『第2回したまちコメディ映画祭in台東』記者会見
■8月11日(火)
■旧東京音楽学校 奏楽堂
■出席者:いとうせいこう(総合プロデューサー)、大林宣彦(監督)、
岸本加世子(女優)、堀部圭亮(映画監督・俳優)、吉住弘(台東区長)

日本のコメディ発祥の地、「浅草」。日本有数の芸術・文化施設の集積地域、「上野」。この2つの地域を舞台に、今年9月22日(月・祝)~25日(金)、「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素をかけ合わせた日本初の大規模なコメディ映画の祭典、「したまちコメディ映画祭in台東」(略称「したコメ」、第22回東京国際映画祭提携企画)が今年も開催される。
映画人、地元の皆さん、観客が一緒に盛り上がるべく、いとうせいこう(総合プロデューサー)、大林宣彦(監督)、岸本加世子(女優)、堀部圭亮(映画監督・俳優)、吉住弘(台東区長)による記者会見が行われた。
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■いとうせいこう(総合プロデューサー):縮小する映画祭が多い中、まさか第2回目がここまで大きくなるとは思っておらず、感激しています。コメディが持つ、人間を肯定する気持ちがそうさせたと思います。重責を感じますが、楽しい映画祭になるよう頑張ります。
浅草・上野という2つのエリアは、江戸時代から芸人をたくさん育ててきた町です。ですから、例えばコンペティション部門から出てきた新人監督たちに、町の人たちが「おい、面白かったな、焼き鳥でも食ってけ」と声をかけてくれる、そういうことを夢に見て、映画祭を始めました。そして早速、今回から短編コンペティション「したまちコメディ大賞2009」を設けさせていただきました。観客の皆さんにもサポーターの皆さんにも審査に参加していただき、この町からたくさんの人たちが育っていくことを信じています。クオリティの高い207作品が集まったことにも感謝しています。
昨年の雷門?仲見世通り?浅草寺本堂のレッドカーペットは、お客さんとの距離が世界一近いレッドカーペットだったと思っております。今年は、かつて江戸で歌舞伎を上演するときにやっていたような、出演者の船乗り込みで始まるレッドカーペットを行います。「船乗り込み」と「レッドカーペット」という、日本と西洋が一つになったオープニング・イベントです。世界の映画人がこれを見たとき「あれに参加したい」と言わせるものにしたいと思っております。アジアの映画や周辺イベントを含め、とにかく色々なものが詰まった、お祭りの良きあり方をお見せできると思いますので、たくさんの人に来ていただきたいです。
■大林宣彦(「したまちコメディ大賞2009」審査員長):今日は嬉しくて元気です。国の元気は庶民の力から来ており、庶民の元気は笑いから来ると思っております。昔の良さを残し、伝えることが明日の元気につながります。
(「したまちコメディ大賞2009」について、募集作品を)コメディに限ると、どれだけの作品が来るか不安でしたが、コメディとは元気に生きるための知恵であり、今を生きる人に必要な力だと思います。それは、笑いには批評家精神が必要だからです。何かに関して、理屈ではなく庶民の暮らしの知恵の中から、「それ違う、これはこうじゃないか!」と爆発することが笑いにつながります。
(コンペ部門の上映作品の)作者たちと一緒に、笑いのある未来、笑いに満ちた世界を夢見たいと思っております。喜怒哀楽を通じて、大切なことをより分かりやすくしてくれるのがコメディだと思います。コメディは心を開いてくれます。コメディ映画は文化としての世界、未来づくりに必要です。お客さんの心を解きほぐすのは、涙ではなく笑いだと思います。私も、次は笑いを扱った映画を作ってみたいと思っております。
■岸本加世子(「したまちコメディ大賞2009」審査員): 参加できたことに感謝しています。下町のびのびとした姿やテンポが好きで、憧れています。素敵な作品に出会えるだろうと、わくわくしています。
ドラマのデビュー作で大先輩の伴淳三郎さんに可愛がっていただいたり、北野武監督に浅草に飲みに連れていっていただき下積み時代の話をうかがったりと、浅草は、伴淳三郎さん、渥美清さん、北野武監督など、私が一番影響を受けた、一番大好きな先輩たちを育んだ町です。そういう意味で、私にとっての笑いのルーツは間違いなく浅草にあるので、とても楽しみですし、大恩人の方々が育んだ笑いに少しでも浸れたら良いなと思います。
■堀部圭亮(「したまちコメディ大賞2009」審査員):5歳まで台東区に住んでいたので、親しみを感じています。映画祭が盛り上がるよう、精一杯頑張りたいと思っております。
池袋のストリップ劇場でコントをしていた頃、そのときの師匠に「笑いは品がないと駄目だ」と言われ、大きな影響を受けました。その後、20歳のとき(コメディ栄誉賞受賞者であるコント55号の)萩本欽一さんのオーディションを受けて合格し、テレビに出演するようになりました。そこで萩本さんに学ばせていただいた多くのことが、今の自分にあるすべてといってもよいと思います。笑いが難しいかどうかは別として、笑いには、お客さんの反応が早いという特徴があります。だからコメディに絞ったこの映画祭は面白いと思います。笑いとの縁を感じつつ、宿命なのかなと思っております。
■吉住弘(「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会会長:今年は2回目ですが、昨年に比べ期間も会場数も多くなりました。多くの皆様方に映画祭を楽しんで頂きたいです。景気は低迷していますが、大いに笑って元気を取り戻して、活力のある台東区にしたいと思っております。将来的には、国際的な映画祭にしていきたいと思っています。
コント55号のお二方、萩本欽一さん、坂上二郎さんのご活躍があったからこそ、昭和30年代、40年代の笑いがいつまでも思い出に残っております。この映画祭を通じて、当時の情景を思い起こしていただければ嬉しく思います。
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「第2回したまちコメディ映画祭in台東」
9月22日(月・祝)~25日(金)
<主なイベント内容>
○前夜祭オールナイト 映画秘宝ナイト
○特別招待作品
○生誕100周年記念 伴淳三郎特集
○浅草キッドのコメディ映画講義
○コメディ特別講義 祝!モンティパイソン結成40年!!空飛ぶBBC帝国
○したまちコメディ大賞2009(短編作品のコンペティション)
○コメディ栄誉賞 コント55号特集
○声優口演ライブinしたコメ(クロージングイベント内)
<主な会場>
[浅草公会堂]
[浅草中映劇場]
[東京国立博物館・平成館]
[上野東急2]
[不忍池水上音楽堂]
<お問い合わせ>
第2回したまちコメディ映画祭in台東
03-6809-0560
(月~金および会期中:9:30 ? 18:00)
公式サイト:http://www.shitacome.jp/2009/




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