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2014年7月17日 (木)

「亜紗美は最高の“共犯者”」『女体銃 ガン・ウーマン/GUN WOMAN』光武蔵人監督インタビュー


『片腕マシンガール』をはじめとする井口昇作品に欠かせない女優として強烈な存在感を放つ亜紗美が新境地を開拓した、『女体銃 ガン・ウーマン/GUN WOMAN』がいよいよ公開! ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞に輝いた、血と復讐のハード・バイオレンス・アクション――その奇想天外なアイディアの原点は? 見どころは? 光武蔵人監督にインタビューした。

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『女体銃』を撮ろうと思ったきっかけは? また、本作の核である“体内に銃を隠すというアイディアはどのようにして生まれたのでしょうか。

大学の卒業制作のアイディアのひとつに、“死体にダイアモンドを隠して密輸する”というものがありました。結局、これは撮らなかったのですが、それ以来“体内に何かを隠す”というモチーフはずーっと頭に残っていました。

それが『女体銃 ガン・ウーマン/GUN WOMAN』としてカタチになったのは、前作『サムライ・アベンジャー/復讐剣 盲狼』を完成させてすぐのことでしたね。……僕の力不足で実現させるのに5年も掛かってしまったわけですが(笑)。

『サムライ・アベンジャー』でチャンバラができたので、次はガン・アクションをやりたいなと。そこから、体に銃を隠すというアイディアに発展していきました。僕の持論で“ヒーローは弱点を持っていなければならない”というのがあります。タイムリミットなんかもそうですね。体に隠した銃を取り出せば当然出血するわけで、出血死してしまう前に暗殺を完了させなければならない――これ以上ないタイムリミットが設定できるぞ、というようにストーリーが出来上がってきました。



主演の亜紗美さんとの出会いは?

2010年の秋ごろだったと思うんですが、知り合いの監督のトークイベントに呼ばれて、その席でアクション監督の鈴村正樹さんに紹介してもらいました。『片腕マシンガール』のファンだったので、会えて嬉しかったです(笑)。

実際に彼女と仕事をしてみていかがでしたか?

最高の“共犯者”ですね。この映画に1000%かけてくれました。亜紗美という唯一無二、存在自体が奇跡のような女優なくして『女体銃』はできませんでした。

本作に込めた思いをお聞かせください。

いろいろあって、なかなか言葉にできないのですが(笑)。僕にとって一番大きかったのはやはり、5年ぶりに撮らせてもらえた新作映画というところです。この作品を多くの方々に観ていただいて、3年に1本、2年に1本、1年に1本と撮らせてもらえるような環境が作れたらと願っています。

特に苦労した点は?

それはズバリ、超低予算だったことですね。言い方を変えれば、『女体銃』規模の映画は本当なら撮れない……というか、撮ってはいけない予算でした。にもかかわらず、亜紗美、成田浬、鎌田規昭という最高の出演者に恵まれ、撮影の今井俊之、アクション監督の田渕景也ら最高のスタッフも集まってくれました。みんなほぼ手弁当みたいな状態で、僕の5年ぶりの映画に参加してくれたんです。この恩は一生忘れられないですね。

特にこだわった点は?

実銃を使ったガンアクションです。どんな日本の超大作でも絶対に撮れないものを撮ってやろうと考えた時、アメリカ撮影にして実銃を使おうと思い立ちました。作品中の銃の作動音、「カチャ」とか「ガチャ」とかですが、それらも実銃が出す本物の音です。効果音などで作った音ではありません。撮影のために僕もカリフォルニア州の拳銃購入許可証を取ったんですよ。

テキサス州で北米プレミア上映をしたとき、観客に海兵隊にいたという元軍人さんがいて「この映画の銃の取り扱いは最高だった。ハリウッド映画以上だったよ」と言ってくれて、ガンマニア冥利に尽きました(笑)。

本作の制作を通して得たものは?

亜紗美から「私の名刺代わりになる主演作を撮ってください」というお題を出されていました。そのミッションはクリアできたかなという安堵感はあります(笑)。

僕の作品としては初めて全国で劇場公開となりますし、アメリカ、ドイツ、オランダ、イギリス、オーストラリア、韓国、台湾など順調に海外配給も決まっていて嬉しいです。たくさんの方々に観ていただきたいです。



今後の抱負を教えてください。

とにかく、映画を撮っていきたいです! 僕自身が大好きな復讐もの、アクション映画、ジャンル映画も撮り続けていきたいですし、ホラー映画、サスペンス映画にも挑戦してみたいですね。かみさんからは「息子が観れる映画も撮って」といつも怒られてますんで、子ども向けの映画、ファミリー映画も撮ってみたいです。

僕は職人監督になりたいので、守備範囲の広い映画監督としていろいろ撮らせていただきたいと思っています。今後とも応援、よろしくお願いします!


光武蔵人(みつたけ くらんど):1973年生まれ。『モンスターズ』で長編監督デビュー。監督・主演した『サムライ・アベンジャー/復讐剣 盲狼』は、世界17カ国で配給された。俳優として米国のテレビドラマ『アグリー・ベティ』『Heroes/ヒーローズ』にも出演。
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『女体銃 ガン・ウーマン/GUN WOMAN』

2014年7月19日より新宿バルト9、広島バルト11ほかにて
配給:マクザム、FAITHentertainment
公式HP:http://www.gunwomanthemovie.com/
©Maxam Inc MMXIII. All Rights Reserved.

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