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2008年2月10日 (日)

『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア

松ケン、ジョニー・デップをお手本にファンサービスに初挑戦!

日時:2008年2月7日(木)
場所:東京国際フォーラム ホールA
登壇者:松山ケンイチ、工藤夕貴、福田麻由子、福田響志、正名僕蔵、金井勇太、佐藤めぐみ、南原清隆、高嶋政伸、中田秀夫監督


『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア


「L、大好き!」そんな熱い声援に迎えられ松山ケンイチが劇場ロビーにセットされたレッドカーペットで大いにファンを喜ばせた。
公開初日まで2日と迫った『L change the WorLd』のジャパン・プレミア。そのオープニングは熱狂と興奮に包まれ、『デスノート』『デスノート the Last name』に引き続き、当たり役となった天才探偵・Lを演じた松山は、時間の許す限りサインや握手のファンサービスに精を出した。
また、レニー・クラヴィッツによる主題歌「アイル・ビー・ウェイティング」をバックに、共演の工藤夕貴、福田麻由子らメインキャストも勢揃いし、上映前の舞台挨拶ではそれぞれが主人公Lへの、あるいはスケールの大きなエンタテインメント作品に仕上がった本作への熱い思いを口にした。
今回、より人間味の増したLを演じた松山は「Lが外に飛び出したように、次のステップに行く人たちにぜひ観ていただきたい」と力強く語った。

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まずは、ロビーに続いて劇場内でも客席通路に敷き詰められたレッドカーペットを歩きながら、期待に胸を膨らませるファンの方々と触れ合いながら松山ケンイチさんが入場。Lのトレードマークである白いTシャツのサプライズ・プレゼントもありました。そして、いよいよ舞台挨拶開始です。

『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア■松山:「今日はほんとうに来ていただいてありがとうございます。実は『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』っていう映画のプレミア試写会に出させてもらったんですけど、主演のジョニー・デップがレッドカーペット歩いてるときに、ずっとファンの方と握手したりサイン書いたりしてたんですよね。それ見て、僕、今までそういうことしたことなくて、すごいかっこいいなと思って、海外の俳優さんはほんとにすごいなと思いました。だから、それに負けちゃいけないんじゃないかって思って、今日はたくさん握手したりサインを書いたりしたんですけども、こんなに続けてサインとかしたことなかったので、ちょっと、何回か間違っちゃって(笑)。そこはほんとご了承ください。今日は楽しんで行ってください」


そういう理由があったんですね、今日のサインや握手には

■松山:「はい。マネージャーさんとかスタッフさんとか気を遣って、写真はお断りしますとか、サインは今ちょっと時間がないんでごめんなさいとか、撮影中なんでごめんなさいっていう断る方が多かったような気がして。でも、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のプレミアを見てショックだったんですよね。なんで、こんなことできなかったんだろう。ほんとはできたはずなのに。そういう自分の甘さにに苛立ったというか、腹が立って。で、今日、挑戦してみたんですけど、ちょっと間違っちゃったのが残念でしたね。練習しときます。今度は絶対間違えませんので、よろしくお願いします」


『L change the WorLd』 ジャパン・プレミアついに2月9日公開ですが、この作品は松山さんにとってどういう作品ですか?

■松山:「『デスノート』前編のときからLをやるにあたってのテーマがあって。漫画のキャラクターなんですが、この世界のどこかに存在するような人間のひとりにしたいと思いながらやってました。そして、『デスノート the Last name』でそれができたと思っていたんですけども、今回、さらにLの内面をたくさん描いているんで、人間味にさらに磨きがかかったような気がします。Lに対する(夜神)月のセリフに、お前は中にばっかりこもっているから世の中のことを全然知らないだろうっていうのがあったんですよね。僕にはほんとにそうなのかどうかはわからないですけど、外に出ることによってLがどう変わったのかが、この作品を観ればわかると思います。僕自身、中にこもっていた時期もありますし、外に出て学んだこともたくさんあります。そういう風に、外に出て行くというか、次のステップに行く人たち――たとえば中学を卒業して高校行ったり、就職したりする人たち――に、この作品をぜひ観ていただきたいなと思っています。何か感じてもらえるんじゃないかなと僕は思っています」


続いて、久條希実子役の工藤夕貴さん(『SAYURI』で経験したハリウッド大作のプレミアを引き合いに出しつつ、この日の観客の多さに驚きを隠せない様子で)

■工藤:「ハリウッド映画も真っ青な日本映画で久條希実子という今までやったことのない役柄に恵まれて、今回はすごく嬉しくて幸せな気持ちでいっぱいです。最近ずっと外国の作品が続いていましたが、やっぱり日本の作品でいい役をやりたいと思っていたので、こういう形で里帰りができてすごく嬉しいなって思ってます。そして、そういう機会を与えてくれた中田監督やプロデューサーの方々、キャストの素晴らしい面々に支えられて、とてもいい日が迎えられました。日本の映画には有り得ないようなスケールで、遊園地に行ったようにシーンが目まぐるしく変わったり、ドキドキハラハラしたり、とてもエンタテインメント性の高い作品に仕上がっていると思います」


二階堂真希役の福田麻由子さんは

■福田:「『L change the WorLd』 はLの魅力がたくさん詰まった素敵な作品になっています。わたしがやらせていただいた真希はお父さんを殺されてしまって、その復讐をするために立ち向かって行くという役なんですけども、真希のお父さんを思う気持ちや自分の意志を持って立ち向かって行く姿を見て何か感じていただけるものがあるんじゃないかと思います」


『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア
続いて、三沢初音役の佐藤めぐみさん、お願いします

■佐藤:「この初音という役はオーディションでどうしてもやりたくて、決めていただいた役なんですが、わたし自身とても楽しみながらできて、撮影に参加できて嬉しかったですし、こんなにたくさんの人々が集まるプレミアに出られる作品に出演ができて、ほんっとに幸せです。この作品でLは色々な表情を見せています。とてもLがかわいいなと思う映画なので、最後までLの表情一つ一つを見ていただきたいなと思います」


駿河秀明役の南原清隆さんは

■南原:「今日は『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』の、いえ、『L change the WorLd』の試写会によくいらっしゃいました! 今回、参加させていただいて光栄でしたが、このLという役の松山くんとずっと一緒にいまして、僕もかわいいなと思いました。かわいくて、けなげで前向きにがんばっている。あらためてそのピュアさが伝わってきました。ぜひ前向きにピュアさを持って進んでいる登場人物を見てもらえればなと思います」


続いて、吉沢保役の金井勇太さん

■金井:「この映画は日本とタイを中心として、ほんとうに色んな国籍の方の協力によってつくられました。100人や200人じゃありません。ほんとうに多くの人たちの仕事のおかげで成り立った映画でして、それを中田監督にしっかりとまとめ上げていただいて、それを松山さんが背負って一つの映画を演じ切ったということで、すごく素晴らしいことだなと思います。僕は現場でちょっとだけお手伝いさせていただきましたが、ほんとうに光栄の一言につきます。『デスノート』前・後編に勝るスペクタクル性を含んだ映画だと思います」


『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア次に、BOY役の福田響志くん(本日のベストドレッサーかも。8歳です!)

■福田:「この映画は怖いのもあり、面白いのもある映画だったので、収録もちゃんと楽しくやれました」


福田くんは、今回、英語もがんばったんですよね。どうがんばったんですか?

■福田:「うーん、それはわかりません」


では、小西朝夫役の正名僕蔵さん

■正名:「どうもー、正名僕蔵です。ブルーシップという団体のひとり、小西朝夫をやらせていただきました。ほんとに皆様、ようこそおいでくださいました。えー、ほんとにですね、あの」

■南原:「すみません、一般の人じゃないですよね?」

■正名:「出てます、一応。出てるとは思います、はい。心ゆくまで色んなLさんをですね、あんなLさん、こんなLさんいらっしゃいますので、堪能していただければ」

■南原:「やっぱり一般の人じゃないですか!」


『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア


■正名:「ほぼ一般の人ですが(笑)、あの、遠慮せずにガツガツと映画を楽しんでいただければなと思います」


続いて、的場大介役の高嶋政伸さん

■高嶋:「今日は初めてレッドカーペットを歩かせていただいて、こんな気持ちのいいものなのかと胸がときめいております。今回は、極悪テロリスト役ということで、僕的に初の悪党をやらせていただきました。すごく楽しくて、毎日邪悪なことばっかり考えて生きていました。ワル役ってほんと楽しいんですよね。自分もワルだと思ってるし、周りもワルだと思っているので、誰に気づかうことなく悪いことができて。映画としても、ほんとに日本映画とは思えない大スケールの超エンタテインメント作品なんですが、Lと子どもたちの心の交流も非常に細やかに描かれた奥深い素晴らしい作品だと思っています」


そして、今回メガホンをとった中田秀夫監督は

■中田:「朝6時くらいから並ばれていた方もいると聞いています。大阪や名古屋からも来ていただいているということで(ここで客席から、夜の9時から並んでいる!との声が)、ありがとうございます、ほんとうに。日本7都市、海外3都市回ったんですが、メディアの方からの共通の質問で、あなたもLと同じように残りの人生があと23日で尽きてしまうとしたら、というのがありました。それを今日、真面目に考えてみて、僕も映画を全部で12本かな、撮ってきたんですが、ちょっと自己愛強いんですけど、自分の撮ってきた映画を繰り返し観ていたいと思います。今、もし仮に23日のカウントダウンが始まるとしたら、『L change the WorLd』を毎日観ます。〈一日一善〉という言葉がありますが、〈一日一『L』〉というのを実行したいと思います。皆さん、〈一日一『L』〉がしんどかったら、〈一週一『L』〉、〈一月一『L』〉でもいいんで、なんとかよろしくお願いします(笑)。『リング』のときもやったんですが、都内をはじめ各地の劇場で皆さんのリアクションを楽しみに足を運ぼうと思っています。こういう四角い顔が現れたらぜひ遠慮せずに声をかけてください」


最後は、劇場全体をL一色にすべく、キャストも観客も右手の人さし指と親指でLマークをつくり、「L change the WorLd !」と声を合わせると、キャノン砲から「L」のロゴ型紙吹雪が舞い散るという賑やかな仕掛けで舞台挨拶はお開きに。
と、退場際に松山さんが再度マイクを握り、もう一言。


■松山:「あのですね、エンドロール流れた後にもまだ続きありますんで、帰らないでください。よろしくお願いします。楽しんで行ってください!」


前の週に行った韓国・香港・台湾のアジア3都市を回るプロモーション・ツアーも大盛況で、その勢いのまま突っ走りそうなL人気。Lとしても役者としてもバージョンアップした松ケン、頼もしい限りです。


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『L change the WorLd』
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2008年2月9日
劇場情報:丸の内プラゼールほか、全国松竹・東急系にて
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/L-movie/


(C)2008「L」FILM PARTNERS (C)2008「L」PLOT PRODUCE


■あらすじ
キラ事件解決の代償として唯一無二のパートナー、ワタリを失い、自らもデスノートによる究極の選択をしたLの下に、突如消滅したタイの村でただ1人生き残った幼い少年がワタリへのメッセージを携えて送られてくる。そしてもう1人、亡き父親からあるものを託された少女・真希が追っ手から逃れるように飛び込んでくる。新たな《死神》の出現を察知したLは2人の子どもを守りながら人生最後の難事件に挑むのだった。

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■プロフィール
『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア松山ケンイチ
1985年3月5日生まれ、青森県出身。03年『アカルイミライ』で映画デビューし、『ウィニング・パス』で初主演。他に『男たちの大和 YAMATO』『デスノート』『デスノート the Last name』『神童』『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』『椿三十郎』『人のセックスを笑うな』などに出演。今後も『デトロイト・メタル・シティ』『カムイ外伝』と主演作の公開が続く。


『L change the WorLd』 ジャパン・プレミア中田秀夫
1961年7月19日生まれ、岡山県出身。『リング』『リング2』を大ヒットさせ、Jホラーの第一人者として相次ぐリメイクオ・ファーを受け世界的に注目される。自らメガホンをとった『ザ・リング2』でハリウッド・デビューを飾る。主な作品に『女優霊』『仄暗い水の底から』『Chaos カオス』『怪談』などがある。

取材・文:齊田安起子

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