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2010年12月11日 (土)

『最後の忠臣蔵』佐藤浩市 オフィシャルインタビュー

『最後の忠臣蔵』佐藤浩市 オフィシャルインタビュー

忠義という名の、気高く美しい愛が、時代を超えて人々の心を打ち、膨大な数の小説、映画、ドラマ、舞台に形を変えて、今も語り継がれている史実「忠臣蔵」。だが、大石内蔵助以下、赤穂浪士四十七士による討ち入り、切腹というクライマックスは本当の結末ではなかった。なぜなら赤穂浪士の中に、討ち入り後の役目を帯びた二人の生き残りがいたのだ…。『ラスト サムライ』『硫黄島からの手紙』で、アメリカから見た日本の心を描き切ったワーナー・ブラザースが、今度は日本人の目で、真っ向から挑む本作『最後の忠臣蔵』。寺坂吉右衛門を演じる佐藤浩市オフィシャルインタビュー。

『最後の忠臣蔵』佐藤浩市 オフィシャルインタビュー

本作出演のオファーがあった際の印象は?

■佐藤浩市:下級武士とはいえ武士の死生観は、「死」という概念から始まっていると思うんですね。現代とは全く逆の考えからスタートしていると思うんです。今回演じさせて頂いた寺坂吉右衛門は、主の命により、死ではなく“生かされて”しまい、武士として憤りや、生きながらの浮遊感のようなものを感じながら目的のために諸国を歩いて回るのです。日本人の誰もが知っている華やかな忠臣蔵とは違う面白さがある作品だなと思いました。


今回、田中陽造さんが脚本を書かれておりますが読まれたときのご感想は?

■佐藤浩市:田中陽造さんとは27年ぶりのお仕事だったのですが、僕自身「魚影の群れ」という作品について非常に思い入れが強かったので、また陽造さんと一緒にお仕事できるのか、と嬉しく思いました。


忠臣蔵というストーリーについてのイメージを教えてください。

■佐藤浩市:今までに深作欣二監督の「忠臣蔵外伝 四谷怪談」という映画と、「忠臣蔵 1/47」というテレビドラマに出たのですが、忠臣蔵という話は、万人に広く愛されて何年経っても繰り返されるものですよね。忠臣蔵に含まれている、忠義という精神や組織論にいたるまで、結局現実世界ではない別な世界の中に自分を置き換えて感じるという戯曲。そういうものが日本人に脈々と愛されている理由なのかなと思います。

『最後の忠臣蔵』佐藤浩市 オフィシャルインタビュー

演じられた寺坂吉右衛門についての印象を教えてください。

■佐藤浩市:最初に「吉右衛門は生き損ないだ」という話をしました。「死に損ない」と言った方がわかりやすいんでしょうけれど、死ねなかったことによって、その後の人生までも生き損なってしまった人間、それが吉右衛門だと思うんです。吉右衛門は主である大石内蔵助の命によって、亡くなった赤穂浪士の遺族に討ち入りの全容を伝えることと、遺族が今後困らないようお金を運んで回るのですが、必ず遺族に「何故あなたは生き残っているのか?」と問いただされるんですよね。その問いに対して吉右衛門は否定的な自分の生き方を語るんですが、皮肉にも吉右衛門はそのときに自分の生を感じるんです。そういった吉右衛門の姿を作っていくのが僕の演じ方でした。


役所広司さんとの共演はいかがでしたか?

■佐藤浩市:役所広司さんは役に対する抱え込み方が本当にすごいなと思いますね。僕自身が持っている映画が好きな感情とは別かもしれませんが、本当に映画がお好きな方なんだなと感じました。非常に現場主義な方だと思います。


杉田成道監督とのお仕事はいかがでしたか?

■佐藤浩市:具体的な演技指導はありませんでしたが、最初にイメージを話し合ってどう演じるかを相談させて頂きましたね。本当に徹底した撮り方をされる監督さんだな、という印象を受けました。

『最後の忠臣蔵』佐藤浩市 オフィシャルインタビュー

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『最後の忠臣蔵』
2010年12月18日 より 丸の内ピカデリーほか全国にて
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式HP:http://www.chushingura.jp/

©2010「最後の忠臣蔵」製作委員会

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