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2020年10月 5日 (月)

ムヒカを描く多くの映画がある中で見つけた自分にしか描けない「日本とムヒカ」というテーマ 田部井監督&大島プロデューサーによる初日舞台挨拶を開催!『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』

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第 40 代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカを日本人若手監督が追ったドキュメンタリー映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』が、 10 月 2 日(金)より公開となり、舞台挨拶が行われた。


本作は、テレビ番組の取材でムヒカにインタビューした田部井監督が、その後も取材を重ね、彼の生き方や言葉に触れながらムヒカと日本の知られざる関係を紐解いていく感動のドキュメンタリー。上映終了後、フジテレビ宮澤智アナウンサーの呼び込みと来場者の暖かい拍手に迎えられて田部井一真監督と大島新プロデューサーが登壇し、舞台挨拶がスタート。普段はフジテレビで情報番組の編集長を務めている田部井監督は、少し緊張した様子で「冒頭から頼りない監督が出てきて心配されている方も多いと思いますが、98 分間お付き合いいただきありがとうございます」と自身の初監督作を鑑賞した来場者へ感謝の思いを表した。大ヒットロングラン公開中の映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』を監督し、本作ではプロデューサーを務めた大島氏は「監督の熱い思いに心打たれ、是非力になりたいと思い参加しました」と挨拶。


始めは「Mr.サンデー」で取材したことをきっかけにムヒカに惚れ込み、映画化にまで至った経緯について聞かれると、田部井監督は「番組の企画で、ムヒカの存在を広く伝えることはできたが、彼を消費しているようで悔しかった」と語り、「どうしてもリベンジして本当に自分がやりたい形で伝えたいという気持ちがあり、映画化に向けて動き出した」と話した。テレビと映画の両方でドキュメンタリーを制作している大島プロデューサーは、二つの違いについて聞かれると「テレビはチャンネルを変えられてしまうかもしれないという恐怖から、次々と情報を詰め込んでいく傾向にあるが、映画の場合はよっぽどのことがない限り最後まで観てくれる観客ばかりだから、より深くたっぷりと伝えることができる」と分析。一方で田部井監督は、今春日本でも公開したエミール・クストリッツァ監督によるドキュメンタリー『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』や、ムヒカの投獄生活を描いた NETFLIX の劇映画「12 年の長い夜」など、ムヒカの波乱万丈な人生を題材にした作品が他にもあることを踏まえ、「世界中で名だたる監督がムヒカの映画を作っている中で自分には何ができるのか考えたとき、花を介して日本と交流したということを知って心を動かされ、“日本とムヒカ”という形であれば成立すると感じた」と自身にしか映せないムヒカの一面を映し出していることを主張。


続いて、田部井監督は実際に会ったムヒカの印象について聞かれ、「“世界でいちばん貧しい大統領”というのは名コピーだと思うが、それ以外にもあらゆる面がある」とし、「花を愛する農夫の側面、ゲリラ戦士としての面、古代の哲学者のように博識な面など多面性がありつつも、根底にある、政治家としての背骨がある体温を持った言葉は揺るぎないと感じた」と 5 年間取材を続けたからこそ分かる姿を明かした。『なぜ君は総理大臣になれないのか』で国会議員の小川淳也氏を取材した大島プロデューサーは、国のリーダーとしてのムヒカについて聞かれると「このコロナの時代によって指導者の言葉・振る舞いが試され、国のトップがどういう人かというのは命に関わるということを我々は経験することになった」と述べ、「自国ファーストの指導者が増えている中、自国の人のためだけでなく、世界全体のために物事を調べているからこそ、人の心を打った」とムヒカの視野の広さを語った。


さらに田部井監督は、来日したムヒカが日本をどのように見ていたかについて「日本人がどういう道を歩んで今の文化・生活があるのかという真相を知りたがっていた」と言い、来日後には「表面的には制度化していても、根っこの部分はあり、それを日本人自身が見つめ直す必要があると言っていた」と説明。最後に田部井監督が「ムヒカを見ることで、自分自身を見つめ直すきっかけになり、少しでも誰かの背中を押せる作品なればいい」とした上で「僕のメッセージ以上に、まずは皆さんがどう感じたのか聞きたいので、僕に直接でも友人にでも話してくれたら嬉しい」とまとめ、大盛況の中で初日舞台挨拶を終えた。

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『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』

2020年10月2日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開
配給:KADOKAWA
公式HP:https://jose-mujica.com/
(C)2020「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」製作委員会

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