『今日からヒットマン』森下悠里 インタビュー
出席者:森下悠里

ひょんなことから、伝説のヒットマン“二丁”の名を継ぐことになってしまった、ごく普通のサラリーマン・稲葉十吉。様々なピンチを営業で培った気転と得意の話術、即席で得た銃の知識だけで切り抜けていく十吉。そんな十吉の“ダブルライフ”を、コメディタッチで描いたアクションエンターテイメント『今日からヒットマン』。
同名の人気コミックを実写化した本作で、主人公十吉を裏社会へと導いていくヒロイン、ちなつを演じたのはグラビアアイドルとしてだけでなく、最近は女優としての活動も目覚しい森下悠里。殴られ、蹴られ血まみれになるちなつ役を体当たりで演じた森下悠里に話を伺いました。
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オファーをもらった時の感想は?
■森下悠里(以下、森下):「元々原作のファンだったんです。だから映画化されると聞いて、 “原作が面白いから、きっと楽しい映画になるだろうなぁ”って、自分が出演するということよりも、映画化という話自体に興奮してしまいました」
ちなつ役はご指名だったのでしょうか?
■森下:「そうなんです。最初はちなつ役のオーディションだと思っていたのですが、指名されたと聞いて“えっ!”って驚きました」
なぜ森下さんが指名されたのだと思いますか?
■森下:「私とちなつの性格は対極です。真逆だからこそ、私にちなつ役をやらしてみたら面白いと思ってくれたのだと思います」
ちなつはどんなキャラクターだと思いましたか?
■森下:「見た目も発言も今時の女の子ですね。そして、星野真里さん演じる真面目な十吉妻、美沙子とは対照的な存在です。裏社会に浸かっていて、それはちなつにとって特別なことではないんです。悪女とまではいかないのですが、小悪魔的な要素があって、自分よりも年上の十吉を手のひらで転がしてしまうような器用な子です」
ご自身とちなつは対極とおっしゃっていましたが、どの辺が違うのでしょうか?
■森下:「私自身はちなつほど器用ではないですね。ちなつは発言や行動もハキハキとしていてスピーディですが、私はのんびり屋さんでマイペースです。だから、撮影中“遅い!ちなつの動きじゃない!”って、よく言われていました。いつもの三倍速ぐらいの動きで演技したんですよ。早い動作を遅くするのは簡単ですけど、その逆は難しいですよね?ここがちなつを演じる上で、一番大変でした。でも出来上がった作品を見たらちなつの動きは別に速くないんです。普段の私の動きがいかに遅いかよく分かりました(笑)」
どうやってちなつの役柄に入っていきましたか?
■森下:「まずは髪型からちなつに入っていきました。今まで黒髪のショートカットが私のトレードマークだったのですが、ちなつはストレートのロングなので、髪の毛を伸ばして、ブリーチで色を抜きました」

殴られるシーンなど、結構、バイオレンスなシーンがありましたね。
■森下:「大変でした。勿論、当たらないように絶妙な角度でやって下さったのですが、逆に本当に当たっているかの様なリアクションをするのが難しかったです。痛いとか怪我したとかはなかったのですが、じっくりと時間をかけて撮ったので、ちゃんと見て欲しいシーンですね」
こういう汚れ役をあまりやりたがらない女優さんもいますが、抵抗感はなかったですか?
■森下:「原作で描かれているちなつはいつもアザだらけなので、撮影に入る前からそのつもりで望みました。だから抵抗感はありませんでした。ただ、ツバを吐くシーンがあるんですけど、ツバが飛ばなくて…。カメラが回っていないところで、ツバを飛ばす練習をしていました」
続きまして、共演者の武田真治さんですが、どのような方でしたか?
■森下:「今回、初めてご一緒させて頂いたのですが、とても優しくて、気配りのある方でした。私を含め、キャスト、スタッフ全員に武田さんから話しかけてくれました。現場は若い女の子が多かったのですが、武田さんがいないところで、“王子”って呼んでいました。いつも微笑んでいて本当に王子様みたいでした」
現場ではどのような気配りがあったのでしょうか?
■森下:「武田さんは主役なので、出演シーンも多いですし、ガンアクションの撮影は時間がかかります。とても寒い日に武田さんの出演シーンの撮影が長時間に及んだので、武田さんに“お疲れ様です”って声をかけたら、“いやいや、待っている方が疲れるでしょう”って。こういう優しい言葉をさらりと言えるのって、本当に凄いと思います」
演技を合わせてみて何か刺激を受けましたか?
■森下:「武田さんは十吉そのままでした。武田さんが喋っているのではなく、十吉が喋っていると思いました。それほどナチュラルでした。私はどうしてもセリフを言っているだけになってしまうことがあって、何度も撮影を止めてしまいました。そういう時、“ドンマイ!”って、緊張してガチガチになっている私をリラックスさせてくれました。私もこれからお芝居を勉強していくうえで、相手の方を気遣えるような人になりたいと思いました」
出来上がった作品をご覧になってのご感想は?
■森下:「とてもかっこよかったです。逃げる間もなくどんどんと裏社会に入り込んでいってしまう平凡なサラリーマンの姿を、リアルな映像でテンポよく描いていると思いました。もう冒頭のシーンから引き込まれて、自分が出ているのにも関わらず、“面白い!”って思いました。あと、原作に忠実な作りになっていて感動しました。原作ファンの方が見たら、“あっ、ここあそこだ!”ってきっと思いますよ。更に原作を読んだことが無い方が映画を見たら、原作を読んでみたくなると思います」
本作でチャレンジになったことは?
■森下:「やっぱりバイオレンスなシーンですね。ちなつはずっと傷だらけなので、通常のメイクがほとんどありませんでした。初めてのことだったので、良い意味で刺激になりました。見た方に驚いて頂けたら嬉しいです」
このところ映画、舞台と女優としての活躍が目覚しいですが、演じる楽しさは?
■森下:「全く自分と違う人物になることが成立する。これが何よりも楽しいです。普段、自分自身が出来ないことややってはいけないことが、演技だったらOKなんです。ちなつも自由奔放なキャラクターなので、いつもの私だったら出来ないことがたくさん出来て楽しかったです」
いつ頃から演技に目覚めたのですか?
■森下:「普段はグラビアがメインなのですが、2年ぐらい前に、矢吹春奈さんと一緒に『秘密潜入捜査官 ハニー&バニー』という作品に出演させて頂きました。矢吹さんは既にたくさん女優さんのお仕事をされていて、その時もすごく楽しそうにお芝居をしていました。その姿を見て、私もやってみたいと思ったのがきっかけです」
今後、トライしてみたい役柄は?
■森下:「ちなつは小悪魔だったので、今度は悪女をやってみたいです!本当の私だったら絶対に出来ない悪いことをしてみたいです」
それでは最後に、これからこの作品をご覧になる方々に一言お願い致します
■森下:「原作ファンの方々は勿論ですが、いろんな方に見て頂きたいです。今のこの世の中で、多くの人たちがストレスを感じていると思います。『今日からヒットマン』を見れば、きっと“普通のサラリーマンが、ここまで変われるんだ!!”って、勇気をもらえると思います。ストレスが発散出来て、希望も持てる。そんな作品に仕上がっているので、是非ご覧になってください」
<森下悠里 プロフィール>
1985年生まれ。T160B90(Gカップ)W55H90。
雑誌・バラエティーなどで活躍するグラビアアイドル。映画・舞台など女優としても活躍中。主な出演作に『秘密潜入捜査官 ハニー&バニー』(’07)、『秘密潜入捜査官 ワイルドキャッツ in ストリップロワイアル』(’08)、『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪』(’08)、『平凡ポンチ』(’08)などがある。
2009年9月には舞台「MEN&MAN男たちの想い」に主演している。
公式ブログ(http://today-yuuri.cocolog-nifty.com/)
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『今日からヒットマン』
配給:東映ビデオ
公開:2009年9月26日
劇場:銀座シネパトスほかにて
公式HP:http://www.kyokarahitman.jp/
©2009「今日からヒットマン」フィルムパートナーズ












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