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2009年11月18日 (水)

『曲がれ!スプーン』長澤まさみ インタビュー

出席者:長澤まさみ

『曲がれ!スプーン』長澤まさみ インタビュー

とある喫茶店で年に一度、普段はその能力を隠しているエスパーたちが、自らの能力を披露し合うパーティーが開かれていた。ところがそこに超常現象バラエティ番組のAD・桜井米(ヨネ)が取材に訪れ、パーティーはとんでもない自体へと発展してしまう。

2005年に公開された『サマータイムマシン・ブルース』のスタッフが再集結。若手劇作家・上田誠(ヨーロッパ企画)と、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督がタッグを組み、ヨーロッパ企画の最高傑作戯曲を映画化。三宅弘城、諏訪雅、中川晴樹、辻修、川島潤哉といった小劇場界のオールスターキャストが個性的なエスパーを演じる中、長澤まさみが紅一点、桜井米役で主役を務め、作品に彩りを与えている。ほぼ1日の出来事が描かれるシチュエーションコメディに初めて挑戦した長澤まさみに作品の魅力を伺いました。

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演じた桜井米はどんなキャラクターだと思いましたか?

■長澤まさみ(以下、長澤):「自分の夢や希望を追い求めることに一生懸命な、子供心を忘れないかわいらしい女の子だと思いました。子供の頃に抱いていた夢を大人になっても追い続けることは、なかなか出来ることではないので、そこがとても魅力的だと思いました」


共感した部分は?

■長澤:「やっぱり一生懸命なところです。目の前にある仕事を頑張ってこなそうとするけれども、半信半疑な部分もあって、夢と現実の間でもがいている。そんな米に共感しました」


演じる際に特に気をつけたところは?

■長澤:「米はテレビ局のADさんです。私にとってADさんは身近な存在なので、今まで接してきたADさんたちの姿を米に重ね合わせたりしました。ADさんは“大丈夫かな?”って思ってしまうぐらい疲れているのに、自分がなすべき仕事を淡々とこなしていきます。そこがカッコイイと思いますし、一生懸命な姿を目にすると、“こっちも頑張らなくっちゃ”って、励みになるんです。この諦めない一生懸命さが、みなさんに伝われば良いなぁと思いながら演じました」


今まで出演されてきた作品とは、まるっきりタイプの違う作品だと思うのですが?

■長澤:「そうですね。ワンシチュエーションのお話はもちろん、コメディも初めてです。時間軸が途切れないライブな感覚を味わえるのが、この作品の良さだと思います。今までは、役柄の一生や1年間、1ヶ月間といった長い期間を演じることが多かったのですが、今回はほぼ1日の出来事です。ワンシチュエーションのお芝居は、やる度に新たな発見がありましたし、そこから生まれるライブ感を楽しみながら演じていました」


コメディは難しいという意見をよく耳にしますが、難しかったですか?

■長澤:「難しかったです。私は笑わせるよりも受けのお芝居が多かったのですが、笑いは狙って生み出せるものではありません。現場では“そこまで面白くないかな~”と思っていた笑いが、出来上がってみると絶妙な間となり、面白くなっていたりしました。笑いはどこで生まれるか分からないということを実感しました」


本広克行監督とのお仕事はいかがでしたか?

■長澤:「本広監督とは初めてお仕事させて頂いたのですが、以前、バッタリ海外で出会ったことがあり、不思議なご縁だなぁと思いました。一緒に仕事が出来るのもあの時の出会いがあったからかな?って、本作で描かれている偶然や奇跡を感じました。本広監督ご自身が楽しみながら演出されていて、その分、演じる側としては、少しでも本広監督の要求に近づけられるようにしなくてはと思いました」


本作の原作となる戯曲を手掛けたヨーロッパ企画の上田誠さんの印象は?

■長澤:「コメディセンスが抜群です。大笑いというよりもクスクス、ジンワリとした笑いで、どんな人が見ても嫌な気分にならないと思います。暖かさと心地よさが残る物語を書くことが出来る方です」


出演者の多くが舞台経験者ですが、何か刺激を受けましたか?

■長澤:「今までの映画やドラマでも、舞台を経験された俳優さんと共演する機会は多かったのですが、皆さんの役作りや取り組み方に、映画だから、舞台だからといった違いはないと感じていました。舞台はみんなで長い期間をかけて仕上げていくので、みなさん様々な意見を聞き入れる柔軟性を持っています。特に今回はそこの部分が勉強になりました」


エスパーの話ですが、超能力を信じますか?

■長澤:「信じていますし、あって欲しいと思っています。超常現象ではありませんが、
妖精やドラゴンとか、本当にいると思うと夢は膨らむし、想像力も豊かになります。信じるだけで人生に彩りが加わる気がします」


仮にひとつ能力が長澤さんに携わるとしたら、どの超能力が良いですか?

■長澤:「透視ですね。当たりクジを透視したいです(笑)」


出来上がった作品を見てのご感想は?

■長澤:「クスクス笑いつつ、心にグッときました。激しい展開がある作品ではありませんが、笑えてホッとして暖かくなれる映画でした。最後に子供がたくさん映るシーンがあるのですが、やっぱり子供たちにこの作品を見てもらいたいと思いました。子供は想像力豊かです。だから大人たちはこの作品を見て、頭ごなしに否定するのではなく、子供の夢を応援して欲しいです」

取材・文=伊藤P
写真=あすか
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『曲がれ!スプーン』
配給:東宝
公開:2009年11月21日
劇場:全国東宝系にて
公式HP:http://magare-spoon.com/

©2009 フジテレビ/ROBOT/博報堂DYメディアパートナーズ/東宝/日本映画衛星放送

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