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2021年9月14日 (火)

『空白』第34回東京国際映画祭にて𠮷田恵輔監督特集決定!!

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9月23日(木・祝)公開の古田新太主演、松坂桃李共演の『空白』(配給:スターサンズ/KADOKAWA)。10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭で𠮷田恵輔監督特集が実施されることが決定した。



 映画『空白』は、第43回日本アカデミー賞三冠を獲得した『新聞記者』(19)、現実の祖父母殺人事件にインスパイアされた『MOTHER マザー』(20)、その他、『ヤクザと家族』(20)など、意欲的・挑戦的なテーマの作品を次々と生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画、『ヒメアノ〜ル』(16)、『愛しのアイリーン』(18)、『BLUE/ブルー』(21)など衝撃とともにその才能を見せつけた𠮷田恵輔とタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」、そして「赦し」を映し出す𠮷田恵輔監督・オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンスである。


 物語は、中学生の万引き未遂から始まる。中学生の少女がスーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれて死亡してしまった。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化していく。誰が加害者で、誰が被害者か。誰もが当事者になりうる物語。心の空白は埋められるのかー。

観る者の心臓をあわだてる悪夢のような父親・添田充に、劇団☆新感線の看板役者で、世界にただ一つの存在感を打ち立てた古田新太、7年ぶりの主演作に挑む。土下座しても泣いても決して許されず、人生を握りつぶされていくスーパーの店長・青柳直人に、『新聞記者』でアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた松坂桃李。本作が初共演となる古田新太と松坂桃李の息もつかせない圧巻の競演が襲いかかってくる。その他のキャストに、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、そして寺島しのぶ。実力派俳優から、新しい才能が眩しい若手まで、多面的な輝きで魅了する共演者が揃った。

そしてこの度、第34回東京国際映画祭にて、𠮷田恵輔監督特集が組まれることが発表となった。
東京国際映画祭では、昨年までは「Japan Now」部門として現在の日本を代表する邦画作品を紹介してきたが、今年から「Nippon Cinema Now」部門と名称を改め、より多様性に富んだ邦画作品を世界に向けて紹介していく。「Japan Now」部門では、今一番海外へ紹介したい映画人として、これまでは原田眞人監督、岩井俊二監督、安藤サクラさん、蒼井優さん、満島ひかりさん、宮﨑あおいさんら女優4名、役所広司さん、大林宜彦監督、深田晃司監督といった、既に映画界の第一線で活躍してきていた映画人を特集してきましたが、今年はこれから世界に打って出るであろうアップライジングな新しい才能に焦点をあてる形で特集を組む。その白羽の矢が立ったのが、9月23日(木・祝)に注目の最新作『空白』の公開を控える𠮷田恵輔監督。近年『ヒメアノ〜ル』(2016年)、『犬猿』 (2018年)、『愛しのアイリーン』 (2018年)、『BLUE/ブルー』(2021年)と精力的に作品を発表し、かつ、そのいずれの作品も観る人の心を強く揺さぶる衝撃作となっており、ストーカー、兄弟姉妹、国際結婚、ボクシング、加害者被害者、それぞれの土壌で燻し出される人間関係の狂気ともいえる純粋さ、もしくは純粋なまでの狂気を映画的な視線で描き切るその才能は、今後間違いなく国内外の映画祭で注目されるであろう監督である。


今回の特集では『空白』を始め『ヒメアノ~ル』『BLUE/ブルー』などの作品が上映される予定。

■コメント
𠮷田恵輔監督:
映画監督を目指して頑張っていた頃、東京国際映画祭は客として観に行くものでした。そこで自分の作品が上映されるとは夢にも思わなかったです。これは夢が叶ったと言っていいですよね? 嬉しくて泣いてます。しかも特集上映とは嬉しくてお漏らししてます。

第34回東京国際映画祭プログラミング・ディレクター 市山尚三:
𠮷田恵輔の映画を最初に見たのは『ヒメアノ~ル』だった。こんな凄い映画を撮る監督がいたのか、と過去作をさかのぼり、それまで見ていなかったことを恥じた。ごくありふれた人々からここまでのドラマを引き出す力はただ事ではない。『Blue/ブルー』、『空白』という2本の傑作が公開される2021年、この特集を組めたことは大きな喜びである。

映画祭プログラマー、キュレーター ジョヴァンナ・フルヴィ:
Kuhaku (Intolerance) is a very strong film, with a very good script, good editing and acting.
(『空白』は素晴らしい脚本、編集、演技に裏打ちされた、とても強烈な作品です)

The Japan Times シニア映画批評家、マーク・シリング:
“Intolerance” uses a tragic accident, with no one really to blame, to investigate not only how the mass media preys and the local community shuns – both all-too-familiar tropes in Japanese films – but how the process of grieving and forgiveness truly works, without painting the participants purely wrong or right. Like Yoshida’s previous films it traffics in extreme acts and emotions, but with subtlety and nuance and, for even the weak-spirited and wrong-headed, insight and compassion.
(『空白』は誰も責められない悲劇的な事故を舞台に、邦画ではなじみ深い題材である、いかにマスメディアが餌食にし、いかに地域社会が疎外するかということを掘り下げるだけでなく、悲しみと許しのプロセスがどのように進んでいくのかを、関係者を単に善悪で描くことなく、上手く表現しています。吉田監督の過去作品のように、本作は極端な行動と感情が行き来しつつ、繊細でニュアンスがあり、弱気でひねくれものでさえ、洞察と思いやりがあります)


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『空白』

2021年9月23日 より 全国にて
配給:スターサンズ、KADOKAWA
公式HP:https://kuhaku-movie.com/
(C) 2021『空白』製作委員会

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