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2012年1月30日 (月)

井上靖の命日に、井上氏の本当の子供たちが墓前で『わが母の記』への思いを語る。井上靖追悼「あすなろ忌」開催。

■実施日:1月29日(日) ~井上靖氏の命日~
■場所:伊豆・湯ヶ島(墓所:熊野山墓地)
■実施内容:感想文発表・表彰式(朗読会:天城会館)

井上靖の命日に、井上氏の本当の子供たちが墓前で『わが母の記』への思いを語る。井上靖追悼「あすなろ忌」開催。

2012年4月28日(土)より公開される『わが母の記』。国民的作家・井上靖が45年前に綴った小説「わが母の記」を元に、『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が、“人を愛し続けることの素晴らしさ”、“生きることの喜び”を描く感動作だ。

文豪・井上靖氏の命日である1月29日(日)、故郷・静岡県伊豆市湯ヶ島で、井上靖氏を追悼する「あすなろ忌」が行われた。会場には、井上氏の実の家族の皆さんが集まり、井上氏の墓前で『わが母の記』への思いを語った。

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家族や所縁の人々、地元の関係者が集まり、湯ヶ島・熊野山墓地にある井上靖氏の墓地を目指した。湯ヶ島は井上靖が少年時代に両親と離れ、戸籍上の祖母・かのと暮らした土地。井上靖氏の両親も晩年は湯ヶ島で過ごし、自身も郷土として生涯にわたって慕った。

この日はあいにくの雪となったが、しろばんば(湯ヶ島を舞台にした小説『しろばんば』で描かれる白い虫)が飛ぶのはちょうど冬ということで、井上文学のファンの心をくすぐる情景となった。

井上家からは長男の井上修一氏、次男の卓也氏、次女の黒田佳子氏が参加。修一氏は墓前で「すぐ怒る父で、その理由は子供たちにもわからなかった。今日の雪もそんな父らしく感じます」と挨拶。

同地でもロケが行われた映画『わが母の記』に触れ、「父親がこの湯ヶ島を舞台にして、母親の老耄を描いた「わが母の記」が映画になりました。ロケ地は世田谷の家とこの湯ヶ島、沼津と軽井沢、この(墓地のある)熊野山も使われました。

父親役の役所広司さんはなかなか上手な俳優さんで、父親の難しいところをとっても似せて演技してくださいました。沼津の風景や熊野山の歩いて登る道も全て映画で綺麗に撮られています。ぜひご覧ください」と話した。

「この1年、父親にとっては、家が(旭川へ)移築されたり、映画になったり芝居になったり(中谷美紀主演『猟銃』)、天国でも忙しかったと思います。賑やかなことが好きだった父は喜んでいると思います」と父への想いを語った。

その後、天城会館では靖少年が食べた味を再現・改良した「おかのばあさんのカレー」がふるまわれ、小中高校生による読書感想文発表とコンクール表彰式、語り部・平野啓子氏による朗読会が行われた。

映画を見た関係者からは「素晴らしい映画を作っていただき、ありがとうございます」と感謝の声も聞こえ、4月の全国公開への期待の高さがうかがえた。


【原作:井上靖について】
1907年、北海道旭川生まれ。父の任地転換により、幼少時から静岡県の湯ケ島で育てられた。京都大学卒業後、毎日新聞社に入社。1950年(昭和25年)に「闘牛」で芥川賞を受賞。1951年(昭和26年)に同社を退社して以降、次々と名作を生み出す。

「天平の甍」での芸術選奨文部大臣賞(1958年)、「氷壁」などの作品により芸術院賞(1959年)、「おろしや国酔夢譚」での新潮社第1回日本文学大賞(1969年)、「孔子」での野間文芸賞(1989年)など、受賞作多数。

1976年に文化勲章を受章。1991年、逝去。享年84歳。数々の作品がドラマ化・映画化されている。2011年は没後20年となる。

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わが母の記『わが母の記』
2012年4月28日より全国にて
配給:松竹
公式サイト:http://www.wagahaha.jp/
©2012「わが母の記」製作委員会

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