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2008年8月27日 (水)

『K-20 怪人二十面相・伝』製作報告会見

“怪人二十面相”という誰もが知っているキャラクターを新しい切り口で映画化!

日時:8月27日
場所:ラフォーレミュージアム六本木
登壇者:金城武、松たか子、仲村トオル、佐藤嗣麻子(監督)、阿部秀司(エグゼクティブ・プロデューサー)、奥田誠治(エグゼクティブ・プロデューサー)

『K-20 怪人二十面相・伝』製作報告会見(松たか子、金城武、仲村トオル)

北村想の小説「怪人二十面相・伝」を映画化した『K-20 怪人二十面相・伝』の製作報告会見が行われ、主演の金城武、松たか子、仲村トオルらが登壇した。この作品は格差社会が発展した架空都市<帝都>で、富裕層をターゲットに盗みを行う怪盗「怪人二十面相(K-20)」をめぐる、K-20に騙された男(金城武)、K-20に狙われた花嫁(松たか子)、K-20を追う名探偵(仲村トオル)の物語。
「アクション撮影チームが、これまでと比べてがすごく進歩していた。日本映画で新しいアクションを見せられるようになったと思った」(金城)、「まずその設定に驚いた。想像がふくらんでいくような、新しい脚本でした」(松)、「脚本を読んですぐ、この手があったか、これはやりたい、と思った。今までだったら企画も通らないような、まったく新しい世界観の作品」(仲村)と、キャストらは口々に作品への自信をのぞかせていた。

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報告会見はROBOTの阿部秀司エグゼクティブ・プロデューサー、東宝の奥田誠治エグゼクティブ・プロデューサーの挨拶から始まりました。

■阿部EP:作家の北村想先生が20年前にお書きになった本を、読んだ時から映画化したいと思って、20年間あたためてきたストーリーです。スタッフも『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフを再結集しました。
素晴らしいキャストを得て、日本映画の新しいジャンルになるんじゃないかと思っています。大きく育てたいと思っていますので、よろしくお願いします。

■奥田EP:怪人二十面相を新しいヒーロー像として今の日本に甦らせました。血沸き肉踊るような作品です。世界に胸を張って送り出せる作品となるんじゃないかと今からワクワクしています。カンヌ映画祭でも非常に反響がよく、日本から世界に贈る、新しいジャンルの楽しい映画となると思います。

ふたりのプロデューサーに続き、佐藤嗣麻子監督がコメント。映画に対する自信の程が伺えます。

■佐藤監督:脚本を書いている時に、こんな映画は観たことがないと思いながら脚本を書いていました。
現時点でも、日本映画でも外国映画でも観たことがない作品だと思います。とっても面白いので、早く皆さんにお見せしたいです。

そして、主人公・遠藤平吉を演じる金城武、K-20に狙われる令嬢を演じる松たか子、明智小五郎を演じる仲村トオルが順番にマイクを握ります。

『K-20 怪人二十面相・伝』製作報告会見(松たか子、金城武、仲村トオルほか)■金城武:『K-20』は最高です! 本日はよろしくお願いします(笑)

■松たか子:公開までまだ時間がありますが、公開までの一歩を踏み出したことに、ドキドキしています。とても楽しい、大きい映画なので、楽しみにしていてください。

■仲村トオル:本当に質が高く、スケールの大きな作品です。現場も楽しく充実していました。松さんとは9年ぶりだったのですが、すっかり大人の女性になられて…、先ほど映像が流れたセクシーな現場に立ち会えなかったのが、少し残念です(笑)。完成するのを楽しみにしています。

監督、それぞれどのようなキャラクターだと、キャストの方に説明されたのですか?

■監督:(金城さん演じる)平吉は常にポジティブなんですね。すごく鳩が好きで、私は“鳩ボーイ”と呼んでいました(笑)。(松さん演じる)葉子さんは華族のお嬢様で、イメージとしては『ローマの休日』のヘップバーンといった感じですね。嫌味なところがないお嬢様です。(仲村さん演じる)明智小五郎は名探偵として有名なキャラクターなので、自信を持って演じてくださいと説明しました。

キャストの皆さんは、どのように思って演じられたのですか?

■金城:“鳩ボーイ”です(笑)。…うーん、階級社会で下層階級に属するサーカスの曲芸師なんですね。それで貧乏サーカスの先生の一人が病気になってしまい、医療費を稼ぎたいと思ってアルバイトを始めて、二十面相にはめられるという役柄です。

身体能力も高く、頭脳明晰な“出来る男”という感じがしますが…?

■金城:途中で成長していくんだと思うんです。二十面相と比べたら及ばないので。でも、楽しい映画にしたいので、キャラクター的には、ヒーローでもあるけれど、二枚目も三枚目もあるイメージです。いただいた脚本が完璧だったので、この中に面白い要素を足したいと思い、コメディもやりました。


松さんは、どのようなキャラクターでした?

■松:育ちがよくて、無邪気な女性です。でも、短い間に今まで自分が関わってきた場所以外の世界を知って、彼女なりに成長していくという感じです。


『K-20 怪人二十面相・伝』製作報告会見明智小五郎役の仲村トオルさんはいかがですか?

■仲村:基本的には監督の求めていることに応えていく、というつもりでやっていました。でも監督は「自信を持って」とおっしゃっていたんですが、監督のカットの声がものすごく小さくて、大丈夫だったのかなぁと、時々自信を失いました(笑)

■監督:あんまり大きい声だすのは得意じゃないので、カットは小さいです……


今まで抱いていた明智小五郎に対するイメージと、今回の役柄のイメージのギャップみたいなものはありましたか?

■仲村:僕の世代だと、明智小五郎というと9時から始まる2時間ドラマで、ちょっとエッチなシーンがあるので僕らは観られないというイメージだったんですね。名前は知っていたんだけど観たことはないというか…。でも、そんな風に思っていた役を演じるようになったなんて、僕も大人になったなあという感じです(笑)


九州ロケや上海ロケなど、3ヶ月を越える長期の撮影だったということなのですが、何か大変だったことや印象に残ることはありますか?

■金城:僕自身はそんなに大変じゃなかったですね。一番きつかったのは、寒かったことかなあ。でもスタッフさんの方が大変だったろうと思います。今回アクションの撮影チームがホントに頑張ってくれて、以前一緒に仕事をした時と比べて、すごく進歩したという感じがしました。機材もすごくて、これからの日本のアクションにもすごく期待できるなと感心しました。

『K-20 怪人二十面相・伝』製作報告会見■松:私は初日にウェディング・ドレスで撮影に入って、最後もウェディング・ドレスだったんです。いろんな場所をウェディング・ドレスで訪ねることが出来たので、これが面白い経験でした。ウェディング・ドレス姿であちこち走るのも、なかなかいいものです(笑)

■仲村:美術やセットが素晴らしいと言うのが最初の印象ですね。日本で最もクォリティの高い現場だと思える質感のあるセットでした。上流階級の豪華さや、貧しい地域の細かいディテールまで作りこんであって、本当に素晴らしいセットでした。

■金城:セットの中に池があったんですけど、池の汚さがよく出ていて、そのこだわりにびっくりしました(笑)

監督はどうでしたか?

■監督:私は毎日すごく楽しかったですね。毎日遊んでるような感じでした。つらかったのは、上海の撮影で、撮影に使っている車が動かなくなることなどがあって、それが大変したね。古い車でちゃんと整備されてないんですけど、その車でアクションをしなくてはいけなくて、そこが大変でした。


江戸川乱歩の怪人二十面相は子どもの頃読まれていましたか?その時との印象の違いは?また脚本を読んでの感想は?

■金城:怪人二十面相はそんなには読んだことがなかったです。台湾の日本人学校の図書館に何冊かあって、ちょっと読んだことがあるという感じです。脚本を読んだ感想は、すごくサプライズがあって面白かったです。楽しみにしていてください。

■松:そんなに詳しくはないんですが、探偵物とかは好きだったので、小さい頃読んでいました。後は、テレビでドキドキしながら、色っぽいシーンが織り込まれたドラマをコソコソみてました。明智小五郎のことは、子ども心に色っぽいというか、「目を合わせたら危険かな」という色気のある男性として記憶に残っています。
今回の脚本は、設定にまずビックリしました。金城さんが新しいヒーロー像で、仲村さんもかっこいいだろうなぁと、そのふたりのうしろになんとかつかまっていかないとと思い、プレシャーでもあり、楽しみでもありました。そういう想像がふくらむような脚本でした。

■仲村:うちはエッチなものが禁止の家だったので、江戸川乱歩の本は読んだことがなかったです。脚本を読んで、すっごく面白いと思いましたね。「この手があったか、これはやりたい」とすぐ思いました。こんなすごい世界観の話って、昔は企画として通らなかったと思い、こういうのが映画化出来る時代になったんだなと感慨深いものがありました。


佐藤監督、脚本を書く上で意識したことはありますか?

■監督:オリジナルであること、今までみたことがないということを意識していました。どこかで観た事がある映画は作らないようにしようという感じです。

『K-20 怪人二十面相・伝』製作報告会見(松たか子、金城武、仲村トオルほか)
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『K-20 怪人二十面相・伝』
配給:東宝
公開:2008年12月20日
公式HP:http://www.k-20.jp/

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コメント

哇,久违的松隆子MM。还是那么漂亮可爱。

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