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2009年9月29日 (火)

『アフロサムライ:レザレクション』完成披露舞台挨拶

日時:2009年9月28日
会場:シネマライズ
登壇者:監督:木﨑文智 、原作:岡崎能士 、美術監督:池田繁美(エミー賞受賞)

『アフロサムライ:レザレクション』完成披露舞台挨拶

アニメーション映画『アフロサムライ:レザレクション』がエミ-賞作品賞長編アニメーション番組部門にノミネートされ、美術監督を務める池田繁美氏が、第61回エミー賞アニメーション個人部門審査員賞を受賞した。

日本製作のアニメーションで日本人が受賞したのは史上初の快挙となる。LAでの授賞式出席から帰国して初めて公の場でのご舞台挨拶が9月28日(月)に渋谷 シネマライズにて行われた。

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まず、美術監督の池田繁美さん、ジャパニメーションがついにやりましたね!エミー賞を受賞という快挙を成し遂げた訳ですが、受賞が決まった時はどんなお気持ちだったでしょうか。

■池田:「受賞が決まった時が一番静かなもので、候補にあがっている時に大騒ぎをしました。日本にいる時に、どうせ獲れるわけがないので今うちに騒いでおこうよ言っておりました。アメリカに行き思ってもいないような大騒ぎになっていまして、僕が何か悪いことをしたんでしょうかってくらい皆に注目をされました」。


反響は大きかったんですか?

■池田:「トロフィーを持って歩くと、街を歩いてる人に「Congratulations!」と方をポンと叩かれたりと歓迎を受けました」


受賞のコメントは、オバマ大統領の有名なフレーズと、そして最後の「ヤッター!」は日本でも人気のアメリカのTVシリーズ「HIROS」のマシ・オカのセリフ?で会場では大うけしていたようですが、狙われましたか?(笑)堂々とされているように見受けられましたが。

■池田:「ショーの進行が始まる前に、なるべく皆で楽しくやろうよということをMCの方がおしゃっていましたので、堅いことも考えてはいたのですが日本人ということもあり聞き取りにくい英語を話すよりも、日本人で有名な「ヤッター」だろうなと」


ご自身の気持ちもその様なかんじだったのですか?

■池田:「そうですね。ただ、「今、僕はなにをされているんだろ?」とおろおろした状態でしたけど」


賞を受け取られた時には実感などどうでしょうか?

■池田:「そうですね。受け取った時にはすごく実感が湧いたのですが、すぐに持っていかれちゃいまして「あれ?それ貰えないの」と思いましたが、後日ちゃんとサインが入った名前入りのものを頂けたので安心しました」


アフロサムライの美術監督としてどのような点をこだわられたのでしょうか?また、どんなところがアメリカで評価されたと思いますか?

■池田:「アメリカで評価されたのは、アメリカ向きに作ったということです。日本で日本人の監督の元、日本人向きに作っているのではなく、岡崎さん、木﨑さん、現地のスタッフとどうしたらアメリカ人にウケるようになるか考えて作りました」


何か参考にされたものはあるのですか?

■池田:「アメコミとかですね。カラフルな色使いとか、監督のイメージもありましたし、今回はかなり派手にやりました」


ありがとうございます。『アフロサムライ:レザレクション』は同時に長編アニメーション部門の作品賞にもノミネートされました。こちらも日本製作のアニメーションがエミー賞にノミネートされるのは、史上初の快挙となります。それでは原作者の岡崎さんに御伺いします。同人誌から始まった「アフロサムライ」が、アニメーションになり、海を越えてついにエミー賞受賞、そして年末日本での凱旋公開を控えているわけですが、感慨もひとしおなんじゃないでしょうか。

■岡崎:「そうですね、始めたときは貧乏だったんですけど、自腹切って、その頃は100部しか印刷できなくて・・・。」


始められたのはいつ頃ですか?

■岡崎:「98年ごろですか・・・。その時は飲みながらの話で、「これアメリカでウケタら面白いよね」っていう話はしていたんですが、まさか本当にこんな・・・パート2まで出来て、エミー賞にノミネートされるっていうのは想像もしていなかったので、嬉しいですね」


岡崎さんは、エミー賞受賞の現場にも参加していらっしゃいましたし、今年7月のアメリカでのアニメエキスポでは現地のファンからサイン攻めにも合ったと聞いております。アメリカでの手ごたえを実感したのはどんな時でしたか。また、アメリカを始めヨーロッパなど海外での高評価をどのように感じていらっしゃいますか。

■岡崎:「最初にパート1の公開(放映)の前にアニメイベントに行ったのですが、その時はかなり大きなホールでパネルディスカッションをやりましたが、2000人ぐらいのお客さんが集まって、物凄い盛り上がりで。これは何かエライ事になっているぞと。その後、イベントにも行かせていただいているのですが、毎回ファンの方々がサインにならんでいただいたり、本当に嬉しいですね」


実際、ファンの方からはどんなお声が掛かるのですか?

■岡崎:「黒人の方が多くて、みんなとても陽気なんですね。ボクの前に来るとテンション高めでスラングで“オイッ”みたいな感じで来るんですよ。友達みたいな感じで。言葉が違う方々がこれだけこの作品に盛り上がってくれているのは本当に嬉しいです。
ヨーロッパも凄い盛り上がりで、ドイツとイギリスのイベントに参加させてもらいましたが、どちらもみなさん並んでいただいて、ドイツではまだDVDも発売されていなかったんですが、おかしいなと思って「You Tubeで観た人」って聞いたら、みんな手を上げていて・・・(笑)「でもDVD買ってね」って言ったら、かなり売れたみたいです」


続きまして木﨑監督にお話しを伺います。まず、監督もエミー賞受賞の現場に駆けつけられましたが、いかがだったでしょうか。

■木﨑監督:「思っていた以上にビックイベントで、日本サイドのスタッフはみんな羽織袴で、かなり作品賞をとる気マンマン会場に乗り込みまして、本当にサムライの気持ちで。結果は作品賞は残念だったのですが、エミー賞にノミネートされているだけでもかなり凄い事で、何よりもアメリカのスタッフも本気になっていた事が嬉しかったです。こういう作品を作らせていただいて、GONZO、岡崎さん、スタッフに感謝しています」


前作に続き、再び岡崎さんとタッグを組みましたが、前作との違いなどはどういったところにありますか?

■木﨑監督:「単純にアフロ1より面白いもの、いいものを目指しましたので、岡崎さんのアイデアをどんどん引き出してやるというのが1番の目標でした」

■岡崎:「「もっと面白いネタないの?」ってよく言われてました(笑)ファミレスとかで(笑)」

■木﨑監督:「考えもしないようなアイデアが出てくるんです。凄い引き出しを持っていて、常人じゃ考えつかないような面白いアイデアを持ってらっしゃるんです」

■岡崎:「いや、監督、凄く厳しいんです。僕的には必死でした。(笑)」


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