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2019年12月 3日 (火)

安野希世乃、LiLiCo 登壇『幸福路のチー』舞台挨拶

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台湾映画史上初の快挙を続ける長編アニメーション『幸福路(こうふくろ)のチー』が新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他で絶賛公開中だ。12月1日(日)に日本語吹き替え版キャスト、安野希世乃、LiLiCo が登壇し、ヒット御礼舞台挨拶が開催された。


別々の収録だったため、今日が初対面だという 2 人。LiLiCo はチー役の安野を見て、「同じ女性でもだいぶ違うところにいるタイプの女性ですよね(笑)。美しくてジロジロ見ちゃいました」という一言から始まり早速会場には大きな笑いが起こった。

「“抜き撮り”だったので、一日だけベティ役の高森さんと掛け合いさせていただきましたが、ひとりで撮るシーンがほとんどでした」という安野に、「“抜き撮り”...。あ、すみません(笑)。いいですね~“抜き撮り”(笑)」と答えると会場大爆笑。自分も一人の収録だったという LiLiCo は「でもおばあちゃんは一人がいいのよ。いつも私のおばあちゃんも言ってました「一人でいいのよ」って」と自身のおばあちゃんの名言を披露。


LiLiCoのおばあちゃん役はどうだったかという質問が飛ぶと、安野が一言「すごく味わいのあるおじいちゃん...。あ、おじいちゃんじゃなかった!(笑)」。すかさず「おじいちゃんじゃないわよ!!」という LiLiCo のツッコミで会場は今日一番の爆笑の渦に。「でも私もよく自分で言ってちゃうんだけどね。「私がおじいちゃんになったら...」って」とフォロー(?)する LiLiCo 。安野は「すみません~!!」と反省しきりでしたが、「いいのいいの。前世が葛飾のおじいちゃんだったから(笑)。飲みすぎて早死にしたと思います」とテンポの良い掛け合いが続いた。


気を取り直して、LiLiCo のおばあちゃん役は「100 年前から知っていたような、安心感のあるお声をしていて、最初のシーンからわあーと胸に響きました」と可愛らしい声で安野が言うと、LiLiCo からは「(安野さんの)声が可愛くて可愛くて...。正直、チー役やりたいじゃん(笑)。でも生まれたときからこの声だから無理だってわかるのね。声優は長くやらせていただいてますが、いつも性格の悪い男の子とかの役ばっかりだったので、今回は女性役というだけで嬉しいです」と応えた。


現在ヒット中の『冴えない彼女の育てかた』の加藤恵役など数多くのキャラクターの声を演じてきた安野。意外にも長編映画の主演は初めてだったそうで、「こんなにしっかりと一人の人生を演じきったのは初めてで。オリジナル版は、子供のチー役は子役が演じていたのですが、日本語版は大人のチーも子供のチーも安野さんにまるっとお願いしますと聞いて、できるかな~とドキドキでした。普段から子供役が多くくるわけではなかったので不安でしたが、でも全力で務めさせていただきました」と今回の大役に挑んだ気持ちを話した。一人で両方のチーを演じたことに LiLiCo は「すごいねえ!だからこっちには(チー役の話が)こなかったんだね。こんな声の子供いないもんね」と話し、会場はまた笑いに包まれた。

「でも子供のチーの第一声を発した時に、監督に「もうちょっと若くできますか」と言われて!思わず「んん...!」と黙ってしまったら「あ、大丈夫でーす」と言われてしまいました(笑)」と安野が明かすと、話しは吹き替え版の収録裏話に。


「吹き替え版を作るとき、吹き替え版の監督というのがいるんですけど毎回怖いんですよね。一番最初に声出すときはすごく緊張する。収録までに何回も映画を観て、こんな感じかなと練習してきたのを、たくさんのお偉いさんの前でやるわけですよ。第一声を出して、「ちょっと待ってください」と言われてしばらく沈黙の中待たされる。「はい OK でーす」となるんだけど、あの静けさはなんなの...って。絶対一回悪口言ってんじゃないってね(笑) 声優さんはみんなこの緊張を経験しますよね」と LiLiCo の話に、安野も「そうそう!!ドキドキですよね!」と共感。今回 LiLiCo は声のパターンを 3 つ用意していたとその意気込みを披露。「今後、私すべてのおばあちゃん役狙ってますんで!」と野望を口に。「夢が叶うまでに 20 年はかかるというけど、私は声優を始めて 22 年くらい。やっとおばあちゃん役が来たなと思いました。だから今後おばあちゃん役が来ても受けないでね。私に回して」と凄む LiLiCo に安野は笑顔で応えた。

「この映画は絵のタッチがすごく面白い。絵がシンプルだからこそストーリーがストレートに伝わってくるんです」プロモーションで来日したソン監督にも会ったという LiLiCo はその印象を語った。「監督は、実際にはおばあちゃんとは仲良くなかったと言ってましたね。そこが映画のストーリーとは違うところと。また妄想とリアルの世界は違うタッチで描いていたり、この映画は絵のタッチがすごく面白い。監督はそこにとてもこだわりは持っていて、アニメーターとたくさん話し合ったという話をしてくれました。そういうのを聞いてすごく強い女性だなと思いました。やはり成功するには強くないとダメですね。でも絵がシンプルだからこそストーリーがストレートに伝わってくるんです」というと、安野も「私も、すごく自分を投影しやすいなと思いました。チーの子供時代、私もこんな感じだったなって。みんな私だなって。観た人みんなが自分を重ね合わせられるような作風ですよね」と、素朴で温かみのある絵のタッチを絶賛した。

LiLiCo は映画をこう締めくくった。「文化も違うけど、みんなの中に「チー」がいる。映画は昔夢見ていた自分になれているか、というのがテーマ。わたしもやっとここ数年は「子供のころの夢はなんでしたか?」と聞かれて「今の自分」と答えられるようになったんです。もし子供の頃に思い描いた自分になれている人が観たら「よく頑張ったね」と自分を褒めてほしい。なれていなかったら「もうちょっと頑張ってみようかな」と思える素敵な映画です。年末に自分の人生を見つめなおす素敵なメッセージをもらえます」。


一方安野は「一つ一つやり続けることでやりたいことに手が届いたり、叶えていける夢もたくさんあるんだなと思います。子供の頃のチーもたくさん夢がありましたが、その通りになっていなくても自分の足元を踏みしめて歩いて、いろんな人との出会いや経験を通して今の自分を好きだって思える、今の自分を認められるようになるんだなと思いました」と語りった。


そして最後にはそれぞれのおばあちゃんの話に。アニメーションでこんなに泣いたのは初めてという LiLiCo は、実は今日、おばあちゃんが生前編んでくれたニットを着てきたとのこと。「映画を観ておばあちゃんを思い出すことばかりでした。ストーリーと自分を重ね合わせたときに「ここまでよくきたな」と思いましたね。芸能界に入りたい私に、おばあちゃんが、なにがあっても言い訳しないで頑張れるならば日本に来ていいよと言ってくれた。それで日本にやってきたんです。今年デビュー30 周年だったんですが、ちょうどいいときにおばあちゃん役をいただいた。映画みたいに、おばあちゃんはいつも私の傍にいるんです。声が聞こえる時があるの。生前よく言っていたのが「毎日同じ道を通って帰ってこないで。駅から家まで毎日違う道を歩いたら新しい発見がある。365 個一年で賢くなれる」ってこと。今は SNS があって新しい情報はすぐに入ってくるけど、実際にそこに行くことってすごく大事ですよね。まさに映画の中でチーのおばあちゃんがチーに言う感動的なセリフ“心の目で見るんだよ”というおばあちゃんの言葉に重なるエピソードを明かした。


また安野は「私もおばあちゃんには教えてもらったことたくさんあります。だからまだ元気なうちに宮城の田舎に帰っておばあちゃん孝行しなきゃなという気持ちになりました」と語った。

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『幸福路のチー』

2019年11月29日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開
配給:クレストインターナショナル
公式HP:http://onhappinessroad.net/
(C)Happiness Road Productions Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.

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