『誰も守ってくれない』志田未来 インタビュー
“「守る」という言葉の意味を学びました”
出席者:志田未来

容疑者の家族となった少女と彼女を保護する刑事の姿を通して、人間の脆さ、そして強さを描く衝撃の社会派エンターテイメント作品『誰も守ってくれない』。
あの『踊る大捜査線』シリーズで脚本を手がけた君塚良一が、警察取材を行う中でかねてより強い関心を持ちあたためてきた<容疑者家族の保護>というテーマに挑戦した本作。手持ちカメラの撮影をメインに据え、リハーサルからカメラを回し、その中で生まれたリアルな動きを切り取る“セミドキュメンタリー撮影”という方式を用いて、追い詰められる家族や暴走するネット社会といったありのままの日本の問題を浮き彫りにしていく。
主人公の刑事・勝浦には実力派俳優・佐藤浩市。そして松田龍平、石田ゆり子、柳葉敏郎といった豪華キャストが脇を固める中、ドラマ「14才の母」や映画「母べえ」で光る演技を見せた志田未来が今回のヒロインの少女・沙織を熱演。追い詰められる容疑者の妹という難しい役どころを演じた彼女にお話をうかがいました。
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沙織はどんな女の子だと思いましたか?
■志田未来さん(以下、志田):「普通に学校に通って友だちと遊んでいるような、どこにでもいる女の子だと思いました」
沙織は多くの人が経験しないような特殊な環境に置かれるわけですが、何か役作りをしていかれたのでしょうか?
■志田:「最初に君塚監督にお会いしたときに、あまり芝居を決め込まないで、現場の雰囲気とか周りの役者さんのお芝居に応じて演じればいいからと言われていたので、あまり考えていかなかったです」
撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
■志田:「今回はセミドキュメンタリー方式という撮影方法で、現場に入ると本番じゃなくても、いつカメラが回っているかわからないと言われていたので、常に緊張感がありました。でも撮影後はみんなでボーリングに行ったりして楽しい現場でした」
具体的にはどのような撮影だったのでしょうか?大変ではなかったですか?
■志田:「常にカメラが2台あっていろんな場所を撮影していたのですが、カット割なども聞いていない状態なので、自分がどこをどのように撮られているかわからなかったんです。リハーサルも少なく、急に本番だったり、本番が何度もあったりして、そこからよいところを使うという感じだったと思います。大変ではなかったのですが、初めての経験だったので慣れるまではやはり戸惑いましたね」
再共演となる佐藤浩市さんとの共演はいかがでしたか?
■志田:「セリフとセリフの間が絶妙で改めてすごい役者さんだなと思いました。現場ではいつカメラが回っているかわからなかったので、あまりお話できなかったのが残念です」
撮影前に君塚監督からある写真集を渡されたと聞きましたが。
■志田:「紛争地などで両親を亡くした子供たちの写真集をいただきました。その子たちの目と沙織の目は似ているはずだから現場に入る前に見ておいてと渡されました」
監督は、現場に入った際に志田さんの目がまさにその目になっていて驚いたとのことですが。
■志田:「「この目にならなきゃ」とかそんなに意識したつもりはないんですよ」
本作では加熱する報道や匿名性の強いネットの驚異も描いていますが、15歳の志田さんから見てこの現状をどう思われましたか?
■志田:「怖いと思いました。今まで何もなく普通に過ごしていた女の子が、インターネットで書き込まれたりするのはやはりひどいですよね」
本作に関わって犯罪者家族の保護をどう受け取りましたか?
■志田:「いろいろな意見があるかと思いますが、(犯罪者家族も)保護されなくてはいけないような状況に追い込まれてしまう。彼らを取り巻くそういった状況がひどいなと思いました」
出来上がった作品を観て、客観的に何を感じましたか?
■志田:「私は今まで“守る”という言葉を簡単に使っていたのですが、この作品を見てこの言葉は本当は深くて大きなものなんだなと学びました」
この作品をどういう人たちに観てほしいですか?
■志田:「もちろんいろんな方に観ていただきたいんですが、私と同世代の人たちなら沙織と同じ目線で感情移入をすることができると思うので、同世代の人たちにもぜひ観てほしいです」
今後演じてみたい役柄はありますが?
■志田:「普段できないことをこのお仕事でやりたいと思っているので、ギャルとかヤンキーの役をやってみたいですね」
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『誰も守ってくれない』
配給:東宝
公開:2009年1月24日
劇場情報:全国東宝系にて
公式HP:http://www.dare-mamo.jp/
©2009 フジテレビジョン 日本映画衛星放送









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