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2019年11月 5日 (火)

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』【特別先行版】ワールドプレミア のん、岩井七世、片渕須直監督、コトリンゴ登壇!

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アニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(12月20日全国公開)の【特別先行版】ワールドプレミアが11月14日、東京・六本木で開催中の第32回東京国際映画祭で行われ、のん、岩井七世、コトリンゴ、片渕須直監督が出席した。

国内外で70以上の賞を受賞したアニメーション映画『この世界の片隅に』に、250カットを超える新たなエピソードを追加した新作。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向き、日々の暮らしを紡いでいく女性・すず(のん)の姿を描く。


2016年の同映画祭で『この世界の片隅に』が上映されたことに触れて片渕監督は「3年ぶりに帰ってきた気分」と凱旋を喜び「長い映画ですが、実はまだ途中です。あと数分長くなります。もっと長いすずさんの人生をこの映画を通して感じていただければ」と劇場公開時のさらなるシーンの追加を予告し、驚きと共にファンを喜ばせた。


すず役ののんは「期間を置いてから同じ役に挑むのは初めての経験。緊張したけれど、前作や原作を読み直して、すずという役柄や新しいシーンに対してどう解釈するかを考えていくうちに、すずさんの皮膚感が蘇ってきました」と報告し「片渕監督には信頼を置いているので、収録ではしっかりと強い気持ちで臨むことができました」と手応えを口にした。


白木リン役の岩井は「前作から3年経って、新しく入ったシーンを楽しみにしていたし、自分で舞台である呉を訪れたり、前作を10回くらい映画館で観たり。作品のファンでもあるのでアフレコ収録は緊張しましたが、気張らず、監督の演出に耳を傾けていました」と思い入れを明かした。


音楽担当のコトリンゴは、新たな楽曲提供のほか、エンディング曲「たんぽぽ」をアレンジした。コトリンゴは「再録にあたり『たんぽぽ』は聴いたイメージを変えないように意識しつつ、完結という名残惜しい重厚感を出したかった」と狙いを説明しながらも、片渕監督に「これで本当に完結…なんですよね!?」と確認して笑わせた。


新たなシーンが追加されたことで、リンと周作(細谷佳正)の秘密が描かれることになる。この展開にのんは「複雑な気持ちになりました」とすずの気持ちに寄り添いながら「すずさんにとって、リンさんの存在はとても大きいことがわかるシーンが沢山あります。突然嫁いだ呉でリンさんはすずさんに、『絵を描いてほしい』と言ってくれたはじめての人で、すずさんはもともと自分の中にあるものを認めてもらえたということを心の拠り所にしていました。なのでリンさんと周作さんの秘密は、すずさんにとってどこに感情を置けばいいのか、戸惑っている気がしました。リンさんが大切だからこその戸惑いですね」とすずの心境を代弁。


演じる上では「それは複雑な部分で難しいと思ったけれど、スタジオに入って監督に演出してもらって理解していきました。自分自身も気づけることもあって、再び役に挑むことができました」と収録を振り返った。そして最後にのんは、12月の劇場公開に向けて「新たな気持ちで観ることのできる映画になりました。沢山の人におススメしてほしいです」と期待を込めていた。

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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

2019年12月20日より全国にて
配給:東京テアトル
公式HP:http://ikutsumono-katasumini.jp/
(C)2019 こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会

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