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2009年2月16日 (月)

Livespire『嵐になるまで待って』佐藤克則監督&加藤昌史 インタビュー

“まったく新しい映像エンタテインメントが完成!”

出席者:佐藤克則、加藤昌史

Livespire『嵐になるまで待って』佐藤克則監督&加藤昌史 インタビュー

オペラやミュージカル、スポーツなどをデジタルシネマ作品として映画館で配給する、まったく新しい映像エンタテインメントサービス“Livespire(ライブスパイア)”。その第4弾として、2月21日より演劇集団キャラメルボックスの人気舞台をデジタルシネマ化した『嵐になるまで待って』が公開となる。公開に先駆けて、映像監督の佐藤克則と、キャラメルボックスの製作総指揮を務める加藤昌史にお話を伺いました。

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舞台作品が映像化されたときに舞台の演出家が怒るという話をよく聞きますが、加藤さんは出来上がった映像を観てどう思われましたか。

■加藤昌史(以下、加藤):「大喜びですよ。僕らはもともとコラボレーションが好きなんです。過去にもミュージシャンとコラボしたり、JRとコラボして東北新幹線の中で芝居をやったこともありました。だから今回もすごく楽しかった」

■佐藤克則(以下、佐藤):「劇団の人の思い入れもわかるので、いろいろ注文されたり、無理難題を押し付けられたりする可能性も頭にはありました。でも、加藤さんが「自由にやって欲しい」と言ってくれて、助かったと同時に逆にプレッシャーもありましたね」

■加藤:「最初は不安もありました。監督と一緒に仕事をするのは初めてでしたから。ところが試写を観て、「何てポップで格好いい映像を撮る人なんだろう」って唸ってしまったわけです」

■佐藤:「そう言ってもらえるとすごくうれしいですね」


舞台撮影には8台もの映画撮影用デジタルカメラが使用されたそうですが。

■佐藤:「そうですね。でも、8台でも足りない、もっとこんなカットが欲しい、と思ったことも多々ありました」

■加藤:「顔のアップを映し出すことは舞台ではやりたくてもできません。だから役者の表情や息遣いがハッキリと捉えられているのがうれしかったですね」

■佐藤:「役者さんの反応はいかがでしたか? 映画だといったん芝居を切って、モニターで自分の演技をチェックできますが、舞台だとなかなか役者さんは自分の芝居を見る機会がないと思うんですよ」

■加藤:「「私ってああいう顔してたんだ」「メイクが濃かった」「芝居が濃かった」とか言いながら、皆喜んでましたよ。ただ舞台の演技で大事なのは、気持ちを表現すること。だから敢えてアップに耐えられないようなものすごい表情で感情を表現する役者もいますからね。「お前美人なのにそんな顔していいのかよ!」みたいな」

■佐藤:「そういった表情を映像で撮れたので、本当にドキっとしました。ハイビジョンだときめが細かいから、そのすごくいい表情や細かい動きを映像で切り取ることができたんです」


しかも録音にはマイクを何十本も使用したとか。

■加藤:「僕らの芝居は、舞台全体を使って全員がしゃべってたりしますからね。編集の際にはあれ全部聞いたんですか?」

■佐藤:「ええ、だいたいは(笑)。本筋のストーリーとは別の役者の声がボソボソと入っていて、それがすごく面白かったりもしたので、そのへんの選択に気を遣いました」

■加藤:「一番すごいと思ったのが、クライマックスの嵐のシーン。あれは本当に怖くて震えましたよ。舞台では嵐の音にかき消されて、役者たちが“何か叫んでる”程度だったのですが、映画では……この辺りについては、映画館で観てもらうということで(笑)」


それでは最後にメッセージをお願いします。

■加藤:「生より面白いかも……いやいや、生とは別の、新たなデジタルシネマ作品として面白いです!」

■佐藤:「舞台でも映画でもない新しいエンタテインメントが完成しました。ぜひご覧ください」

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<佐藤克則監督 プロフィール>
1978年茨城県生まれ。日活芸術学院出身。2007年、文化庁「若手映画作家育成プロジェクト」の選出監督8名に選ばれ、短篇『trash words』を監督。同作品はSKIP国際Dシネマ映画祭2007の短編部門にノミネートされた。Livespire第2弾作品『FROGS on Screen』監督。

<加藤昌史 プロフィール>
1961年東京都生まれ。早稲田大学出身。1985年に成井豊と演劇集団キャラメルボックスを結成。同劇団の製作総指揮、公演の音楽監修を務める。終演後のロビーでは自らグッズ販売もおこなう。演劇製作会社・株式会社ネビュラプロジェクト代表取締役社長。


Livespire『嵐になるまで待って』
配給:ソニー株式会社
公開:2009年2月21日
劇場:新宿ピカデリーほかにて
公式HP:http://www.caramelbox.com/livespire/

©株式会社ネビュラプロジェクト/ソニー株式会社

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