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2013年11月 1日 (金)

『四十九日のレシピ』で無口で頑固ながら温もりある父親像を体現!ベテラン俳優・石橋蓮司にとって、「今回が一番難しい役だった…」!?

『四十九日のレシピ』

突然亡くなった母が遺した、楽しいイラスト付きの“レシピカード”。そこには「自分の四十九日には大宴会をしてほしい」という願いが書かれていた。残された娘・百合子(永作博美)と父・良平(石橋蓮司)は、母の知り合いだという少女イモ(二階堂ふみ)や青年ハル(岡田将生)の助けを借りながら、そのレシピに従って、“四十九日の大宴会”の準備を始めるのだった…。残された家族の再生物語を描いた、タナダユキ監督の最新作『四十九日のレシピ』。11月9日(土)の公開に先がけ、石橋蓮司さんに直撃インタビュー!

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まずは、物語を読まれたときの印象はいかがでしたか?

■石橋:正直、地味な話だなと思いましたね(笑)。でも、僕にも40代の娘がいて、その年代の人の中にはさまざまな問題を抱えている。不妊というのもその一つで、それは普遍的なテーマでもあります。周りの人からも話は聞くので、非常に身近なテーマだなと感じました。


この役のお話が来たときのお気持ちはいかがでしたか?

■石橋:今回の父親役は、今まで自分が演じてきた役とはまるで違うし、自分の生き方ともすごくかけ離れている。そんな父親の佇まいを映画の中で出せるのかと考えたとき、最初は非常に難しい役だと感じました。これまでは、自分から仕掛けていくというか、アクティブな役が多かったですからね。今回はただ粛々と受け止める役なので、とにかく“挑戦”だなと思いましたし、実際苦労しました(苦笑)。


そのために、なにか役作りなどはされましたか?

■石橋:風景というのは事実としてそこにあるので、その場にいて不自然でないよう、風景に溶け込む。違和感のないよう“佇む”ということに気を使いましたね。実際、撮影に入ると、共演者を見ながら、「こんな風にいればいいんだ」とどんどん発見していったし、あまり役作りはせず、溶け込んで自然と慣れていったのかなと思います。


タナダ監督からは「こうしてほしい」というお話はあったのですか?

■石橋:オファーが来た時は「えっ俺でいいの?」とは正直思いましたが、タナダ監督が、石橋蓮司という役者の中に、何かイメージを感じて声をかけてくださったのであれば、演じてみようと。監督から「こうしてほしい」ということは特になかったですが、タナダ監督の持つ父親のイメージと自分が演じようとする父親像が違う時は、現場で話をしたという程度ですね。


女性監督ならではの視点や感性というのは感じられましたか?

■石橋:この物語を撮れるのは女性監督しかいないでしょうね。映像化したいということは、タナダ監督自身が主人公の百合子という役の中に、何か投影するものがあったからだと思います。だから、現場には百合子が二人いるようで、非常にやりにくかったですね(笑)。


二階堂ふみさんや岡田将生さんら、若い役者さんの印象はいかがでしたか?

■石橋:素晴らしかったです。今回、淡路恵子さん以外はみなさん初共演。撮影が始まって、二階堂ふみちゃんが出てきたら、「なんじゃい、コイツ」とびっくりしながら見れたし、永作さんがあの佇まいで実家に帰ってきたら、「ややこしい娘だな」と見れた。そして岡田くんが登場したら「明るい子やな~」って思ったからね(笑)。みんな世代が違って、立場も全然違うところから撮影は始まったけど、かえって初共演というのが物語的にもよかったし、撮影が終わる頃には「今日で撮影終わっちゃうの~」って離れるのが悲しかったですよ。特に、ふみちゃんは面白い感性を持っていてね。パワフルで明るくて機転の利く、素晴らしい女優さん。いろいろ古い映画も観ていて、僕の昔の作品もよく観てくれていたので、そういう話をしたり、俺が観ないような単館系の映画の話をしてくれて、たくさん勉強になりましたね。


毎年多くの作品に出演されていますが、作品選びのポイントは?

■石橋:まず作品を読んで、自分にその役がこなせるかどうかですね。それと、若い監督やスタッフが将来やっていくために、今の自分が力を貸せるのであればという思いで出演を決めることもあります。あとは徹底的に遊んでみようとかね。そういう意味では『今度は愛妻家』のオカマの役とか、あれはとっても楽しかった。自分にもそういう部分が十分あるんで、またあっちの役に戻りたいですね(笑)。


こういう役は難しいなというのは?

■石橋:やっぱり今回の父親役ですね。あとは、サラリーマンとか、上下関係のあり方とか自分が体験していないものを演じるのは難しい。本を読んだり、周りの人から話は聞くけど、実際にビルの中で何が起こっているのかはわからない。どこまで上司に従事したり、愛想笑いしたらいいのか…、いざ演じてみても、本当にそれがリアルなのかはわからないからね。そういう役は難しいなと思います。


今回の作品に関わられて、“死”というものをどのように捉えられましたか?

■石橋:これはドラマだけど、僕にとって死は事実的な問題ですからね。毎日のように別れもあるし、いずれは自分にも巡ってくるもの。それは遠い話でもなく、特別な話でもないと思っています。もし自分が亡くなったら…僕もこの作品のように、四十九日は残された人でドンちゃん騒ぎをしてほしいですね。死んでからも、楽しくいさせてよって思います。


では、最後にメッセージをお願いします!

■石橋:主人公・百合子は40代で、一時よく言われたロストジェネレーションの人。そういう女性の抱える繊細な思いを、永作さんの演技から感じてもらえると思いますし、そこにいいアドバイスがたくさん詰まっています。また、頑固な父親からは、言葉ではあまり言わないけど、人を見つめるその眼差しからなにか感じてもらえると思います。ぜひご覧ください。

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『四十九日のレシピ』
2013年11月9日より新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国にて
配給:ギャガ
公式HP:http://49.gaga.ne.jp/
©2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会

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