東京国際映画祭 東京サクラグランプリ発表!
10月18日より9日間に渡り開催された第21回東京国際映画祭が閉幕し、グランプリとなる東京サクラグランプリ以下、各賞が発表された。

■コンペティション部門
・東京サクラグランプリ:『トルパン』(監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ)
・観客賞:『ブタがいた教室』(監督:前田哲)
・最優秀芸術貢献賞:『がんばればいいこともある』(監督:フランソワ・デュペイロン)
・最優秀男優賞:ヴァンサン・カッセル(『パブリック・エナミー・ナンバー1(Part1&2)』)
・最優秀女優賞:フェリシテ・ウワシー(『がんばればいいこともある』)
・最優秀監督賞:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督(『トルパン』)
・審査員特別賞:『アンナと過ごした4日間』(監督:イエジ-・スコリモフスキ)
■黒澤明賞:ニキータ・ミハルコフ(監督)、チェン・カイコー(監督)
■日本映画・ある視点部門
・特別賞:岸辺 一徳(『大阪ハムレット』)
・作品賞:『buy a suit』(監督:市川 準)
■アジアの風部門
・最優秀アジア映画賞:『私のマーロンとブランド』(監督:フセイン・カラベイ)
・アジア映画賞 スペシャルメンション:『陽もまた昇る』(監督:チアン・ウェン)
『生きていく日々』(監督:アン・ホイ)
『ムアラフ-改心』(監督:ヤスミン・アハマド)
■TOYOTA Earth Grand Prix
・特別賞:『ミーアキャット』(監督:ジェームス・ハニーボーン)
・審査員賞:『ブタがいた教室』(監督:前田哲)
・グランプリ:『フェデリコ親父とサクラの木』(監督:ホセ・アントニオ・キロス)

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クロージングセレモニーの後は受賞者記者会見も行われ、受賞監督たちが喜びのコメントを寄せた。
東京国際映画祭受賞者記者会見
日時:10月28日
場所:Bunkamura
登壇者:ジョン・ヴォイト(審査委員長)
セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ(東京サクラグランプリ『トルパン』監督
イエジー・スコリモフスキ(審査員特別賞『アンナと過ごした4日間』監督)
ホセ・アントニオ・キロス(TOYOTA Earth Grand Prixグランプリ『フェデリコ親父とサクラの木』監督)、ロリス・オメデオ(同作プロデューサー)
前田哲(TOYOTA Earth Grand Prix 審査員賞『ブタがいた教室』監督)
■『アンナと過ごした4日間』イエジー・スコリモフスキ監督
「東京国際映画祭の方がカンヌより好きですね。規模が大きく、大変感銘を受けました。前作が気に入らなかったので17年ものブランクがあいてしまったのですが、今は明日にでも撮影を開始したい気分です。」
『トルパン』のセルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督と主演のアスハット・クチンチレコフとサマル・エスリャーモヴァ
■セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督「次作品はモスクワで撮ることになると思いますが、その後はカザフスタンに戻る予定で、私のようなカザフスタンに暮らすロシア系の人間を描きたいと思っています。
映画には、子供たちが出演してくれていましたが、その内の一人の少年が、父親と釣りに出かけた先で溺死してしまいました。非常に残念です」
■サマル「生まれ育った場所とは土地柄も気候も異なり、とても大変な仕事でしたが、とても興味深い体験になりました」
■アスハット「俳優にとって一番大事なことは、監督を信じることだと思います。自分の命を託すことができるくらい、そのくらい強く信じることが大事だと思います。」
■『ブタがいた教室』の前田哲監督
「(4部門受賞を狙っていたと公言していたため)まだまだですね(苦笑)。鳥だと意外と簡単に飼えます。ブタは大変です。小さいブタはかわいく僕は命の塊に見えました。そして、人間が食用のために作り出した動物です。そして僕はブタが好きです」
■『フェデリコ親父とサクラの木』のホセ・アントニオ・キロス監督
「われわれ人間は自然を愛しています。しかし、電気を使うし、車が好きだったり携帯を使う。そこには矛盾があります。文明の発展に伴い、自然が犠牲になっています。そのためにわれわれは何をしなくてはいけないのか、自然と文明の発展の程度、妥協点を探さなくてはならない。それがこの映画のテーマです」
■審査委員長 ジョン・ヴォイト
「どれも本当にすばらしい作品ばかりで審査過程は、“賞”を与えるべき対象作品を探すということではなく、“賞”を受けるべき作品について考えるという作業でした。良いと思う作品は何本もありましたが、審査員一人ひとりが本当に良いと思うものを選んだ結果、『トルパン』は満場一致でグランプリとなり、更に監督賞とのダブル受賞となりました。この作品には、特別な何かを感じました」
(C)2008 TIFF









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