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2021年11月 4日 (木)

『CUBE 一度入ったら、最後』斎藤工&清水康彦が『CUBE』を語り尽くす!劇中では明かされない裏設定も明らかに!ティーチイン付き上映会

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1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督による映画「CUBE」。密室ものの先駆けとして、世界中でカルト的人気を誇るこの作品を、日本を代表する実力派俳優陣により、ヴィンチェンゾ・ナタリ初の公認リメイクとして絶賛公開中となっている。主演の菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎と日本屈指の名優たちが勢揃い!11月3日、斎藤工と清水康彦監督によるティーチイン付き上映会が実施された。


斎藤は「井手寛を演じました斎藤工です。本日はたくさんの映画の中から『CUBE』を選んでくださってありがとうございます。今日は僕と監督で映画の裏側を色々とお話しできればと思います。宜しくお願い致します」と挨拶。清水監督は「監督を務めました清水康彦です。今日は斎藤さんと僕でしか出てこないような話をできたらと思います。宜しくお願い致します」と挨拶した。


今回のイベントは上映後ティーチインイベントということで、映画を観に来たお客さんから質問を募った。質問と斎藤、清水監督の回答は以下の通り。

Q1:井手さんには奥さんがいると思う。公開前日のSNSにも「今日は早く帰って妻と夕飯を食べよう」と書いてあったが、そこから更新がなかった。井手さんCUBEに入る前に奥さんに会えたのでしょうか?また、奥さんはどうしてしまったのか?あと左腕の傷も気になりました。


斎藤:実は台本にはもう少しわかりやすく書いてあって、監督やプロデューサーと話した裏設定もあるんですけど、井手の奥さんは病気で、死期が近いんです。映画では語られないし、見えない部分なんです。でも菅田さん演じた後藤は、やり取りの中で言葉じゃない何かを感じてくれました。事細かに説明はしていないけど状況が伝わって、そこで絆が生まれたと思いました。


清水監督:当初はもっとやりとりがあったんですよね。でも表情だけで察するという、その方が想像が湧くんじゃないかなとみんなで話したんです。左腕を怪我をしてたっていうのは、後藤たちよりも前からトラップを掻い潜ったりしたから。井手には「奥さんに会いに行かなきゃいけない」という明確な目的があるけど、間に合わないかも知れない。だから自暴自棄に急いでいるんです。


斎藤:僕は、腕の傷は柄本時生にやられたと思っています(笑)


Q2:清水監督が血のついた物体をみるとえづいてしまうことを初めて知ったんですけど、前作『MANRIKI』と本作ではどっちが血の量が多かったですか?


清水監督:僕がえづいているを見てどう思いました?


斎藤:パフォーマンスだと思いました (笑)


清水監督:この映画のラストシーンの撮影の時に克服したんですよ。今までなんで嗚咽してたのか理解してなくて、血のことを想像して気持ち悪くなっていたのか・・・そこで血糊を舐めさせてもらったんですけど、そしたらコーヒーの味がして。それで克服しました 。


斎藤:口に入れても平気なやつだったんですよね(笑)


Q3:主題歌を務めた星野源さんとのエピソードを教えてください


清水監督:公開初日に挨拶をすることができまして、「この映画に相応しいエッジの効いたかっこいい曲を作ってもらってありがとうございます」って伝えました。そしたら「登壇前から緊張してますよね」って言われて、2人で笑ってました。


斎藤:前にオンラインで会った時に英語を勉強したいって話をお互いにしてて、僕がドラえもんのコミックの英語版をお勧めしたら、その場で購入してましたね(笑)今回も主題歌で関わって頂いてありがとうございますって話もしました。ただ、オンラインでしか会ったことがないので、いつかは実際にお会いしたいなと思っています。


Q4:今日が二度目の鑑賞です。斎藤さんはCUBEシリーズの大ファンだと伺っていますが、原作の好きな部分と、本作の見どころを教えて頂きたいです。清水監督には、今回のリメイクにあたり、あえて全年齢対象にしたのは何故か聞きたいです。


斎藤:シリーズというよりはヴィンチェンゾが作ったオリジナル版の衝撃を今でも覚えていて。劇場っていう空間とCUBEという作品がこんなにも一致するのかと。あと当時はハリウッド大作映画が全盛の時代だったんですけど、映画は予算じゃない、アイデアだとオリジナル版を観て強く感じました。日本で言うと一幕物の舞台のようなアイデアかなと思います。照明などを工夫して、同じ空間なのに違う空間に見える、小劇場的なロジックがある作品なので、この映画もコンパクトな劇場で見ると、お客さん自身が7人目のキャラクター的な感覚を味わえると思います。

清水監督:今回いろんな人に見てもらおうと思って全年齢対象で映画を作りました。僕も斎藤さんと同じように、若い頃オリジナル版を観て、人間がこんな風になっちゃうんだって受け止めていたんです。なので自分がこの作品を引き受けたときに、環境が変わってしまった時の人間の動きだったり、見たことのない自分自身の一面と向き合う、これがCUBEのテーマだと勝手に思っていました。今回全国で映画を流してもらって、年齢とかも関係なく、自分自身と向き合うこととか、環境が変わっても大切なことが同じだっていうテーマを日本の全員と共有したかったんです。

斎藤:日本映画のコンプライスも変化しているんですよね。90年代にできたことが2000年代にできなくなったり、テレビもそうだけど、実は映画表現も厳しくなってきてる事実があるんです。


ここで斎藤工が映画の撮影時に撮っていたメイキング動画をお披露目することに。それを聞いた「ここで観るの?」と斎藤は苦笑い。動画には斎藤が持参した健康グッズを使って遊ぶ菅田将暉の様子や、共演者からプレゼントを貰って喜んでいる田代輝の様子が収められていた。

斎藤工が撮影したメイキング動画は11月5日より一部の劇場で、指定のQRコードを読み取るとスマートフォンやタブレットで見ることが出来る。また、ヴィンチェンゾ・ナタリからの特別コメントも、同じQRコードで視聴可能となる。

最後に清水監督と斎藤がそれぞれ挨拶。清水は「この時期になると2回か3回観て頂いた方もいらっしゃると思うんですけど、この映画は観る度に感じることが変わる映画だと思います。今日も色んなことを感じて、お家に帰ってもらえたらと思います。今日はありがとうございました」、


斎藤は「リメイク作品というのは、色んな壁があると思います。この映画についても色んな評価があると思いますが、今日の感想もぜひ言葉にしてほしいです。この映画を観て思ったことを、ご自身の純粋な言葉にしていただけたら嬉しいなと思いますし、映画は賞味期限がないと心から思います。それは今日皆さんが劇場に来てくださって、この空間を一緒に作ってくださったからです。これからも観たい映画を劇場で見ていただければと思います」とそれぞれが語り、イベントは締めくくられた。

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『CUBE 一度入ったら、最後』

2021年10月22日より全国にて
配給:松竹
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/cube/
(C)2021「CUBE」製作委員会

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