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2011年10月24日 (月)

『キツツキと雨』役所広司、小栗旬、沖田監督登壇 第24回東京国際映画祭記者会見&舞台挨拶

『キツツキと雨』役所広司、小栗旬、沖田監督登壇 第24回東京国際映画祭記者会見&舞台挨拶

のどかで小さな山村へ突然やってきたゾンビ映画の撮影隊。ひょんなことから無理やり手伝わされる羽目になった克彦。一方、新人監督の幸一は、生来の気の弱さで現場をまとめきれずにパニック寸前。偶然出会った木こり60歳と新人監督25歳。初めは距離を置いていたふたりだったが、いつしか村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく人間ドラマ『キツツキと雨』。第24回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されている本作の記者会見と舞台挨拶付き上映会が開催され、主演の役所広司、小栗旬、沖田修一監督が出席した。


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【記者会見】

Q:挨拶をお願いいたします。

■沖田監督:本当にこのように上映できて、とても嬉しく思います。皆さんに楽しんでいただければと思います。

■役所:この『キツツキと雨』は、来年の2月11日公開です。そしてここ東京国際映画祭で一足先に上映できることをとても光栄に思っています。とにかく、ほのぼのとした映画ですので、皆さんに楽しんでいただければと思います。

■小栗:この映画に参加できたことに、とても光栄に思っています。そして、面白い映画が出来上がったと思います。公開まで、まだまだ時間がありますがどうぞ宜しくお願いいたします。


Q:役所さん、小栗さんのお二人とも自身で監督を経験されたことがあるかと思います。特に小栗さんの今回の役どころは新人監督です。それぞれご自身の製作者としての体験は、今回の作品に活かされたでしょうか?また、監督はお二人の経験は参考になったのでしょうか?

■役所:一度だけ監督を経験させていただきましたが、今回小栗くんが演じる新人監督・幸一が率いるクルーよりは予算のある映画でした(笑)また俳優として色々な現場を見てきましたが、沖田監督が作品の中に登場をさせる俳優・スタッフたちは、かなりリアルだと思いました。多少誇張をしている部分もありますが、「ああ、こういう人いるな~」と思えて、楽しみながら演じられた現場でした。監督は、裏の現場を良く知っている。演じるに当たって役立ったことは多くありますね。

■小栗:映画の中で、幸一が一度逃げ出すシーンがあります。その時の気持ちは、映画を撮影していた頃、自分が日々感じていたことでした。自分の希望で始めたことでしたが、いざやり始めてみたらとても大変で、明日は雨だったらいいのにと思ったり、誰もいない場所に行きたいなーと思ったり、今回の役を演じるに当たって自分のことを思い出しました。

■沖田監督:まず小栗さんが好きだったことが前提として、オファーしました。以前、小栗さんのインタビューを読んだ時に、凄く素直な人で、とても魅力的だと感じましたね。そのこともキャスティングに当たっての要素の一つだとも思います。


Q:監督の独特のユーモアはどこから生まれるのでしょうか?また主演のお二人は、監督のユーモアに対してどのように感じられているのでしょうか?

■沖田監督:どこから来るんですかね(笑)必死で生きている人たちを映画に登場させて、彼らが物語を作っていくと、ごく自然な人間の持っている“おかしみ”を押し付けがましくなく脚本に落とせることがあります。そのような事を大切にして、俳優さんたちに楽しんで演じてくださるようなことが出来るように心がけています。

■役所:これだけ面白い台本なので、役者として演じたときに、これよりも面白くなくなったらどうしよう?という不安はあります。ただこの克彦という役を演じている時は、面白いユーモアがあると思って行動するのではなく、普段生きている中で理由があってそのような行動をとっていると思ってやりました。きっとそれが、監督が狙っている事なんだとうなと思いました。

■小栗:監督は「特に何がダメということはないのですが、もう一回いいですか?」ということがありまして、それは役所さんとも話しましたが、きっと監督しか分からない微妙なズレの感覚なんだろうなと思います。そのように言われてのリテイクでは、何を変えるわけでもなく同じように演じるとOKだったり。微妙な感覚に敏感な感じでそれは監督特有の感性なんだろうなと思います。

■沖田監督:おそらく、何かその場の雰囲気が違うことがあるのかもしれません。確かに、理由はないけどもう一回お願いしますと言うことがありますね(笑)。


『キツツキと雨』役所広司、小栗旬、沖田監督登壇 第24回東京国際映画祭記者会見&舞台挨拶


【舞台挨拶】

Q:東京国際映画祭で上映されることについて、ご挨拶とともにお願いします。

■役所:沢山の作品が上映されてるなかで本作を選んできていただき、本当にありがとうございます。心あたたまる、ほんわかした良い映画なので、楽しんで行ってください。

■小栗:今回こういう形で、邦画で唯一コンペティション部門に選ばれて非常に光栄に思います。とても素敵でハートフルな映画ですので、楽しんでください。

■沖田監督:コンペティション部門で邦画唯一ということで、本当に光栄に思っています。ただその分緊張してしまいまして、こうして2人と一緒に並んでいるのも足がガクガクな状態です。すごく時間をかけて話を考え、丁寧に皆で作り上げた映画なので、皆さまの前でこうして見ていただけるとのことで、楽しんでいってもらえたらと思います。


Q::コンペティション部門で唯一の日本映画ということで、どういうお気持ちですか?

■役所:誇らしいですね。今年の映画祭は「映画の力を信じよう」というテーマで、今年は東北の震災があり、日本全体が頑張って元気を出していかなくちゃいけないという中、この「キツツキと雨」という映画は、ほんわかと心あたたまる、未来に向かって前向きになれる映画だと思いますので、そういうとこで評価してもらえたのかなぁと思ってます。嬉しいですね。


Q:海外で色んな方が見ることについてどう思われますか?

■小栗:嬉しいです(笑)綺麗な日本の風景だったり、ゆったりとした日本人独特の、沖田監督に流れてる時間だと思うのですが、すごく日本らしい映画だなと思うので、そういうところで日本というものを感じていただけたら嬉しいです。


Q:役所さんと小栗さん二人の関係がどんどん絶妙になっていくところに笑いが生まれたり、ほんわかするのですが、今回初共演をしてみていかがでしたか?

■役所:以前からCMなどで一緒になって面識はあったのですが、初めてお芝居を一緒にして小栗くんのイメージは、やんちゃ小僧で聞かないやつかなと思ってたのですが、とっても大人なんです。自分のコウイチという役について、俳優として真剣にまじめにやる人なんでビックリしました。いつも小栗くんのほうから話しかけてくれて、芝居の話や人生の話もしましたし(大したことではないですが(笑))一緒に共演してひとつのシーンを作っていく感じもあり、本当に素晴らしい人だと思います。

■小栗:役所さん演じる克彦さんはすごく優しい普通のおじさんで、以前から役所さんに興味がありましたし、子供のころから色んな映画に出てる役者さんで、どういう人なんだろうなぁと思って現場でお会いしたら、本当にいい意味で普通のおじさんでビックリしました(笑)


Q:コウイチという役は新人監督で、ご自身も映画を撮られていると思うのですが、共感したなというところはありましたか?

■小栗:(ネタバレ?)途中でコウイチくんが、映画作りの重みに耐えかねてある行動をとってしまうのですが、その行動は僕も毎日現場で感じていたことだったので、明日雨降らないかなとか、帰りたいなと、ずっと思っていたのでそういう気持ちはすごくわかります。


Q:役所さんはキコリの役だったわけですが、キコリを演じることで面白かった部分はありますか?

■役所:その前に、小栗くんのコメントで「おじさん」が「old man」と聞こえたのですが、海外の人に正しく伝わってのか、不安になりました(笑)。映画の中で映画を作る小さな撮影隊なんですけども、映画の中で映画を撮っているのか、本当に自分たちが、役者として芝居をしているのか…混ざり合う感覚というか、いい意味で曖昧に撮影した記憶があるので、思い出に残るような貴重な撮影体験になりました。


Q:沖田監督はこの後のティーチ・インがありますが、この後観て頂く方に一言お願いします。

■小栗:ちなみに今日監督は、あまりの緊張に舞台挨拶で着る上着を電車に置いてきました(笑)。

■役所:今日のために、新しく買ったやつです(笑)。

会場全体―笑―

Q:ということは、また新しく買ったんですか?

■沖田監督:えぇ、そこの六本木ヒルズで買いました(笑)

■小栗:そんな素敵な監督が作っている映画なので、本当にあたたかい雰囲気が出てると思います。


Q:最後に何か一言ありますか?

沖田監督:頑張って作りました!(笑)

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キツツキと雨『キツツキと雨』2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほかにて
配給:角川映画
公式サイト:http://kitsutsuki-rain.jp/
(C)2011「キツツキと雨」製作委員会

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