« 『シュガーマン 奇跡に愛された男』公開記念「大人の音楽映画祭~レジェンドたちの競宴~」開催決定! | メイン | ミシェル・ゴンドリー監督最新作 カンヌ国際映画祭2012監督週間オープニング作品『ウィ・アンド・アイ』2013年4月公開決定! »

2012年12月14日 (金)

ベルサイユと少女の運命の3日間を描く『マリー・アントワネットに別れをつげて』主演レア・セドゥ インタビュー

マリー・アントワネットに別れをつげて

王妃の朗読係の少女という今までになかったミステリアスな視点から、ベルサイユの裏側に迫り、実際にベルサイユ宮殿でのロケを敢行した『マリー・アントワネットに別れをつげて』。12月15日からの公開される本作で、心酔するマリー・アントワネットから処刑の身代わりになるよう命じられる朗読係シドニーを演じたレア・セドゥ。プラダの香水モデルを務め、自身も大手映画会社会長の孫娘というセレブ女優であるレア・セドゥに本作について語ってもらった。

____________________________________________________________

マリー・アントワネットはとても有名ですが、あなたが演じるシドニーは知られていません。あなたの演じる人物とストーリーについて教えてください

■レア:私の役はある若い使用人の女性で、王妃マリー・アントワネットに仕える朗読係なの。知られていないけれど、実在した女性なのよ。ヴェルサイユでは、あらゆる資料が保存されていて、どんなことも記録されているわ。

この映画の原作「王妃に別れを告げて」を書いたのはシャンタル・トマという女性作家で、彼女は資料を調べ、ヴェルサイユの記録室へ行って、シドニー・ラボルドというマリー・アントワネットの第二補助朗読係の存在を知ったの。そしてこの小説を書き上げたのよ。確かに、物語の大部分は想像を膨らませて描かれているのだと思います。シドニーはそんなに知られていない人物だから。彼女はマリー・アントワネットに対してとても強い憧憬をもっていたのね。


この映画に参加する前に、原作のことは知っていましたか?

■レア:いいえ、知らなかったわ。脚本を読んだときに原作の存在を知ったのよ。


初めて脚本を読んでどんな印象をもちましたか?

■レア:脚本はとても気に入ったわ。脚本は撮影に入るずっと前に読んだの。たしか、撮影の2年前だったと思います。そう…2年前に脚本は読んであったのだけど、製作開始までに少し時間がかかってしまったの。そして昨年撮影したのよ。


あなたは、自分が演じたシドニーのどんなところが好きですか?

■レア:シドニーは、これまで世間では誰にも興味を持たれていなくて埋もれていたのだけれど、突然こうして小説や映画で日の目を浴びたことね。


本物のヴェルサイユ宮殿での撮影はどうでしたか? どんな印象を持ちましたか?

■レア:とても素晴らしかった! ヴェルサイユではヴェルサイユ宮殿以外の他のいくつかのお城でも撮影したのだけれど、どこもとても美しかった。お城の中を歩くときにはうっとりしたわ。ヴェルサイユ宮殿でも部屋を渡り歩くときには、とても崇高な雰囲気を味わったものよ。


監督のブノワ・ジャコーとは、一緒に仕事をしてみてどんな経験になりましたか?

■レア:ブノワと仕事をするのは、とても面白かったわ。彼はとても女優というものを愛していて、女優に敬意を払う人なの。そしてまた、映画について確固たる考えを持っているの。これは珍しいことよ。フランスで彼のように造詣の深い監督は、残念ながらもうあまり残っていないでしょうね。ブノワは、女性と映画を愛する人よ。


王妃役のダイアン・クルーガーとの共演はいかがでしたか?

■レア:実はダイアンとは、リハーサルを全くしていないの。なんと撮影初日に初めて顔を合わせたのよ。それまで一度も彼女に会ったこともなかったから、どぎまぎしたわ。でもお蔭で映画にとっては面白いことになったわね。


原作や映画では、マリー・アントワネットのとてもプライベートな部分が描かれていますね。この点はとてもオリジナルな選択だと思いますし、大胆とも言えるでしょう。役を演じて、またこの映画を経験して、マリー・アントワネットに対する見方は変わりましたか?

■レア:その点は、よく分からないわ、どう言ったらいいのかしら…マリー・アントワネットについて、以前どういう考えをもっていたかは自分でもよく分からないけれど、彼女の捉え方が違うものになったとは思うわ。


それはどういう印象でしょうか?

■レア:そうねぇ、貪欲な女性というイメージかしら。(スタッフに確認して)そうよね? 「貪欲」という表現で合っているわよね? 何でも欲しがって、甘やかされた子供のようだったと思うわ。


この作品の魅力は何だと思いますか?

■レア:マリー・アントワネットの話を真正面から描いた作品は色々とあるけれど、宮殿内部の話や王妃の生活が描かれているのが面白いと思うわ。使用人たちの暮らしが描かれているのも魅力なんです。


マリー・アントワネットの話という、とても有名な題材の映画に出るということにプレッシャーはありましたか?

■レア:ないわ。なぜならば、シドニーという人がいた事だけは事実だけれど、知られていない歴史だし全てクリエイトできたから。


リアルであり現代的にアレンジされた今回の衣装を着ていかがでしたか?

■レア:コスチューム劇が大好きなので、それもこの作品に出ようと思ったひとつの理由よ。女の子だから、小さい頃からプリンセスへの憧れもあったしね。でも、単に着ているという事ではなく、ずっとそれを着て生活をしている風に見えなければならなかったから努力はしました。撮影の合間の待ち時間もずっと着ていたりしたわ。


今回シドニーという役を演じていて、いかがでしたか?

■レア:私はセリフだけで説明するような役よりも、空気を演じるのが好きなの。この役も言葉だけでなく、表情や仕草などすべてで空気を作りあげる役だったから、とても楽しかったです。


監督はあなたのどこに惹かれたのだと思いますか?

■レア:私は大人になりきれていない、子供に近い感覚を持っていて、それを見せられるというところではないかしら。


ヴェルサイユ宮殿の中でお気に入りの場所はできましたか?

■レア:誰もいなくて、私たちだけで独占できるんだから、それだけで全部素晴らしかったわ! 特に誰もいない鏡の間は本当に素晴らしかった!個人的に好きなのはルイ14世のお部屋ね。


マリー・アントワネットに別れをつげて


女優になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

■レア:学校を卒業して何をしようかなと思っていた時に、ある俳優に恋をしたの。彼の出ている色んな舞台を見に行ったんだけど、その度に「あれ、君の名前はなんだったっけ?」って言われていたの。だから、誰もが知っているような有名人になろうと思ったのよ(笑)。


今後どのような女優になりたいですか?

■レア:モデルとなるような人はいません。でも、色々な役を演じられる女優になりたいわ。作品ごとで全く異なった役柄になれるカメレオン女優に。そのためには確固たる自分を持っていないと難しいことだと思うわ。


フランス大手映画会社パテの会長であるお祖父さんの影響などは受けましたか?

■レア:祖父はプロデューサーで女優とは全く違うし、住んでいる家も同じではなかったから、あまり影響は受けていないと思うわ。もちろん映画がいつもまわりにある環境ではあったけれどね。


今後の予定は?

■レア:個人的には結婚して子供を産みたいわ。まずは夫探しから始めなきゃいけないけど(笑)。


好きな洋服はどういったものですか?

■レア:シックなものが好きなの。でも撮影される時はオリジナリティーのあるものを着るのが好き。


好きな映画は何ですか?

■レア:チャップリンの映画と、『風とともに去りぬ』が好き。


共演した俳優で印象に残っている人はいますか?

■レア:レオナルド:ディカプリオはすっごくかっこよかったわ!トム・クルーズはとても優しかったのが印象的だったわ。


憧れている人や好きな女優などはいますか?

■レア:憧れているのはマイケル・ジャクソン!大好きなの!彼が亡くなったときはとっても悲しかったわ。好きな女優は、カトリーヌ・ドヌーブよ。とてもエレガントよね。


あなたの役は朗読係ですが、ご自身は読書はお好きですか?

■レア:ええ、とても好きよ。


好きな作家はいますか?

■レア:そうね、本を読むのは大好きで、アルベール・コーエンやモーパッサンなどが特に好きね。でも他にもたくさんいるわ。素晴らしい本がたくさんあるもの。私は文学やユーモアがとても好きなの。そして、私は日本も大好きよ。スシも大好き(笑)。
____________________________________________________________

『マリー・アントワネットに別れをつげて』
2012年12月15日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開
配給:ギャガ
公式HP:http://myqueen.gaga.ne.jp/
©2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE ©Carole Bethuel

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/306383/30432417

ベルサイユと少女の運命の3日間を描く『マリー・アントワネットに別れをつげて』主演レア・セドゥ インタビューを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。




最新映画ナビ関連ブログ

最近の記事