『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』ブラッドリー・クーパー(フェイス役)公式インタビュー

1980年代にアメリカで人気を博したTVドラマ「特攻野郎Aチーム」を映画化。無実の罪で投獄された〈Aチーム〉と呼ばれる元特殊部隊のメンバーたちが、汚名を晴らすため、一大バトルを仕掛けていく姿をアクション満載で映し出す。葉巻がトレードマークのリーダー“ハンニバル”を始め、調達のプロ“フェイス”、怪力の持ち主“B.A”、ヘリ操縦の達人“マードック”といった奇抜なキャラクターが楽しい。“ハンニバル”を演じるのは、『96時間』や『タイタンの戦い』などアクションへの出演が続くリーアム・ニーソン。この命知らずの男たちによるド派手なアクションを手掛けたのは、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』で注目のジョー・カーナハン。
フェイスを演じたブラッドリー・クーパーにインタビュー

テレビ・シリーズとの違いは?
■ブラッドリー・クーパー(以下、ブラッドリー):「テレビ版のクオリティは忠実に守ったと思っているし、オリジナルのクリエーターもセットに来てくれたんだ。セットでの撮影の最高の日と言ったら、彼が来た日だろうね。いや、最高の日は何日もあったから、その中の1日ということになるけど。彼はセットにやって来ると、20分ぐらいのラッシュを見てから、撮影をしている僕たちのところにやってきて、僕が思い描いていたのはこういうことだったと言ってくれたんだ。最高だよね。ネットワークが参入する前にプロットを書いていた頃から、やりたかったのは今回のようなキャラクターだったらしい。
この作品でまさにそれを具現化していたんだと思う。全キャラクターのエッセンスは残しつつ、少しだけ骨っぽさを足して、ちょっとだけダークにする一方、コメディ的要素については同じトーンでという風に作っていった。もしそれが上手くいっているようなら、これを掘り下げていってコメディとアクションの微妙な境界線を進んでいけるだろうなと思った。でも同時にお客さんはとてもドラマチックなシーンや決して万人受けしないシーンにも遭遇することになる。でもそれがジョー・カーナハン監督の上手いところで、彼のほかの作品を見てみればそれがわかると思う。突飛なシチュエーションでさえ、とてもリアリティを感じさせることができるんだ。」
つまり本作は(テレビ版より)大胆かつパワーアップされたバージョンであると?
■ブラッドリー:「もちろんテレビ版には予算的な限界があったけど、本作は目玉となるアクション大作だから、空撮をしている飛行機から戦車を落としたり、とんでもないスタント・シーンを含む壮大なアクションを撮ることができたんだ。こんな映画に出演したことはなかったから、夢が叶ったって感じだよ。」
アクション映画の撮影というのはあなたにとってどういう経験になりましたか?
■ブラッドリー:「子供の頃の夢はこういう映画に出ることだった。『インディ・ジョーンズ」やドラマ的な作品、それにコメディにも影響を受けたけど、僕に一番影響を与えたのはこの手のジャンルなんだ。成長期の男の子たちは、銃を撃って走り回ったりっていう“ごっこ遊び”が大好きなんだよ。」
ではこれは男の企画って感じですね?
■ブラッドリー:「面白いこと言うね。いや実はヴァンクーバーで6ヶ月も撮影していたから、まるで自分の家みたいだなって思っていたんだ。こんな撮影は今まで経験したことがなかったから。何かのスポーツ・チームの一員になってシーズンを戦っているみたいな気分だった。男ばかりの中に紅一点のジェシカ・ビールは気の毒だったよ。男だらけの熱気の中で6ヶ月過ごさなければならなかったんだから。僕はラグビーかなんかのチームみたいですごく楽しかったけど。

そしてあなた方はバカ騒ぎをしていたと?
■ブラッドリー:「なにしろランペイジ・ジャクソンがいたからね。現場は男だらけなんだ、わかるだろ?当時のジョン・フォードの現場がきっとこんな感じだったと思う。ジョー・カーナハンがいい雰囲気を作ってくれてね。現場にはいつもいかにも大作映画の音楽って感じの音楽が流れていて、映画の中にいるって気分にさせてくれるんだ。もちろんまさに映画の撮影をしているんだけど。最高だったよ。
まるで『地獄の黙示録』みたいなシーンもあった。輸送機でバグダッドに降り立つシーンなんだけど、リーアムと僕が砂漠の真ん中で地上45フィートのところにクレーンで宙吊りになっているんだ。監督は『エイリアン』の曲をかけて、そこに送風機が回って風塵を巻き起こす。もう想像を絶する世界だったよ。こんなことしてお金をもらえるなんて信じられないね。」
つまり『Aチーム』の撮影を思う存分楽しまれたと?
■ブラッドリー:「間違いなく人生最高の仕事だったよ。もちろんこれまでも素晴らしい経験はいくつもしてきたけど、俳優としての経験という意味で言えば、こんなすごいのはなかった。銃の扱いを習って、撃ちまくるっていう機会はなかったからね。子供の頃の夢が実現しちゃった感じだったよ。」
どうやって体を鍛えたんですか?
■ブラッドリー:「1日に2000キロカロリー分食べる。そんなに量は多くないけど、砂糖、塩、小麦粉は抜き。そして1日2時間のワークアウトを毎日休まず続ける。基本的にはそれだけ。最悪だったけど、自分の身体の変化には驚いたよ。本作の終盤にリーアムと一緒に闘うシーンがあるんだけど、それが今回の経験の最高の場面だと言ってもいいんじゃないかな。そのシーンはシャツを脱いで撮影しなければいけなかったから。撮影の前日は完璧な身体を見せるために水さえ口にしなかった。でも撮影終了直後、今でも覚えてるんだけど、その日はイーグルスの試合があって、僕はフィラデルフィア出身だから、家に帰るとピザ3枚食べて試合を堪能した。それからベン&ジェリーズ(アイスクリーム屋)まで歩いていってチェリー・ガルシアにトレイル・ミックスをトッピングしたものを食べた。あとで病院に行く羽目になるかと思ったよ。ずっと小麦粉や砂糖断ちをしていたから、胃がびっくりするかと。でもワークアウトを止めたら体重は減った。もう増量するなんてクレイジーなことはしないつもり…。」
撮影の初日はどんな感じでした?
■ブラッドリー:「最初にやったのは全員でのスクリーン・テスト。初日は僕らがこの作品の中でいつも乗っているハマーに乗るシーン。B.A.が運転席でハンニバルが後部座席、マードックがそこで、僕はここという風にして座ったんだ。みんな衣装を着て。僕にはなんのことかわからなかったんだけど、ランペイジの笑いがなんだかヘンだった。彼はずっと声を殺して笑ってたよ。
ジョーも基本的にAチームの一員。僕ら4人のことを考えるときも、このチームの核を担っているのは彼だからやっぱり5人なんだと思うんだけど、そういう意気投合した部分がフィルムにも映っているといいなと思う。僕らのチームワークの良さは最初から出ていたし、そういうものは隠しようがないからね。『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(09)の撮影を思い出したよ。あのときの僕ら3人も同じだった。初日の撮影が終わったとき、トッドと僕は顔を見合わせて「うまくいったね」って。それとまったく同じことが起こったっていう…。」
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『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』
2010年8月20日 より TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて
配給:20世紀フォックス映画
公式HP:http://movies.foxjapan.com/ateam/
©2010 TWENTIETH CENTURY FOX









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