« 『たみおのしあわせ』オダギリジョー&麻生久美子&岩松了監督インタビュー | メイン | ナイナイ岡村『ドラゴン・キングダム』のTVCMナレーションに! »

2008年7月15日 (火)

『ビルと動物園』坂井真紀 インタビュー

“そっとあなたの背中を押してくれる心地よい作品”

出席者:坂井真紀

『ビルと動物園』坂井真紀 インタビュー

ビルの窓拭き清掃のアルバイトをしている学生の慎と、結婚適齢期を迎え、様々な悩みを抱えるOL香子。二人の年の差を越えたラブ・ストーリー『ビルと動物園』。昨日までの自分をリセットしてくれる優しくて温かい本作のヒロイン香子を演じたのは、このところ映画出演が相次ぐ坂井真紀。発展性のない恋愛、疎ましい父親の存在、自分よりも年下の男への淡い恋……揺れる女心を繊細に演じた坂井真紀さんにお話をお聞きしました。

______________________________________________________________________

演じられた香子をどのような人物だと思いましたか?

■坂井真紀(以下、坂井):「締め切った部屋にいる女性という印象を受けました。心を閉ざしている感じです」


どう演じようと心がけましたか?

■坂井:「香子のバックグラウンドを齋藤孝監督とも話しまして、いろいろと考えました。静かなお話ですし、見た方がリアリティを感じてくれたら良いなと思いながら演じていました」


香子のバックグラウンドは?

■坂井:「特にどんな恋愛をしてきたか、どんな学生時代を過ごしてきたかを考えました。見た方に想像して頂きたいので、私の考えは秘密です」


香子が家に帰って、一人でお酒を飲むシーンが印象的でした。女の一人酒なので、ちょっと寂しいですね

■坂井:「確かに傍から見ると寂しい光景です。でも香子にとって家に帰ってからお酒を飲むことは、至福の喜びなのかもしれません。それも香子らしさのひとつですね」


共感する部分はありますか?

■坂井:「私と香子とでは違う部分がたくさんあるので、全てにおいて共感は出来ないです。でもつい立ち止まってしまって、現状維持してしまうところとかは、“うーん、わかる、わかる!”って共感していました」


香子のちょっと奥手な恋愛のスタンスはどう感じられましたか?

■坂井:「“言いたいことを言えば良いのに”、“どうしたいかを言えばいいのに”とは思いました。でも、言いたいことが言えない、ある種の諦めといった女心は理解できますね。恋愛に関しては、“香子頑張れ!”って応援したくなりました」


香子が好意を寄せる慎を演じた小林且弥さんとの共演はいかがでしたか?

■坂井:「小林君は演じた慎そのもののような男の子だったので、一緒にやっていて楽しかったです」


芝居を合わせて響き合う瞬間とかはありましたか?

■坂井:「そうですね。二人の行間、空気感がとても大切な作品だったので、それをちょっと変えるとお互いの芝居が変わりました。そのやり取りがとても楽しかったです」


香子のお父さんを演じた渡辺哲さんとの共演はいかがでしたか?

■坂井:「ひとつひとつのセリフに人生の重みを感じました。“お父さんらしい、お父さんだなぁ”と思いました」


本作で描かれている父親像をどう感じられましたか?結婚を強要してきたり、結構うっとうしいですよね?

■坂井:「私も父とは少し距離感があったので、香子と父親との距離感はすごく良くわかりましたね」


やはり父と娘とは、ああいう関係性や距離感になってしまうのでしょうかね……

■坂井:「そんなことないと思いますよ(笑)。いろんな距離感の父娘がいますから!」


齋藤孝監督が脚本も手掛けていますが、男性が描く女性の心の機微の着眼点、洞察力をどう感じられましたか?

■坂井:「“良く見ているなぁ”と思う反面、“そういう風に思うんだ”ってびっくりする部分もありました」


具体的に男性の目線だなと感じたシーンは?

■坂井:「先程、一人でお酒を飲むシーンが寂しいと仰っていましたけど、それも男性目線かなって。女はもっと豪快ですよ(笑)。大好きなシーンです。あと居酒屋で香子が“温燗”って注文するシーンが好きですね。齋藤監督も年上の女性とデートに行って、“温燗”ってオーダーされたらちょっとかなわないなと仰っていました。今度、私も言ってみようかな(笑)」


坂井さんご自身は本作をご覧になって何を感じましたか?

■坂井:「みんなの直ぐ隣にある話なのではないかな?と思いました。だから女性の皆さんに見て頂きたいです。今までいろんな作品に出演させて頂きましたけど、女性に見てもらいたいとこれほど強く思ったのは初めてですね。勿論、男性にも見て頂きたいです」


女優業の魅力は?

■坂井:「別の人の人生を生きられることです。擬似恋愛という言葉があるように、擬似人生です。心地よかったり、辛かったり、日々感じていることをまた体感できたり、とても刺激的ですよね」


難しいと思うところは?

■坂井:「たくさんありますよ。“やりきった!”という達成感はあるようでない。そう感じてしまったら終わりだとも思います。具体的には言えないのですが、いつも難しいと思っていたいです」


では、最後にメッセージをお願い致します

■坂井:「本作はとても優しい映画で、きっと皆さんの背中をスッと押してくれる作品だと思います。是非、劇場に足をお運び下さい!」

______________________________________________________________________

『ビルと動物園』
配給: アートポート
公開: 2008年7月19日 (土)
劇場: ユーロスペースほか全国にて順次公開
公式HP: http://www.biru-to-doubutsuen.jp/

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/306383/13198961

『ビルと動物園』坂井真紀 インタビューを参照しているブログ:

コメント

こんばんはcoldsweats02とても楽しそうな映画みたいですね。楽しみにご拝見させて頂きます!私は坂井真紀様(真紀さん)の大ファンなんです☆もうドラマを観てきましたがスゴく演技上手いですね〜good表情を観ているだけで感動させてくれますThank yousign0310月からのドラマを楽しみにしてますwink

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。




最新映画ナビ関連ブログ

最近の記事