7 『路上のソリスト』(The Soloist)
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジェイミー・フォックス 監督:ジョー・ライト
9 6 Next Day Air
出演:マイク・エプス 監督:ベニー・ブーム
10 9 『アース』(Earth)
監督:アラステア・フォザーギル&マーク・リンフィールド
“『天使と悪魔』ギリギリ・セーフで首位の座をキープ!”

大ヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』の前編『天使と悪魔』が公開され、ギリギリ首位の座はキープしたものの4,620万ドルと期待をかなり下回るオープニングとなった。『ダ・ヴィンチ・コード』は、期待値がかなり高かったのでオープニングは約7710万ドル。今回はそれには及ばないことはあらかじめ予想がついていたため、コロンビア・ピクチャーズは、「4000万から5000万くらいを考えていたので、この結果には満足しています」とコメント。しかし、批評家からの厳しい意見と、絶好調の『スター・トレック』の存在が少なからず影響しているようだ。

公開2週目で惜しくも2位に転落した『スター・トレック』は大好評で口コミが広がり、今週も4,303万ドルを稼ぎ出して、公開2週目で1億4,765万ドルを突破!『スター・ウォーズ』ファンで『スター・トレック』には興味がなかったと豪語
するJ・J・エイブラムス監督だが、人間ドラマに重点を置いたプロットと、監督が得意とする映像美と迫力が見事に融合し、見ごたえは十分。昨年同時期に大ヒットを記録した『アイアンマン』の公開2週目で約1億7700万ドルには及ばないが、今のところ今シーズン最大の当たり作と言われている。

以下5位までは、ワンランクづつダウンと激しい順位の入れ替わりはなく、3位は『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』が1,470万ドルと大失速。公開3週で1億5,099万ドルとそろそろ先が見えて来た。

4位はマシュー・マコノヒーとジェニファー・ガーナー主演のラブコメ『Ghosts of Girlfriends Past』の665万ドル、5位は、サスペンス・スリラー『Obsessed』の459万ドル。正妻の立場で身体を張って家庭を崩壊しようとする女性に、体当たりで向かっていくビヨンセの渾身の演技は女性にとってスカッとするようで、上映終了後は拍手喝さいの嵐。その結果、駄作と言われても公開4週で6,261万ドルを稼ぎ出している。

ちなみに2007年にカンヌ映画祭にも出展された松本人志の初監督作品『Big Man Japan』(邦題『大日本人』)は、2館の上映で71位に初登場した。

<来週の見どころ>
サマーシーズン4週目となる来週は、25日のメモリアル・デイで3連休となり、映画産業の最大の稼ぎ時。今のところアメリカでは、不況にも新型インフルエンザ騒ぎにも負けずに多くの人々が映画館に足を運んでいるが、21日からはクリスチャン・ベイル主演のSFアクションのシリーズ第4弾『ターミネーター4』が、 22日からはベン・スティラー主演のヒット作で、ファミリー向けコメディのシリーズ第2弾となる『ナイトミュージアム2』が公開される。これまでの3週間は、大作の公開が各週に1本だったが、今回は客層の違う超大作が2本同時に公開となり、どちらが首位の座に立つのか、どれだけ数字が伸ばせるのか、今から楽しみだ。
またトライベッカ映画祭での先行上映も好評だった『おくりびと』が、『Depertures』として限定公開される。アカデミー賞効果はいかほどか?


2009年5月12日 (火)

USランキング 2009年5月8日~5月10日

RankPre.作品名
1 NEW 『スター・トレック』(Star TreK)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント 監督:J.J.エイブラムス
2 1 『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』(X-Men Origins: Wolverine)
出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー 監督:ギャヴィン・フッド
3 2 Ghosts of Girlfriends Past
出演:マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー 監督:マーク・ウォーターズ
4 3 Obsessed
出演・ビヨンセ・ノウルズ 監督:スティーヴ・シル
5 4 『セブンティーン・アゲイン』(17 Again)
出演:ザック・エフロン 監督:バー・スティアーズ
6 NEW Next Day Air
出演:マイク・エプス 監督:ベニー・ブーム
7 6 『路上のソリスト』(The Soloist)
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジェイミー・フォックス 監督:ジョー・ライト
8 5 『モンスターVSエイリアン』(Monsters vs. Aliens)
出演:リース・ウィザースプーン(声) 監督:ロブ・レターマン コンラッド・ヴァーノン
9 7 『アース』(Earth)
監督:アラステア・フォザーギル&マーク・リンフィールド
10 8 Hannah Montana The Movie
出演:マイリー・サイラス 監督:ピーター・チョルソム
“『スター・トレック』が、予想を上回る好成績で首位デビュー”

『M:i:III』のJ・J・エイブラムス監督が手がけたSFアドベンチャー『スター・トレック』が、木曜日深夜の先行上映から日曜日までで、予想をはるかに上回る7,920万ドルで首位の座に立ち、先週の『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』に続いて、幸先のよいサマー・シーズンのスタートを切った。

同作は、米テレビシリーズでの上映と過去に10本の映画が公開されており、知名度は抜群。しかし、多くのブロックバスター映画は批評家からの評判が悪く、また過去の名作のシリーズものは、新作が劣っていると判断されることが多いため、配給元のパラマウント・ピクチャーズは、5000万ドル前後の成績を見込んでいた。しかし、作品も抜群の出来栄えで、批評家からの評判は大ヒットした『アイアンマン』や『ダークナイト』以上。先行上映された木曜日深夜だけで400万ドル、そして口コミが威力を発揮している証として、金曜日より土曜日、そして日曜日と来場者が予想以上に増える現象が起きており、見積もりの7,600万ドルをも大幅上方修正する結果となった。

ちなみにシリーズ11弾の同作は続編ではなく、「バットマン」シリーズの『バットマン・ビギンズ』のように、カーク船長やスポックなどの若き日々が壮大な宇宙空間の中で描かれる傑作と称されており、今後『ターミネーター4』や『ハリー・ポッターと謎のプリンス』などの超大作が控えているにもかかわらず、2億ドル超えは確実。またオープニングの成績は、チケット代の値上がりを
考慮に入れてもシリーズ最高の数字を稼ぎ出しており、製作費1億4000万ドルをかけたスタジオ側は、 3億ドル突破に鼻息も荒い。

そして2位から5位は、いずれも先週からワンランクダウン。先週華々しい首位を飾った『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』は、前週比で約70%ダウンの2,641万ドル。2週間で1億2,903万ドルとかなり失速したが、大ヒットを既に受けて、既に続編計画も持ち上がっているようだ。

3位は、マシュー・マコノヒーとジェニファー・ガーナー主演のロマンティック・コメディの1,026万ドル、4位はビヨンセ主演のサスペンス・スリラー『Obsessed』の656万ドル、そして5位は、ザック・エフロン主演の青春コメディ『セブンティーン・アゲイン』の423万ドルだった。

<来週の見どころ>
キリスト教の冒涜とも言われ、物議をかもし出した『ダ・ヴィンチ・コード』から3年。今回もトム・ハンクスとロン・ハワード監督のコンビで贈る、『天使と悪魔』が公開となる。同作は、映画と同タイトルの作家のダン・ブラウンのデビュー作で2000年に発売されていたが、映画と同タイトルの「ダ・ヴィンチ・コード」の大ヒットを受けて一気に日の目をあびたもの。今回は、司祭のカメルレンゴ役でユアン・マクレガーも出演しており、前回にも増して期待度は高いようだ。

また限定公開作品としては、エイドリアン・ブロディ、レイチェル・ワイズ、そして菊池凛子も出演するクライム・コメディー『The Brothers Bloom』、ウッディ・ハレルソン、ジェニファー・アニストン主演のロマコメ『Management』、そして、2007年にカンヌ映画祭でも上映された松本人志の初監督作『大日本人』が、『Big Man Japan』として限定公開される。『おくりびと』がアカデミー賞外国語作品賞を受賞し日本映画が注目を浴びているアメリカで、まっちゃん・パワーがどこまで通じるか注目だ。



2009年5月 7日 (木)

USランキング 2009年5月1日~5月3日

RankPre.作品名
1 NEW 『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』(X-Men Origins: Wolverine)
出演:ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー 監督:ギャヴィン・フッド
2 NEW Ghosts of Girlfriends Past
出演:マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー 監督:マーク・ウォーターズ
3 1 Obsessed
出演・ビヨンセ・ノウルズ 監督:スティーヴ・シル
4 2 『セブンティーン・アゲイン』(17 Again)
出演:ザック・エフロン 監督:バー・スティアーズ
5 6 『モンスターVSエイリアン』(Monsters vs. Aliens)
出演:リース・ウィザースプーン(声) 監督:ロブ・レターマン コンラッド・ヴァーノン
6 4 『路上のソリスト』(The Soloist)
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジェイミー・フォックス 監督:ジョー・ライト
7 5 『アース』(Earth)
監督:アラステア・フォザーギル&マーク・リンフィールド
8 8 Hannah Montana The Movie
出演:マイリー・サイラス 監督:ピーター・チョルソム
9 3 Fighting
出演:チャニング・テイタム テレンス・ハワード 監督:ディート・モンティエル
10 7 『消されたヘッドライン』(State of Play)
出演:ラッセル・クロウ、ベン・アフレック 監督:ケヴィン・レイノルズ
“『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』が、予想を大きく上回り首位!”

本格的なサマー・シーズンに突入した今週末、「Xマン」シリーズのスピンオフ映画『ウルヴァリン/X-MEN ZERO』が公開され、予想を上回る8,506万ドルと好成績をきった。「Xマン」シリーズと比較すると、シリーズ第1弾『X-MEN』のオープニングは 5447万ドル、第2弾『X-MEN 2』が8558万ドル、そして『X-MEN:ファイナルディシジョン』は1億万ドル以上を稼ぎ出しているが、スピンオフ映画であることや、シリーズの出演者がヒュー・ジャックマンのみとなっていることから、単純な比較はできないため、スタジオ側は7000~8000万ドルの数字を見込んでいたようだ。また昨年の同時期に公開された『アイアンマン』のオープニングは9860万ドルだったが、上述の理由のほかに事前に作品がネットで不正流失された事実や、批評家の評判がボロボロだったことを考慮に入れれば、かなり立派な数字といえそうだ。

2位に初登場を果たしたのは、ロマコメ王子マシュー・マコノヒーとジェニファー・ガーナーの『Ghosts of Girlfriends』の1,541万ドル。またまたマコノヒーが自由奔放なプレーボーイを演じているが、批評家からの評判も悪い上に、そろそろ観客もこのパターンを見飽きたようで、数字が伸び悩んだ。

3位は、先週の1位からランクダウンしたビヨンセ主演のサスペンス・スリラー『Obsessed』の1,205万ドル、

4位は、公開3週目で大失速し、先週の2位からランクダウンした『セブンティーン・アゲイン』の646万ドル。

そして5位は、先週の6位から再浮上を果たしたアニメ『モンスターVSエイリアン』の580万ドル。公開6週目で1億8,241万ドルと
着実に数字を積み上げている。

<来週の見どころ>
人気テレビシリーズとしてお馴染みの『Star Trek』が公開される。「スター・ウォーズ」シリーズなどと同様に、シリーズ前編ともいえる内容でカーク船長が誕生する過去が明かされるが、同作になじみがない若い世代にも楽しめる作りになっていることや、ただのCG超大作ではなくストーリー性も高いとなかなかの評判で、どこまで数字がのばせるかが楽しみだ。

その他限定公開作品としては、メキシコの2大スター、ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナが兄弟役を演じるコメディ・ドラマ『Rudo y Cursi』や、『トワイライト~恋人~』で一躍ティーンのアイドルになったロバート・パティンソンが、全裸でスペインの天才画家サルバドール・ダリに挑む『Little Ashes』などが公開される。





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