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2011年8月31日 (水)

矢野顕子(音楽)×庵野秀明(プロデュース)×平野勝之(監督)登壇 映画『監督失格』記者会見

日時:8月30日
場所:ビルボードライブ東京
登壇者:平野勝之、庵野秀明、矢野顕子

矢野顕子(音楽)×庵野秀明(プロデュース)×平野勝之(監督)登壇 映画『監督失格』記者会見

8月30日ビルボードライブ東京にて、9月3日(土)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズで独占先行公開となる映画『監督失格』の音楽を担当した矢野顕子、プロデューサーの庵野秀明、そして平野勝之監督による記者会見が行われた。

本作は35歳の誕生日前日に自宅で急逝した女優・林由美香をめぐる、14年間に及ぶ美しくも壮絶な愛を映し出したドキュメンタリー映画。林由美香の元恋人であり、仕事仲間でもあった平野監督にとって、11年ぶりの最新作となっている。「音楽を作るしかなかったのです。この二人のために」と音楽を担当、主題歌を書き下ろした矢野顕子。そして、プロデュースは、林と平野監督と旧知の仲でもあった、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ総監督の庵野秀明。決して出会わなかったであろう3人が、“林由美香”を介してここに集まった。また、本作の矢野顕子による主題歌「しあわせなバカタレ」は、8月30日よりiTunesにて先行配信がスタートしている。

11年ぶりの最新作への想いは?

■平野:6年前に林由美香さんが亡くなって以降、ずっと、あるテープの存在が心の中に引っかかっていました。「映画を作れ」と言われているような気がしつつ、とてもそういう気持ちにはなれなかったのですが、昨年、プロデューサーの庵野さんと甘木さんに映画を作る機会をもらった。本当は、10年後、20年後に人生の最後の作品として作ろうと思っていたのですが、「まずはこれを作りあげよう」とおもいました。今は「お葬式」を終えた気持ちです。終わった、という感じではないのですが、儀式として人生に“句読点”を打てた気がします。由美香には笑いながら「監督失格だね」と言われると思います。


なぜこの映画に参加しようと思ったのでしょうか?また参加していかがでしたか?

■庵野:平野さんと何年かぶりに飲んだ時に、もう作品は作れない感じになっていて…そのつらさはよく分かるので、なんとしても平野さんに1本作って欲しいと思いました。人を助けることで、自分も助かるのではないか、とも思いました。とにかく力になりたかった。出来上がって良かった。映画を観て良かった。本当に良かった、という気持ちでいっぱいです。平野さんと初めて仕事をして、我の強さと自己愛の強さに勇気づけられました。「自分の好きなようにやっていいんだ!」と(笑)。ありがとうございました。


映画の参加へのいきさつを教えてください。

■矢野:平野監督から音楽の依頼があったのですが、映画のことも、監督のことも、由美香さんのことも、知らなかったので、とにかく作品を観ました。そして、これはもう私ができることで何かをお返しせねば、という気持ちなりました。音楽をつける部分は指定して頂いていたので、特に苦労は無かったです。とにかく、2人(平野監督と由美香さん)がその時にどういう気持ちでいたのか。音楽もそれに沿うように作りました。『監督失格』はとにかくすごい作品です。「受けて良かった」と思える衝撃です。


矢野さんの音楽について

■平野:最初に主題歌のタイトルと歌詞を読んだ瞬間、笑いながら泣きました。矢野さんにはお伝えしていなかったのですが、自分の中でのキーワードが「しあわせ」でした。なので、曲のタイトルが「しあわせなバカタレ」でビックリしました。もう何回聞いたことか! 音楽はとにかく矢野さん以外に考えられませんでした。歌詞が簡潔なのに、心臓をわし掴みにされる。そして普遍的なところが10代の頃から好きでした。「自分のこと」である本作の最後に、出口を作ってくれました。

■庵野:タイトルにしびれました。それだけで「ああ、これでいける!」と思いました。


クチコミで広がる作品の宣伝戦略は? またシネコンでの公開について。

■庵野:宣伝に関しては予算の関係です。だから、できる宣伝はすべてやっていますし、クチコミが大事なのかな、と。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」と同じで今はウェブ媒体が効率がいいのかな、と。シネコンについては、インディーズ作品がシネコン、しかも六本木で先行公開されるというのは、こういう映画だからこそ突破してみたい、という夢のようなものでした。こういうインディーズの映画が、そういうところで上映されるということで、一歩前進できたかな、と。成功すれば更に広がると思うので、これからの映画のためにも成功させたいです。


プロデューサーとして大変だったことは?

■庵野:平野さんにとっては初めてづくしの作品。スタッフがいて、プロデューサーが横からいちいち口を出す。これを超えれば次に繋がると信じて、遠慮なく言わせて頂きました。常人では耐えられないストレスだったと思います。ちょうど1年前に編集作業だったのですが、こうして作品が完成して、感無量です。


作品を作り上げるにあたって大変だったことは?

■平野:編集作業がつらかった。自分の本音を探る状態。ベールを1枚1枚はがす作業がきつい。「まだまだ覚悟が足りてませんね。」と言われたこともありました。「これは平野さんにしかできない」と言われたのが一番きつかったですが、方向性を示してくれた言葉なので、ありがたかったです。


由美香ママこと小栗富美代さんは、有名なラーメン店「野方ホープ」の社長ですが、矢野さんはお店に行かれたことはありますか?

■矢野:先週、念願の野方ホープに行ってきました。モヤシがたくさんのっているラーメンと、餃子を頂きました。美味しゅうございました(笑)。餃子はスタッフと分けましたよ。たいていラーメンと餃子はセットですよね。

本作をどんな方に観て欲しいですか?

■平野:特に具体的には考えていないのですが、とにかく観た後に元気を出してもらえたら嬉しいです。映画を観て、たくさんご飯を食べて、よく寝て、そしてまたご飯を食べて、元気になってほしいです。


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『監督失格』
2011年9月3日より TOHOシネマズ六本木ヒルズにて
配給:東宝映像事業部
公式HP:http://k-shikkaku.com/

(C)「監督失格」製作委員会

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