『闘茶~tea fight~』細田よしひこ インタビュー
“台湾ロケの必需品は、キャベツでした”
出席者:細田よしひこ

京都の老舗茶屋の父と娘が、手に入れると幸せになると言われる幻のお茶の謎を探るため、それぞれ台湾へ向かう。しかし、思いがけない展開が2人を待ち受けていた。
お茶の入れ方や風味を競う“闘茶”という中国に伝わる競技をテーマに、家族愛、友情、恋人との愛を描いた『闘茶 tea fight』。
戸田恵梨香が演じる、ダメな父親に反発しながらもお茶を追い求めるヒロイン美希子の恋人、村野月彦に扮したのは細田よしひこ。
『渋谷区円山町』、『あかね空』、『クリアネス』、『デトロイト・メタル・シティ』といった話題の映画や、人気ドラマ「ライフ」などへの出演が続く、注目の俳優にお話をお聞きしました。
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戸田恵梨香さん演じるヒロインを想う幼馴染の役ですが、その村野月彦をどう演じようと思いましたか?
■細田よしひこ(以下、細田):「お茶を題材にした作品で、月彦の実家は和菓子屋という設定ですが、たまたま僕の実家も和菓子屋で、茶道も身近にあって、と共通点が多かったんです。だから何も考えずに、ただ戸田さん演じる美希子を好きになろうと思いました」
戸田さんとの共演はいかがでしたか?
■細田:「以前2度ほどCMで共演しているので、初日から仲良くさせていただきました。月彦は幼馴染みというか、常に一緒にいる存在です。だから仲が良いことは重要だったので、よかったです」
戸田さんと演技を合わせてのご感想は?
■細田:「撮影の合間も劇中と同じ様な感じだったので、良い意味で本番も演技という感じはしなかったですね。演技をこうしよう、ああしようという会話が必要ないぐらい、本当の幼馴染みのような空気感でした」
月彦は京都弁ですが、東京出身の細田さんにとって、方言は大変だったのでは?
■細田:「京都弁というよりも、村野月彦の話し方として考えたので、それ程方言が障害になることはありませんでした」
監督からは何か指導はありましたか?
■細田:「ワン・イェミン監督は台湾の方なので、日本語のイントネーションなどに関しては、一切何もおっしゃいませんでした。逆に何も言われないので、不安になりました。でも、京都の撮影では、京都出身のスタッフがたくさんいたので、その方たちに指導してもらうこともありました。ワン監督は話し方よりも、感情面を細かく指導してくれましたね」
ロケ地である台湾はいかがでしたか?
■細田:「台湾の印象はまずバイクが多い。あと信号待ちのカウントダウンが、意外とありがたかったです(笑)」
ロケ自体の感想は?
■細田:「台湾ロケは台湾人のスタッフばかりだったので、本当に‘投げ出された’という感じでした」
戸田さんは環境に慣れるのが大変だったとおっしゃっていましたが
■細田:「その通りですね。行く前に水道の水を飲むなと言われていたんですけど、飲んでしまったんです。そうしたら、本当に次の日お腹が痛くなりました。とにかく生活に慣れる必要がありましたね。あと、日本からキャベツを持って行きました」
キャベツですか?
■細田:「生野菜がないんですよ。一回、日本に帰る機会があったので、その時にキャベツ、マヨネーズ、味噌とかを用意してから台湾に戻ったんです。日本はロケ弁当も仕切りがあって、おかずやご飯が混ざらないようになっていますけど、台湾のロケ弁はご飯の上に脂物が乗っているので、時間が経つとご飯が脂でギトギトになっちゃうんです。なので、食べ物は結構大変でしたね。キャベツだけでなく、ソイジョイとかみかんとかとにかく食料をしこたま持って行きました」
続きまして脚本を読んだ時の感想は?
■細田:「冒頭のアニメシーンのナレーションだけで4ページぐらいあって、内容も“雌黒金茶”や“雄黒金茶”とか馴染みのない漢字が多くて、難しいなぁって思いましたね」
出来上がった作品を見てどう思いましたか?
■細田:「脚本を読んだ時点では、難しい作品になると思ったのですが、予想以上にコミカルな仕上がりになっていたので驚きました。色も鮮やかだし、物語も面白く展開していくので、すごいなって思いました」
この作品に関わってお茶に対して認識が変わりましたか?
■細田:「日本茶を飲むようになりましたね。お茶専門のカフェにも行きました。お茶を意識して味わうことなんて、今まであまりなかったです」
俳優業の魅力は?
■細田:「いろんな土地に行けるのが面白いですね。現地の人と話すのが好きです。台湾に行った時も、ウーライ族という原住民の方たちと話をしました。ウーライ族で年配者の中には、日本語を話せる人もいるんです。だから日本語で、治安や政治や昔の日本のこととか話をしました」
俳優をやっていて大変だと思うことはありますか?
■細田:「特にないですね。大変なことがあっても、それを楽しめば良いのかなって思います。経験したことのない様な役柄でも、演じていくうちに馴染んでくると思います」
やってみたい役柄とかはありますか?
■細田:「組織のリーダー的な役をやってみたいですね。動物園に行って猿山を眺めているのが好きなんです。猿の親分が吠えると、他の猿が動く。なんか良いなぁーって思うんです(笑)」
では最後にメッセージをお願い致します
■細田:「この作品はお茶や家族の話を、コミカルに、そして色鮮やかに描いています。是非、劇場に足をお運び下さい!」
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プロフィール

細田よしひこ
1988年東京都出身。2004年CMに出演してデビューを飾る。「百鬼夜行抄」、「ライフ」といった人気テレビドラマに出演。映画も2005年公開の『怪談 新耳袋 幽霊マンション』以降、『渋谷区円山町』(’07)、『あかね空』(’07)、『クリアネス』(’08)などコンスタントに出演。今後は8月公開の話題作『デトロイト・メタル・シティ』が控えている。
『闘茶 tea fight』
配給: ムービーアイ エンタテインメント
公開: 2008年7月12日 (土)
劇場: シネマライズほか全国にて順次公開
公式HP: http://www.tea-fight.com/
©2008 TEA FIGHT FILM ASSOCIATION









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