エドツワキ、カヒミ・カリィ、『白いリボン』に見事にハマった!カンヌ国際映画祭<パルムドール大賞>受賞作『白いリボン』トークショー
日時:12月21日
場所:銀座テアトルシネマ
登壇者:エドツワキ(アーティスト)、カヒミ・カリィ(ミュージシャン)
司会:レイチェル・チャン(J-WAVEナビゲーター)
カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した、ミヒャエル・ハネケ監督の最新作『白いリボン』のトークイベントが12月21日、都内の劇場で行われ、アーティストのエド・ツワキとミュージシャンのカヒミ・カリィが出席した。
同作は、第一次世界大戦前、ドイツ北部の小さな村を舞台に、プロテスタントの教えを忠実に守りながら静かに暮らす人々が、次々と奇怪な事件に襲われていく姿を美しいモノクロームの映像で描き出したミステリー。カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドール、2010年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞他32部門の映画賞を受賞、54部門でノミネートされた話題作だ。
もともとモノクロームの映像や写真が好きだったというエドは、ハネケ監督によって切り取られた作品世界を「フェルメールの絵画を切り取ったようだった」「ハンマースホイのように想像力を描き立てられる。非常にグラフィックだし、触発される。」とアーティスティックに作品を分析し、大絶賛。
『ピアニスト』以来のハネケ監督ファンであるカヒミは「芸術に触れたような充実感を受け、癒しのようなものを感じた。セラピストと会話したような、不思議な作品」と評し、物語で重要人物となる子供たちについて、「子供は生まれながらして『闇』を持っているのか。それとも純粋な状態から世の中に出て行くことで変わっていくのか。そういうことを考えさせられる深い映画だった」と1歳の子供を持つ母親ならではの視点を語った。
また、事件の全容が明らかにされない本作に「5回観たけど、未だに犯人がわからない」と見事にハマってしまったことを打ち明けた。
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『白いリボン』
2010年12月4日 より 銀座テアトルシネマほか全国にて順次公開
配給:ツイン
公式HP:http://www.shiroi-ribon.com/
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