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2008年7月 4日 (金)

『クライマーズ・ハイ』堤真一、堺雅人、尾野真千子 インタビュー

“役者1人1人が絶対に手を抜かない現場でした”

出席者:堤真一、堺雅人、尾野真千子

『クライマーズ・ハイ』堤真一、堺雅人、尾野真千子 インタビュー

事故当時、地元紙の社会部記者として取材に奔走した経験を持つ作家・横山秀夫(「半落ち」など)が、17年の時をかけて書き上げた同名小説を映画化。確固たる信念を持ち、冷静沈着に、時に激昂しながら報道人としての使命感で任務を遂行していく主人公を堤真一が好演、脇を固める俳優たちの演技にも注目。登場人物の緊張や感情の機微をスリリングに描き出したのは、『突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人監督。混乱する現場、苛立ちから感情を昂らせる記者とその上司たち、そして加熱する報道合戦を臨場感あふれる映像で一気に見せる。

今回は一匹狼の遊軍記者 主人公:悠木和雅を演じた堤真一さん、社会部の県警キャップ 佐山達哉を演じた堺雅人さん、スクープに燃える本作のキーパーソン 玉置千鶴子を演じた尾野真千子さんにお話を伺った。

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全編を通してアツイ演技のぶつけ合いですよね。演じるうえで心がけたことは?

■堤真一(以下:堤):「とにかく思考と言葉を常に繋げておこうと考えていました。悠木は常に何かを考えている人、そして考えた瞬間にすぐ言葉に出せる人物です。セリフとセリフの間を詰めて、相手のセリフを食う位の意識で演じようと最初から思っていました」

■尾野真千子(以下:尾野):「私は、男性の方達に負けない!という事を心がけて演じました」

『クライマーズ・ハイ』堤真一、堺雅人、尾野真千子 インタビュー■堺雅人(以下:堺):「この映画は全体を通して駆け足ではないのですが、常に足を止めない感じというか、なので1つのセリフを言っている時に次の事を考えて演じるというのは心がけました。堤さんの演じた悠木という役は“攻め”と“受け”を同時にやらなくてはいけない役で、対する僕の演じた佐山は“攻め”に集中するタイプで、とにかく動き続けるフットワークがすごく大事な役でした。そして原田監督の作り出す現場の勢いになるべく逸れないでついて行くというのを心がけました。
また、そういう切羽詰まり方というのが現場の中にあってすごく楽しかったです」


あのテンションの演技を保つ秘訣みたいなものはありますでしょうか?

■堤:「秘訣というよりは、撮影現場の環境がそういう風になっていたと言うのでしょうか。前橋のビルを借り切ってそこに編集局を作って、エキストラを使わず全員が役者。ですので、1人1人細かい動きの指示がなくても、各々が自分の意思で動くことができました。
また監督の撮影方法が、たとえセリフにつまってしまっても1シーンを1カットで撮るという形でしたので、とにかく進めなければいけないという意識のもと、常に役者としての緊張感はありました。周りの役者がどう出てくるかも分からないし、1回やったことと同じ事が返ってくるわけでもなかったですからね。監督始めスタッフの方々も意識して緊迫感のある現場を作ってくれていました」

『クライマーズ・ハイ』堤真一、堺雅人、尾野真千子 インタビュー■尾野:「そうですね、堤さんと一緒です(笑)」

■堤:「緊張してたもんね」

■尾野:「(笑)はい。現場の空気感だと思います。記者の部屋に入ったら皆それぞれ仕事をされているので、すぐその緊張感の中に入ってしまいました。私もすぐに玉置千鶴子になれました。それがテンションを保てた理由ですかね」

■堺:「そうですね、本当に皆で作っていたと思います。ベテラン記者の役はベテランの俳優さんが演じていましたし。1人1人が経験とか年齢とか関係なくそれぞれ全速力で走っていた感じがしました。
その現場に一緒にいられたという事自体すごく誇りに思っているし楽しかったです。やっぱりこういうものって皆で作っていくものだし、1人で作っていくものではないですよね。そして原田さんという父親みたいな監督が常にドンと構えていてくれていたし、現場では堤さんがドンと受けてくれたし。そういう色んな状況があって初めて出来た雰囲気だったのかなと思います」


尾野さんが緊張されたというお話も出てきましたが、緊張を取ってあげたりとかは?

■堤:「いや、むしろ僕は全然しゃべらなかったですね。普段だったら現場では結構しゃべったりするのですが。というのも撮影期間も長いですし、馴れ合いが一番怖かったので。せっかくこういう良い空気になっているものを壊したくなかったし、皆やっぱり楽をしたくなるじゃないですか。自分自身に対しても楽をさせない為にはどうすれば良いかと思っていたので、緊張を和らげるための努力は一切しなかったです。珍しいですけどね」

『クライマーズ・ハイ』堤真一、堺雅人、尾野真千子 インタビュー

原田監督からの直接の演技指導などはありましたか?

■堤:「そうですね、リハーサルがあったし役作りの為のレクチャーも全体的にありました。新聞社のOBの方からいろいろ話を聞いたりもしました。
でも実際撮影に入ってからはあまり細かい話をするというよりはとりあえずやってみるという所から始まるので、役作りの為の話し合いの時間というのは撮影現場ではほとんどなかったですね。
やってみた事に対して良い悪いなどはあっても、監督も臨機応変な方なので「こういう映画を撮りたいからこうだ!」とおっしゃっていても「いや、監督ここはこうしましょう」というと「そこはじゃあそうしてみよう」というように常に流動的に進んでいましたね」


現場で出し合われた意見も多く本編に反映されているのでしょうか

■堤:「皆それぞれが自分達の役割を勉強してきているので、意見を出し合ってというよりは一度芝居をやってみて、そんな中でアイディアがうまれて、それを反映した部分はありましたね」


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『クライマーズ・ハイ』
配給:東映、ギャガ・コミュニケーションズ
公開:2008年7月5日(土)
劇場:丸の内TOEI1ほか全国にて公開
公式HP:http://climbershigh.gyao.jp/

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