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2011年5月17日 (火)

映画『マイウェイ』製作記者会見 in 第64回カンヌ国際映画祭

■日時:5月15日(日)
■場所:第64回カンヌ国際映画祭(Le Chateau du Cercle)
■登壇者:オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン、カン・ジェギュ監督(『シュリ』 『ブラザーフッド』)
■内容:監督による作品紹介/フッテ―ジ映像上映(約3分間)/メイキング映像上映/Q&A

映画『マイウェイ』製作記者会見 in 第64回カンヌ国際映画祭
(c)Kazuko Wakayama 

夢を持って、時代を生き抜いた二人の人間を描いたオダギリジョ―、チャン・ドンゴン共演の『マイウェイ』(2012年新春全国公開予定)。現在開催中の第64回カンヌ国際映画祭のマーケットに出品中の本作の製作記者会見が行われた。カンヌ映画祭の会場で、韓国映画の記者会見が開催されるのは初めてのことで、会場では、世界初お披露目となった<メイキング映像><本編映像>が上映された。上映後は、欧米メディアを含む世界中のメディアから、1分間以上の拍手が湧きおこった。

記者会見には、オダギリジョー、初共演のチャン・ドンゴン、ファン・ビンビン、カン・ジェギュ監督が登壇。監督のカン・ジェギュからは「戦争だけではなく、人間の姿を描いています。戦争の極限の中で友情が芽生え理解し合う、そういった人間たちの感動作品です」と熱いコメントが発された。


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【記者会見レポート】
午前中は、雨がぱらつき天候が心配されたが、午後には一転して強い日差しが照りつける中での記者会見となった。

会場となった、Le Chateau du Cercleには世界9カ国以上、150以上の媒体、200人以上のプレスが集まり、マーケット出品作品の記者会見&フッテ―ジ上映としては異例の注目の高さとなった。登場したチャン・ドンゴンが「後頭部がすごく熱い(笑)」という程の状況の中でスタート。

会見に先立って上映された世界初公開となる劇中映像とメイキング映像を鑑賞したメディアのテンションは高く、質問が多く飛び交った。そんな中、カン・ジェギュ監督の「この映画は、敵と味方という描き方はしていない、お互い憎み合っていたものたちが、戦争の極限の中で友情が芽生え理解し合う、そういった人間たちの話しを描いています」というコメントに、映像を見たメディアから質問が相次ぎ、熱い記者会見となった。


【登壇者コメント】

Q:撮影に関して

■オダギリジョ―(少年時代からジュンシクとマラソンのライバルだった日本軍の大尉 長谷川辰雄役):毎日死にそうで、ここ7か月ほど韓国で本当苦しい撮影の日々をすごしてきました。後1カ月、ラトビアでの撮影で全終了となるのですが、まだまだ“死にそう”が続くんだろうなと思っています。これだけ役者が苦しい目にあう作品もめずらしいと思うので、見ていただくのも心苦しいのですが、でもその分楽しんでいただけるところも多いと思います。完成したら是非見て下さい。


Q:共演者とのコミュニケーションに関して
■オダギリジョー:普段の私生活というか、芝居をしていない部分では、コミュニケーションも必要になるかと思いますが、役者にとっては芝居を一緒にするというのが一番のコミュニケーションであり、仲良くなっていく方法だと思うので、毎回海外の作品に参加するときは特に言葉の心配はありません。チャンドンゴン氏は凄く凄く優しい方だったので安心できましたし、ファン・ビンビンさんはすごくきれいな方だったので、それだけで十分なコミュニケーションがとれてます(笑)。


劇中の時代に関して

■オダギリジョー:劇中の舞台に関しては、簡単に話せることではないと思います。ただ僕が感じたのは、撮影でもこんなにつらいのだから、実際はもっとつらいに違いない。毎日爆発があったり、銃を撃ったりしていると、次の日は本当に休みたいなと思うし、撮影もこれで終わればいいのにって何度も思いました。当時は、もちろんそんなことも思えないし、信念をもって突き進むしかないわけで、そこには大きな差はあるにしても、撮影でそのような経験をしていると、あの時代がどんなに辛く大変だったかということを痛いほど感じました。


撮影に関してて

Two_1■チャン・ドンゴン(日本軍に強制徴用され、戦場に行く事になったマラソン選手。キム・ジュンシク役):映画は今85%ほど撮影が終わっていまして、映像を観て下さった方は感じられたと思いますが、スタッフも含めて本当に皆で一生懸命作っています。まだ撮影は終わっていませんが、公開を楽しみにしていただければと思います。そして、映画が完成するまで、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。


撮影中の言葉に関して
■チャン・ドンゴン:私の場合は、韓国語と日本語、オダギリさんはロシア語とドイツ語の台詞をこなさなければいけませんでした。以前も日本語で演技をしたことや、言語が違う役者さんと共演した経験はあります。その度に感じることですが、演技とい
うのは、単純に言葉を交わすということではなく、お互いの感情や気持ちを共感することであり、それには言葉が通じるかどうかはさほど重要ではないと思います。今回も改めてそれを感じました。ファン・ビンビンさんとの撮影は、劇中で私は中国語がわからない設定だったため演技するのに全く支障はありませんでした(笑)。

■ファン・ビンビン(中国人狙撃手。シュライ役):よい役者というのは、撮影のときには心で交流をするものだと思います。チャン・ドンゴンさんと演じたシーンでは、確かに言葉の障害はありましたが、アイコンタクトや身振り手振りでコミュニケーションをとることができました。そのため、まったく言葉の壁は感じませんでした。


製作のきっかけに関して

■カン・ジェギュ監督:この映画は、6年前に見つかった一枚の写真からはじまりました。ノルマンディでドイツ軍として捕まったアジア兵士のお話です。私は、2007年にこの話を初めてきいて、2008年からシナリオを書きはじめました。そして2009年11月から本格的にプリプロダクションに取り掛かり、去年の10月にクランクインしました。この映画を、戦争をおこした敵、味方という立場で作ったとしたら、あまり心地いい映画にはならないでしょう。もちろん戦争が背景ですが、戦争の中にいる人間の姿を描いています。お互い憎み合っていたものたちが、戦争の極限の中で友情が芽生え理解し合う、そういった人間たちのドラマを描いています。


【作品概要】
1928年、日本統治下の朝鮮・京城(現ソウル)。憲兵隊司令官を祖父に持ち、何不自由ない暮らしを送る長谷川辰雄(オダギリジョ―)は、使用人として雇われた一家の少年ジュンシク(チャン・ドンゴン)と出会う。あまりにも境遇の異なる二人であったが、走る事が好きな二人は良きライバルとして成長した。時代が違えば親友になれたかもしれない二人の微妙な関係は、次第に国同士の戦いになり、憎しみ合うようになってしまう。そしてロンドンオリンピックの選考会での、ある事件をきっかけに、二人の人生は大きく変わってしまう。

それから一年後、事件の罰として日本軍に強制徴用されていたジュンシクは大尉となった辰雄と運命の再会をし、彼の指揮下で戦うことになる。どんな時でも走る事を決して忘れないジュンシク。そして、走る事よりも国に尽くす事を選択した辰雄。二人の距離はますます遠くはなれていく。

二人の旅は、朝鮮半島からノルマンディまで、12.000Kmにもわたり、日本、ソ連、ドイツの三つの国の軍服を着て戦う事になった二人の数奇な運命。そこには、戦いの凄まじさだけではなく、立場によって変わっていく人間の本性などが描かれる。
そして極限状態の経験を通じて、彼ら二人に残ったものは国籍、立場を越えた、一人の人間としての生き方-マイウェイ-だった。

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