笑いあり涙あり、配偶者なし!?『252―生存者あり―』初日舞台挨拶
『252―生存者あり―』舞台挨拶はお祝いムード…でもキム兄は「配偶者なし」?!
日時:2008年12月6日
場所:丸の内ルーブル
出席者:伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、桜井幸子、大森絢音、水田伸生監督

東京を巨大台風が襲うなか、生存者たちの救助に命をかけるハイパー・レスキュー隊と、生還を信じて待ち続ける生存者のドラマを描く映画『252―生存者あり―』が公開初日を迎え、水田監督と出演者一同が舞台挨拶を行った。
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■伊藤:「映画の中ではいつも汚れていたので、きょうは精一杯お洒落してきました!公開初日ということで、とても幸せです。楽しんでいってください」
■内野:「あったかい拍手をありがとうございます。一生懸命助ける兄(役)の、内野です。一生懸命、助けました!厳しい厳しい兄を演じたんですが、僕の心はつねに、伊藤英明・ハートマーク!でした(笑)。今は髪型もスカしてますが、映画の中では丸坊主です!」
元レスキュー隊員の弟を演じた伊藤さん、そしてレスキュー隊員たちをまとめる兄を演じた内野さんは、寒さや汚れの中で過酷な撮影に挑戦。さらに撮影後には怒涛の宣伝キャンペーンにも走り回り、この映画では思い出もたくさん残っているよう。
■伊藤:「キャンペーンは映画の過酷さを超えていますね…。大変だけど、一人ひとりのお客さんの顔を見て、声を聞いたら、すべて大変さが報われる気がします。本当にきょう初日を迎えることができて、今までの大変さがふっとびました。キャンペーン中は、毎回、同じことを何度も聞かれるので、自分が何を喋っているのかわからなくなりまして…」
話の間、どうしても司会者の方を向いてしまう伊藤さんに、ここで共演のキム兄から「前を向け」のジェスチャーが。伊藤さん、「あ、ちゃんと舞台を見て喋ろと…」とつぶやくと、
■木村:「舞台じゃない、客席を見て!」
と突っ込み!実は伊藤さん、大きな会場で舞台に立つのは恥ずかしいそう。
■内野:「僕は、ほとんど(伊藤と)撮影が一緒じゃなかったんです。彼は地下に閉じ込められる役で、僕は助けるほうですから。でも、救出のシーンはすごい誇りまみれのところでやっていたので…彼にはうがいの仕方を教えました。隊長役ですから、隊員に示しをつけなくちゃいけないと思ってタバコをやめまして、そうしたら「隊長がやめるんならオレもやめます!」って、全員がタバコをやめて。で、僕は控え室の物陰でひっそり吸っていました(笑)。それを英明に見つかって…黙っててくれてありがとう!」
内野さんの思わぬ告白に、会場も舞台上の共演者も大爆笑。特に、隊員のひとりを演じた山本さんは寝耳に水、だったよう。
■山本:「レスキューの訓練はほんの1、2ヶ月で、大変さの、ほんの入り口しか入ってないと思うんですけど、隊員の方々は本当に命を張って、別に高い報酬をもらっているわけでもなく、人を助けたいという思いだけでやっている人で、その魂を僕たちにも注入したいという人ばっかりなんです。朝9時から日没まで本当に激しい訓練をしていただいて、次の日は全身筋肉痛で動かなくなるくらいのことを2ヶ月近くやって、本当にすごかったですね。あと、内野さんの熱さには参りました。順番にレスキュー隊がどういうものか知っていくという感じなのかと思ったら、稽古の初日にもう「隊長」としていらっしゃって、ぐいぐい引っ張ってみんなをまとめてくれて。内野さんがタバコをやめるならみんなもやめようっていう雰囲気になったのに…影で吸っていたって…(笑)」
内野さん、思わず「こういう大人にはなっちゃいけないね」と苦笑。厳しい撮影条件の中でも、楽しい話が飛び出す『252』の現場だが、共演者たちがその思い出が次々と語ってくれる。
■山田:「楽しかったです。色々と…みなさんそれぞれに思い出があります。伊藤さんはいつもちょっかいを出してきましたね。触ってきたり…」
■伊藤:「セクハラかよ! 孝之はいつも大人しくて、つかみどころがないから、元気かな、と思って反応をうかがうわけです。現場では電動バイクが流行って、ふたりで風を感じながら乗ってましたね」
■香椎:「気象庁での撮影は、これから見ていただいて分かると思うですが、温水(洋一)さんに注目していただきたいです。とにかく、細かいところで面白いことを探していて、例えば、急がなきゃいけないのにペンを取りに戻っちゃったり…そういうところを見ていただきたいです」
■木村:「温水の頭が台風一過みたいな感じやからね…(会場またまた爆笑)」

■MINJI:「私は演技も主題歌も、自分にとってすべて初、初、初の体験だったので、毎日うれしくて楽しかったです。みなさんとても優しくしてくれました」
■木村:「本当に、現場では伊藤くんが懐の深さを発揮してくれて、常に声をかけてくれるわけですよ。体の心配とか、家庭の心配も…って、家庭の心配はいらんねん!(笑) いや本当にね…現場は寒かったんですけどそれも気にしないくらい楽しくいけました。みんなは、『252―生存者あり―』だったんですけど、まあ僕の場合は「配偶者なし」ってことで…ああ、ひとりで生きて行かなければいけないんだな…と(笑)。まあ、「妻帯者あり」の方もいるでしょうし、銀座では(宝くじで)「当選者あり?」って、まあみなさんいろいろな「アリなし」がありますけど、この映画みたら大切なものが…」
■伊藤:「明日の新聞記事、全部ソレになっちゃいますよ(笑)」
楽しそうな現場の雰囲気が伝わってくるが、その中でひとり、家族の生還を待つ妻であり母親を演じた桜井さんは、子役の大森絢音ちゃんほか、壇上に並んだ共演者と一緒に撮影したシーンが、実はほとんどないそう。
■桜井:「絢音ちゃんと一緒にいるシーンがとても少なかったので、そのシーンがとても貴重だな、と思ったのと、ずっとひとりで帰りを待っているシーンが多かったので、ちょっと寂しかったですね。一緒に同じシーンを撮った方がほとんどいなくて、本当に一緒にお仕事したのかな?という感じなんですが、こういう場所で何度も顔をあわせると、改めて一緒にお仕事したんだな、と実感がわいてきます」
一方、共演シーンは少なかったものの、絢音ちゃんのほうは優しい「ママ」を心から慕っている様子。この日は、前夜に書いた手紙を披露してくれた。
■大森:「252を作ったみなさんへ。きょうから252が公開されるので、たくさんの人たちに見てもらえると思うと、とてもうれしいです、オーディションに受かって、耳が聞こえなくて声を出して話すことができない子供の役と教えてもらって、私にできるのかな、と心配になりました。スタッフの方は私よりもずっと長い間寒いところにいて頑張って仕事をしていて、それを見て、寒いとか疲れたとか、言ってはいけないな、と思いました。寒くても頑張れたのはスタッフのみなさんのおかげです。水田監督は、最初は怖くて何にも教えてくれない監督だったらどうしようって思っていたけど、すごく親切に教えてくれました。最後にオッケーが出たときは、親指を立ててグゥ~って言ってくれたので、うれしくなりました。また頑張ろうと思えたのは水田監督のおかげです。ママ役の桜井さん、ずっとホテルに泊まって自分のお母さんに会えなくて寂しいと思っていたけど、桜井さんが一緒に本を読んでくれたり、大好きな犬の話をしてくれて、寂しい気持ちにならずに頑張れたのは桜井さんのおかげです。そして最後にパパ役の伊藤さん、現場ではいつもドロがついていたけど、とてもカッコ良かったです。いつも、大丈夫か、寒くないか、こっちの部屋があったかいぞ、グミ食べるか、と声をかけてくれました。私の本当にお父さんが現場に来ていたけど、お父さんと同じくらい私のことを気にしてくれて、この252でもうひとりお父さんが出来たみたいで嬉しかったです。パパありがとう、大好きです!」
絢音ちゃんのこの素晴らしい手紙に伊藤さん思わず目頭が熱くなり…
■伊藤:「本当に、恥ずかしいですね。後で読みます」
と照れ笑い。その後水田監督が、きっちりとご挨拶して舞台挨拶を締めくくっていた。
■水田監督:「絢音ちゃんの手紙のほうが映画より感動できるんじゃないかと思って、今また辛くなってきました…(笑)。本当に、主要キャスト以外にも、大勢の俳優、スタントの方、エキストラの方に感謝の思いでいっぱいですし、スタッフを代表しまして、本日のみなさんのご来場に心から感謝いたします!」
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『252―生存者あり―』
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2008年12月6日
劇場:サロンパス ルーブル丸の内ほか全国にて
公式HP:http://www.252-movie.jp/
■あらすじ
直下型地震が首都を襲った数日後、地震の影響で巨大な高波が東京を直撃した。崩落した新橋駅の地下に閉じ込められた祐司たちは、救助を求めて行動を起こす。一方地上では、レスキュー隊長である祐司の兄・静馬が必死の救出活動を続けていた。そこへ追い討ちをかけるように巨大台風が発生。気象庁はレスキュー隊に撤退を進言し、捜索は打ち切られてしまう。そこへ、地下から2・5・2のレスキュー信号が…。
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■人物紹介
伊藤英明
1975年8月3日生まれ、岐阜県出身。1993年、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリに輝き、97年の「デッサン」でテレビドラマ・デビュー・以後、ドラマ「YASHA-夜叉‐」で初の主演を飾る。映画では2004年の『海猿 ウミザル』が大ヒットし、以後、も『この胸いっぱいの愛を』『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』などに出演している。
内野聖陽
1968年9月16日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学政治経済学部在学中に文学座研究所に入所、NHKドラマ「街角」でデビューする。その後、舞台「エリザベート」「ぺリクリーズ」や、映画『(ハル)』『黒い家』『あかね空』などへ出演。2003年のドラマ「蝉しぐれ」では第44回モンテカルロ国際テレビ祭で主演男優賞を受賞した。
水田伸生監督
1958年8月20日生まれ。広島県出身。1981年に日本テレビへ入社し、助監督としてキャリアをスタートさせる。2002年「サイコドクター」や2005年「冬の運動会」などを演出。映画では、2006年に『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』でデビューし、2007年の2作目『舞妓Haaaan!!!』も話題を集めた。




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