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2021年9月13日 (月)

何を考えているかわからない黒木華に汗だくで翻弄される柄本佑「自然と不安な気持ちになり身を任せていました」『先生、私の隣に座っていただけませんか?』公開記念舞台挨拶

日時:9月11日(土)
会場:新宿ピカデリー シアター1
登壇者:黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュン、堀江貴大監督
MC:mic

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黒木華・柄本佑がダブル主演を務める、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』のがついに公開を迎え、11日に公開記念舞台挨拶が新宿ピカデリーで行われ、主演の黒木華、柄本佑、共演の金子大地、奈緒、風吹ジュン、そして堀江貴大監督が揃って登壇した。


不倫した夫と漫画家の妻の姿をコミカルに描いた本作だが、堀江監督は「脚本を書くとき、まさに二転三転という言葉通り、先読みのできない展開の物語にしたいなと思いました。佐和子(黒木)の描いている漫画が本当なのかウソなのか? 夫の俊夫(柄本)が翻弄されていき、お客さんにも心地よい混乱を生み出せるような物語にしようと思いました」と語る。

黒木は、柄本と結婚5年目の夫婦を演じたが「違和感なく(柄本の)そばにいることができたと思います。『いるな』と思いながら、互いを変に意識せずにいられた」と語り、柄本も「僕も同じ印象で、すんなり夫婦の感じを出せたなと思います。役柄の話とかはほとんどせず、漫画の話とか世間話をする方がお芝居につながっていたのかも」と自然体のままで夫婦でいられたと振り返る。

柄本が演じる俊夫は、佐和子の担当編集の千佳(奈緒)と不倫をしており、観客に嫌われそうな役どころなのだが、どこか不思議な憎めなさを醸し出している。柄本は「とにかく、俊夫が100%よくないんです。こんな事態を起こしてるから(苦笑)。でも、監督と最初に話をして、ただの悪人じゃなく、観終わった方が『しょうがねぇヤツだな…』と人間的な方向に落とし込めたらと思っていました」と語る。それに対し堀江監督は「俊夫が悪いんですけど、断罪はしたくない。こんな愛すべきキャラになったのは、柄本さんが演じてくださったおかげ」と柄本を称えたが、柄本は「黒木さんのシルエットというか…ホントに何考えてるのかわかんないんです。なので、身を任せて黒木さんを見てれば、こちらが自然と不安になるし、汗がにじむんですね(笑)。引っ張っていただいたのは、黒木さんによる部分が大きいかなと思います」と感謝の気持ちを口にしていた。

一方で、黒木は奈緒が演じる編集者・千佳のパーソナリティに言及。「あっけらかんとしてて『これは、俊夫さんが(千佳の元に)行ってしまうだろうなと思わせる説得力があった」と語り、柄本も「撮影現場でも『結局、一番楽しんでるのは千佳じゃないか?』という話になった」と黒木の指摘に同意し「こんなに健康的に不倫する人いるんだ? 爽やかな不倫だなと思いました(笑)」と感嘆する。

その千佳を演じた奈緒は当初、不倫相手の女性役と聞いて「どういう女の子なのかな?」と思ったそうだが「こんな不倫相手は見たことない! というくらい、違うベクトルで突っ走ってる子でした」と笑う。「(演じていて)すごく楽しかったですけど、楽しめたのは黒木さんと柄本さんに受け止めてもらえて自由にやれたからです。黒木さんとの対面シーンは、本当に佐和子先生が何を考えてるかわかんなくて、俊夫さんは冷や汗かもしれないけど、千佳としては担当編集者として嬉しくなる、ワクワクする感じで、お芝居してて楽しかったです」と振り返った。

金子は自動車教習所の新谷を演じたが「本読みをして、監督に新谷のことを聞いたら『現実にいるかどうかわからない青年をやってくれ」と言われまして…。佐和子が漫画を描いているので『漫画から飛び出したような?』と聞いたら『いや、そうじゃない』と言われ、どういうことなんだろ…? と(苦笑)。でも、ギリギリまで監督が寄り添ってくださって演じられたかなと思います」と充実した表情を見せた。


佐和子の母を演じた風吹は、撮影を振り返り「現場がなごやかで、合宿のようでした。柄本さんの人柄も大きかったと思うけど、畳のところにいると和やかでおうちにいるみたいでした。懐かしいです」と笑顔で振り返った。


コミカルな展開ながらもゾクッとするような物語にちなんで、キャスト陣に「ゾクゾクっとした体験」を尋ねると、様々な“ゾクゾク”エピソードが…。黒木は「子どもの頃、車の後部座席に座っていたら大きいおじいさんの顔が火の玉と一緒に浮かんでいて…」というガチな心霊体験を告白し、これには共演陣も騒然!

柄本は「仕事柄、地方に行くことが多々あって、ホテルに泊まるんですけど、『額縁の後ろは見ない方がいい』とかよく言うじゃないですか? そのときは、魔が差してしまって、額縁の後ろを見てみたら紙が挟まっていて、開けたら『何で見たの?』と書いてあったんです。全部開いてみたら、修学旅行の高校生のイタズラだったんですけど、1時間くらいバクバクしてました」と苦笑交じりに自らの体験を明かした。

金子は「1~2週間ほど、地方に撮影に行って帰ったとき、クーラーがつけっぱなしで…。めっちゃヒヤッとしました、いろんな意味で(笑)」と語り、会場は笑いに包まれる。風吹は最近、入った飲食店で隣のテーブルの客が「食事が終わってもずっとマスクせずにトークをしてて…(苦笑)」とこのご時勢ならではのリアルな“ゾクゾク”体験を明かす。奈緒は、地元・福岡にあるお気に入りの店に関するエピソードを告白。「小さい頃から通っている、地元の大切なお店なんですけど、その店の話をしている時に風吹さんから連絡をいただいて、ちょうど風吹さんがその店にいらしたんです。風吹さん、すごい! とゾクッとして嬉しくなりました」と嬉しい“ゾクッ”を明かしてくれた。

舞台挨拶の最後に柄本は、本作が昨年の緊急事態宣言明けの最初の仕事だったことを明かし「キャスト、スタッフ一丸となって作りました」と力強く語り、黒木も「不安定な状態の中で撮ったこの作品をみなさんに観ていただけるようになったのは感慨深いです。まだまだ不安な中、こうして観ていただけること、本当にありがたく思います。いろんな捉え方ができる作品なので、何度でも見ていただければと思います」と呼びかけ、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。

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『先生、私の隣に座っていただけませんか?』

2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて
配給:ファントム・フィルム
公式HP:https://www.phantom-film.com/watatona /
(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会

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