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2016年5月31日 (火)

コロンビアの俊英が描き出す、驚愕の世界観と圧倒的な映像美『彷徨える河』10月の日本公開が決定。あいちトリエンナーレ2016では先行上映を実施


2016年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたコロンビア映画『彷徨える河』が、10月に日本で公開されることが決定した。また、それに先立ち、8月11日から愛知県名古屋市などで開催される国際美術展覧会「あいちトリエンナーレ2016」映像プログラムで上映されることも決定した。

『彷徨える河』は、20世紀初頭と中盤にアマゾンに足を踏み入れた実在する2人の白人探検家(ドイツ人民族誌学者テオドール・コッホ=グリュンベルクと、アメリカ人植物学者リチャード・エヴァンズ・シュルテス)の手記に触発されて作られた物語。神秘的な幻覚や呪術に彩られたマジックリアリズム的な世界観に、大アマゾンを舞台にした美しいモノクロームの映像、繊細で情感溢れる多層に重ねられた音が伴うことで、失われた先住民の“記憶がスクリーンに強烈に焼き付けられる。

侵略者によって滅ぼされた先住民族唯一の生き残りとして、他者と交わることなくジャングルで孤独に生きているシャーマンのカラマカテ。ある日、彼を頼って、重篤な病に侵されたドイツ人民族誌学者がやってくる。白人を忌み嫌うカラマカテは一度は治療を拒否するが、病を治す唯一の手段となる幻の聖なる植物ヤクルナを求めて、カヌーを漕ぎ出す。数十年後、孤独によって記憶や感情を失ったカラマカテは、ヤクルナを求めるアメリカ人植物学者との出会いによって再び旅に出る。過去と現在、二つの時が交錯する中で、カラマカテたちは、狂気、幻影、混沌が蔓延するアマゾンの深部を遡上する。闇の奥にあるものとは……。

監督は、米エンタメ業界紙「Variety」で「2016年に注目すべき監督10人」に選出されるなど、近年、世界的に注目されているコロンビアの俊英、シーロ・ゲーラ。今作も2015年カンヌ国際映画祭監督週間芸術映画賞受賞、2016年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート(コロンビア映画史上初)など、数々の映画祭で高い評価を得ている。また、米国では初週土日の成績が 2015年公開の外国語作品のトップになるなど異例のヒットを記録。さらにフランスでもロングランを記録するなど、興行面でも世界的成功を収めている。
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『彷徨える河』

2016年10月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開
配給:トレノバ、ディレクターズ・ユニブ

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