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2018年9月26日 (水)

日本とミャンマーを舞台に撮影 時代に翻弄され、引き裂かれた在日ミャンマー人家族の実話『僕の帰る場所』日本外国特派員協会・質疑応答

日時:9 月 20 日(木)
場所:公益社団法人日本外国特派員協会
登壇者:藤元明緒(監督)、ケイン・ミャッ・トゥ(母親役)、渡邉一孝(プロデューサー)

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昨年の第 30 回東京国際映画祭アジアの未来部門 にて日本人監督では初となる2冠を達成し注目された『僕の帰る場所』が、10 月 6 日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開となる。世界的な関心事項である”移民“という題材を、ミャンマーでの民主化の流れや、在日外国人の家族を取り巻く社会を背景に描いた本作は、ミャンマー政府の厳しい検閲を通過し、企画から 5 年を経て完成した。


本作が日緬合作作品であることから「なぜミャンマーとの共同制作を考えたのか」という問いに関して、プロデューサーの渡邉は「本作の共同プロデューサーで出演もしている俳優・來河侑希より、ミャンマーで映画を撮らないかと話があった。渡航経験もなく、ミャンマーのことを何も知らなかったので、インターネットや本などで調べ始めると日本人がアウン・サン・スー・チー女史や軍事政権については少し知っているが、どういう人たちがどんな場所で何を食べ何を話しているか、生活のことは知られていないことに気がついた。映画ならば、観客が感情移入する中でそれらの多くをスクリーンを通じて発見していく作品を作ることができる。民主化の方針や、経済的にも”東南アジア最後のフロンティア”として、国が開いていくことが注目されていたこともあり、資金もなく、映画のプロデュースもしたこともなかったが、国際共同制作企画の監督募集をした。その中で、唯一脚本まで書き上げてきたのが藤元監督。ミャンマーを短時間で調べ世界観をつくり上げたことに感心し、一緒に映画をつくることを決めた。結果、この映画のために会社と NPO をたて、多くの方々に支えられながら、製作委員会を作らない協賛と借金のみによる一社単独責任の体制を取り、5 年の歳月をかけることになった」と誕生秘話につて話した。続けて、今回の企画について「監督は日本人だが、国籍も文化も年齢も越えて、ミャンマー人の家族、子どもに共感し、作品の根本を見出したことが素晴しいと感じている。ファミリーレストランやコンビニに行けば外国の方々を多く目にしたりするが、東南アジアに限らずとも、日本人が外国人たちに感情移入していくことが圧倒的に少ない。映画館に行けば、その0(ゼロ)の体験が1(イチ)になる可能性がある」と本作の魅力について語った。


15 ヶ国 25 以上の映画祭で上映され各国での反応を聞かれた藤元監督は「嬉しかったのはカウンくん(ボスタービジュアルの少年)に感情移入する人がとても多かったこと。日本とミャンマー2つの国の話だが、どの映画祭でも国籍関係なくカウンくんに感情移入してくれた。移民/難民を背景にした話でもあるが、家族の目線から見えること以外細かく説明しておらず、日常のみから捉えられる風景を大切にした。家族の背景や難民申請の困難な制度について描くと、日常を飛び越えた映画となり、制度を説明するために役者が演じることになってしまう」と説明。また多くの人の心を掴んで離さないラストシーンについては「少年の物語に終始しない“家族”を捉えることについて、撮影現場で気付かされた重要なシーン。家族とは矛盾した人間個人の集合体」と監督が常に大切にしてきた“家族”というテーマについて言及した。


また母親役として出演したケインさんは、子役であり実の息子たちでもあるカウンくん、テッくんが現在 11 歳と 7 歳(撮影当時 7 歳と 3歳)となり、2人とも映画が好きで機会があればまた挑戦してみたいと思っていることを話した。東京公開初日 10/6(土)にはポレポレ東中野では初日舞台挨拶も予定しており、本日の登壇者に加え、主人公家族の兄弟カウン・ミャッ・トゥ、テッ・ミャッ・ナインなども登壇予定。また、ポレポレ東中野では公開中全ての回が日英字幕付きで上映となる。

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『僕の帰る場所』

2018年10月6日より、ポレポレ東中野ほか全国にて順次公開
配給:E.x.N
公式HP:http://passage-of-life.com/
(C)E.x.N K.K.

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