『ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日』主演:ジョージア・グルーム 公式インタビュー

男の子といかに親密になるかを究極のテーマに掲げ、容姿のコンプレックスを嘆き、石頭の親に反抗するヒロインの悩みは深い。端から見ればどうってことのない些細なことも本人にとっては一大事。15歳前後とはそういう年頃だ。一途な分だけ独善的だが、大好きな彼から「きみは自分のことしか考えてない」と痛い所を突かれて深く反省する素直さも持ち合わせている。ルイーズ・レニソンのベストセラー小説「ジョージアの青春日記」を原作に、アメリカのティーン・ムービーの軽さにイギリス的ユーモアを加えて、恋と友情と家族愛を描いたのは『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ監督。登場人物のイカレっぷりが楽しい。
今回は主役ジョージアを演じたジョージア・グルームさんにお話を伺った。
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映画に出演する前から、原作の本のことは知っていましたか?
■ジョージア・グルーム(以降、ジョージア):「本のことは知っていました。1冊は読みましたが、でもそれはシリーズの途中の本でした。キャスティングの知らせが来て、原作の本があれば、私はいつでも読むことにしています。というのは、台本の一部しか渡されないことがあるからです。一冊目の本を読んで、とてもおもしろいと思いました。2冊め以降は読みませんでした。早い時期に読んでしまうのは危険だからです。彼女がどんな人なのか知りたくなかったんです。ただ、本では彼女がどんな人か、基礎を知りたいだけでした。撮影が終わってから、シリーズを全部読みましたが、とてもおもしろかったです。次の新作に期待しています」
ジョージア・ニコルソンの経験は、なんらかの形であなた自身の経験を反映していますか?
■ジョージア:「あの話は、実際は、ルイーズ・レニソンの生活に基づいているんだと思います。かなり自叙伝的な内容ですから。ちっちゃな水着やキスと抱擁の話ばかりではなくて、多くは、彼女の生活が書かれています。彼女の意見はとてもおもしろくて、全面的に共感できます。あの本を読んだ男の子たちでも共感すると思います。彼女が考えることは、男の子のことだけではなく、両親の話もあるので、“ほんとうにその通りだ”と思います」
映画でのジョージアと友達の関係は、とても本物らしく見えますが、彼女たちとは以前から知り合いでしたか?
■ジョージア:「エレンを演じるマンジーヴン・グルゥワルのことは、7歳のときから知っています。私の母が彼女に演技を教えているんです。私たちは一緒に演技を始めたような感じで、彼女は家族の一員のようなもので、それはステキなことです。それに、ジャス役のエレノア・トムリンソンとはとても仲良くなりました。彼女とよく一緒に過ごしました。私たちはみんな気が合いました。ロジー役のジョージア・ヘンショーも、仲良しでした。最初の2週間のリハーサルを皆でずっと一緒に過ごしたので、それが終わる頃には、とういか、撮影が始まる頃までには、私たちはとても仲良くなっていました。女の子たちが、ただの女の子として付き合いました」
映画の出演者にはたくさんジョージアがいましたが、それで混乱が起きたことはありましたか?
■ジョージア:「大勢のスタッフとキャストがいたので、人を呼ぶときには、役柄の名前を使っていました。それで、私はどちらにしろジョージアでした」
あなたは“This Is England”ではシェーン・メドウズと、“London To Brighton”ではポール・アンドリューと組みましたが、今回は変わって、女性監督との仕事はどうでしたか?
■ジョージア:「良かったです。というのは、女性監督であることで、女性的特質の強い感覚を与えるからです。スタッフはたいてい男性中心ですが、グリンダは強い個性の持ち主で、とてもおもしろい人です。彼女は、私たちが子供だと分かってくれていたところが良かったと思います。私もアーロンやエレノア、ほかにもたくさんの人が映画出演の経験があるので、彼女は私たちを大人扱いしてくれましたが、誰かが列を乱したり、後押しが必要だったりした時には、自分が子供扱いされたと感じさせないような形で、彼女は手を貸してくれました。私たちは一緒に仕事をする相手としては大変だったでしょうが、グリンダはボスであると同時に、友達でした」
アーロンと大事なキス・シーンをする前、ランチに何を食べましたか?
■ジョージア:「チキン・カレーにドーナッツ、チョコレートです。私たちはランチを食べに行って、同じものを食べました。一人が魚にするとかではなくて、二人ともチキン・カレーにしました。とてもおいしいカレーで、料理の仕出し屋さんもよかったです。二人とも<キス・シーンでは>急いでいて、ちょっとおもしろかったです」
映画の競い合うところでは、ちょっと『ミーン・ガールズ』のような特定のタイプのアメリカ映画を思い出しましたが?
■ジョージア:「私は『ミーン・ガールズ』が大好きです。あれはとても典型的なアメリカ映画ですばらしいです。ああいう言葉使いでとても排他的ですが、そういう言葉は実際に存在することはみんな、分かっています。『ミーン・ガールズ』の内容はなにもかも人気になりましたが、実際に、意地の悪い女の子たちはいますし、美術おたくや、ダサイ子もいるので人気になったんだと思います。そういうリアルさは、あの映画の良いところだと思います。ちょっとバカげていますが、でも、あれはたぶん、アメリカのティーン映画としてベストだと思います」
でも、イギリス映画には匹敵するような適当な映画がありませんでしたね?
■ジョージア:「そうですね。『ジョージアの日記』の良いところは、家族が親しみやすいところです。映画には全般に学ぶべきメッセージがあります。この映画は女の子が男の子を手にする話ではなくて、人生のガイドのようなものです。本は、多くの女の子にとってまさにガイドとなっています。これは、ティーンエージャーでいることの浮き沈みに対する簡単なガイド本のようなものです。ティーンエージャーというのは人生で一番はっきりした時期ではありませんから。この映画のよいところは、これがイギリスのもので、アメリカではないところです。ただし、グリンダが言っているようにティーンエージャーはどこでも同じなので、アメリカの女の子たちもこの映画を見てくれて、アメリカでもうまくいくでしょう」

映画はセックスでなくロマンスを描いていますが、これは、ジョージアが恋をするという考えに夢中になっているからでしょうか?
■ジョージア:「そういうことだと思います。とても無邪気なところがいいです。そういうロマンスが生まれるのは、ティーンの後半段階ではなく、始まりの段階です。彼女が若い女性になっていき、そういうことを初めて経験するところが描かれています。プールで彼女がついに思い通りにするところは、映画の魅力的なところだと思います。ロビーは結局キスをしたんだから関係ないと言うにしても、彼女は彼を長いこと待ち続けました。ああなったことはステキだし、キュートだと思います。無理やりではなく自然な形ですから」
ジョージアと彼女の仲間が使う言葉は言いやすかったでしょうか、撮影のあとにはすぐに忘れましたか?
■ジョージア:「スタッフと話をするときはいつでも、‘ファビュロソ’<すごーい>とか、‘ピザ・ゴーゴーに行くわ’などと言っています。彼女たちの言葉は、ちょっとおもしろいもの、楽しんで使う言い方になりました」
この映画のために、南海岸に戻っての撮影でしたが、どうでしたか?
■ジョージア:「“London to Brighton”は、あそこで撮影しましたし、以前に、子供向けのテレビ番組をあそこで撮影し、その時は船に乗りました。あの日は死ぬんじゃないかと思いました。ひどい嵐だったからです。この映画であそこへ行ったときには、ひどい天気になるかと思いましたが、実際はとても良かったです。<イングランド南部の>イーストボーンには、映画の『28日後・・・』のようなところがあります。朝、外へ出てみると、誰もいないからです。でも、12時になるとコーチ陣がやってきて、年輩の人たちに囲まれるんです。とても変な感じです。イーストボーンは、穏やかで、海辺の町という感じがして、気に入りました」
あなたのお友達は、“London to Brighton”は見られなかったでしょうが、この映画は見られますね? ご自分の顔が載ったポスターがあちこちに貼られているのを見る準備はできていますか?
■ジョージア:「ちょっと怖いですね。少しクレージーな気もします。ただ待って成り行きを見るしかないことですね」
あなたは演技を続けていく野心をお持ちですか?
■ジョージア:「そうだといいと思います。もしそうならなかったら、演劇の世界で何か別のことをやりたいです。でも、私はマイク・リーの映画とかティム・バートンの映画に出演したいんです。この前、テリー・ギリアム監督の『ローズ・イン・タイドランド』を見ましたが、あの映画もとても気に入りました。映画が芸術作品であるところが好きですし、奇妙な部分や奥行きのあるところ、おかしなところも全部いいと思います。」
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『ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日』
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公開:2008年11月 15日
劇場:恵比寿ガーデンシネマほかにて公開
公式HP:http://www.g-nikki.jp/




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