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2018年11月 5日 (月)

『女王陛下のお気に入り』アメリカ公開に先駆け最速上映開催!観れば観るほど完成度の高い作品と大絶賛!第31回東京国際映画祭トーク/Q&Aイベント

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今最も注目されるギリシャの鬼才、ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』が、2019年2月より全国ロードショーとなる。11月1日に第31回東京国際映画祭トーク/Q&Aイベントが開催された。

監督は『ロブスター』でカンヌ映画祭 審査員賞、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』でカンヌ映画祭 脚本賞を受賞したヨルゴス・ランティモス。主演は、第75回ベネチア国際映画祭で主演女優賞を受賞し、過去作でもゴールデン・グローブ賞/エミー賞に輝く名女優オリヴィア・コールマン。病身で気まぐれな虚弱な女王アンを熱演する。絶大な権力を振るう女王の幼なじみレディ・サラには、第22回ハリウッド映画賞で助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズ。貴族への返り咲きを狙う女官アビゲイルには、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞(R)主演女優賞を受賞し、最新作『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』でもさらなる新境地を開いたエマ・ストーン。美しい宮廷を舞台に巻き起こる、三人の女たちの複雑な関係性を、豪奢なセットと美術品のように美しい衣裳とともに華麗に描きだし、全世界で大喝采を浴びている本作。


会場はチケットが1時間で完売したということで満員御礼!映画を観終わった後の熱気の中、立田敦子(映画評論家)、平山義成(20世紀フォックス映画 FOXサーチライト担当)のトーク/Q&Aが開始。


ベネチア映画祭での様子を聞かれ、立田氏は「豪華なラインナップで前半は特に良い作品が多かったんです。ベネチア最高賞の金獅子賞を受賞した『ローマ』に次いで『女王陛下のお気に入り』が好評価で話題でした。ヨルゴス・ランティモス監督は着眼点が卓越していて、私が今最も注目している監督の一人です。初めて観たのは2009年のカンヌ国際映画祭で出品された、日本でのデビュー作『籠の中の乙女』の時でした。少し毛色の変わった次世代の監督が出てきたと話題でした。」と本作の注目度と監督との出会いを語る。


「9年前に本作の脚本が送られてきたが、監督はギリシャ人だしイングランドの歴史を描いた内容に迷っていて。でも歴史物語とはいえ女性3人の群像劇に惹かれ、その後歴史を研究し脚本に4年もの月日を費やして完成させた。その間に2本映画を撮り、ロンドンに移住。
2本目の『ロブスター』以降は英語で撮影しているんです。『ロブスター』はカンヌ国際映画祭で話題になり、今回2人の女優オリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズはそこで初めて起用しています。エマ・ストーンはもともと監督が彼女の技量に注目していて、会ってみると意気投合。アビゲイルという貴重な役に抜擢されたんです。」と秘話を暴露。


「『女王陛下のお気に入り』は、普通の歴史ものではない、人物の人生であり女同士のパワーバランスを描いた作品。近年のMeToo問題で女性を取り巻く環境が劇的に変わってきた。そんな時代にこのような内容の映画が公開されるのは監督は運がいいです。

アン女王も2人の女性も歴史上の人物ではあるものの、本作ではもっと現代的で人間的な部分を強調したかった。衣裳も当時のシルエットはそのままで、より現代的に作っている。
特に監督のこだわりはカメラワークで、イングランドにあるハットフィールドハウスのエリザベス一世も住んだ館で撮影されましたが、人間に寄りたいという監督の希望で凡庸にならないように広角レンズを使い、既存のライトは使わず、昼間は自然光、夜にはろうそくだけ、何度もテストを繰り返したというこだわりよう。」と撮影の様子を熱く伝えた。


今後の賞レースについては、「ここまで話題だとアカデミー賞も視野に入ってきますが、きっと最多ノミネートは確実なんじゃないでしょうか。特に監督賞はノミネートして欲しい。本当に観れば観るほど完成度の高い、文句のつけようのない作品です。
コメディー要素もあるので2度目の方が楽しめる。監督は女3人の三角関係のラブストーリーだとも言っていますけどね。」とアピールした。


ここからお客さんからの質問を受け付け、なぜ監督は過去作品も含め動物にこだわるのかという質問には「動物と人間の関係に興味がある。崇めたり、愛玩したり、食べたり、生贄にしたり。年代や歴史によって変わるのも面白い。人間も動物と一緒だというべきで、監督の4作全てでそれを示したいと思っている。」と答えると、トーク/Q&Aは終了した。

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『女王陛下のお気に入り』

2019年2月より全国にて
配給:20世紀フォックス映画
(C)2018 Twentieth Century Fox

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