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2008年1月23日 (水)

『チーム・バチスタの栄光』竹内結子&阿部寛 インタビュー

“先の読めない物語”竹内結子&阿部寛 インタビュー

出席者:竹内結子&阿部寛

『チーム・バチスタの栄光』竹内結子&阿部寛 インタビュー

大学付属病院で結成された心臓手術の専門集団「チーム・バチスタ」。成功率60%と言われる難易な手術を、26回連続成功させたエリートたちだ。しかし突如、3例連続で術中死が発生。事故なのか?殺人なのか?その調査にあたるのは、門外漢の心療内科医師・田口公子と、厚生労働省のキレモノ役人・白鳥圭輔。様々な人間関係が交錯する中、二人は謎を究明することが出来るのか?

現役医師・海堂尊が執筆し、第4回『このミステリーがすごい!』で大賞を受賞した同名ベストセラー小説を映画化した『チーム・バチスタの栄光』。コミカル、且つリアルな本格医療ミステリーだ。
今回は田口を演じた竹内結子さんと、白鳥を演じた阿部寛さんにお話をお聞きしました。
※作品完成前のインタビューとなります。

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演じられたキャラクターをご説明下さい

■竹内結子(以下、竹内)「田口公子という心療内科医師を演じました。原作では男性ですが、映画化にあたり設定が女性に変更されています。患者さんの愚痴を聞くのが主な仕事なのですが、院内で連続して発生している術中死の調査にあたるハメになります」

■阿部寛(以下、阿部)「厚生労働省の役人、白鳥圭輔を演じています。原作でもそうなのですが、変わり者で良く喋る。喋っていくうちに人の皮を剥ぎ、本質に迫っていきます。田口と一緒に術中死の調査に参加するキレモノです」


演じてみてのご感想は?

■竹内「ある意味、私の素かもしれません(笑)。字は汚いし、絵も下手クソ。だけど人は嫌いではない。でも田口公子よりはボンヤリしていないと思います」

■阿部「今までも変った役を演じてきたので、今回は今までの役柄と切り離して演じようと思いました。白鳥はS、Mでいうと、Sなのですが、単に攻めるだけでなくコミカルさを加え、押し引きの匙加減を考えました。正直、掴みどころの無い役なので、手探り状態でしたが、反ってそれが楽しかったですし、ある意味、手応えがあったとも言えますね」


お二人は以前ドラマで共演されたことがあるそうですが、再び共演してのご感想は?

■阿部「中村(義洋)監督は安易に芝居をさせてくれません。わざと迷わせるんです。“これで良いのかなぁ~?”と考えていると、向こうの方で結子ちゃんが“うーん”って悩んでいる姿が見えて、“あぁ、同志だ!”って思いましたね」

■竹内「どんな下手なタマを投げても、必ず打ち返していただけるのでとても安心でした。あと、阿部さんの読みは当たるんですよ。“これは読めないと思うよ”って言うと、いつもその通りになるんです。そこが凄いと思います」


“読めない”というのは?

■竹内「台本を読んで、このシーンはシリアスになると踏んで撮影に臨むと、中村監督は必ず違った演出をします。“これはなんだろう?”って考えていると、阿部さんが“このシーンは読めないよ”っておっしゃって、“あぁ、そうかも”って思うことが何度もありました」

■阿部「中村監督の『アヒルと鴨のコインロッカー』を見たのですが、独特の雰囲気を持っています。だから『チーム・バチスタの栄光』のようにエンターテイメント性を強調するとどうなるんだろう?という気持ちがありました。でも中村監督はその辺も全部考えていて、上手く捌いてくれるのでは?と思いました。まぁ、先は読めないですけど(笑)」


阿部さんは以前も、女性とコンビを組んで、難事件を解決する役を演じていましたね

■阿部「男と女は恋愛にしても、何かとコンビを組むものです。でも今回は以前とは全く違うアプローチですよ」


本作のクランクアップの時に、感極まった竹内さんのお姿を、とある朝の情報番組で拝見したのですが、何か特別な思いがあったのでしょうか?

■阿部「泣いたんですか?」

■竹内「はい、泣いてしまいました。最後の撮影で使った小道具のノートの裏に、 “お疲れ様でした”と書いてあるハート型のカードをスタッフの方が貼っていたんです。私は全く気が付かないで、“はい、竹内さん、全編終了です!”と言われて、クルッとノートをひっくり返すと、そのカードが目に入りました。“愛がある!”と思ったら、泣けてしまいました」


雰囲気の良い撮影現場だったようですね

■竹内「楽しかったです。スケジュールが押してきても、ピリピリしないで皆で楽しく撮ろうという空気があり、とても居心地が良かったです。それが終わってしまうことと、最後まで温めてくれる現場に泣かされました」


阿部さんは如何でしたか?

■阿部「僕は参加していませんが、本作には手術のシーンがあります。吉川晃司さんをはじめとするチーム・バチスタのキャストとスタッフは相当、手術シーンにこだわったそうです。手術の技術も相当練習したそうですし、外科の先生が手術室のセットに来たときに、“このスタジオで実際に手術が出来ます”と言われるくらい本格的です。結束力のある現場でした」


今回、調査される側のチーム・バチスタの面々とどれぐらいの接点があったのでしょうか?

■阿部「僕は手術のシーンに立ち会っていないので、個別調査のシーンで顔を合わせるぐらいでしたね」

■竹内「私は手術のシーンに立ち会っていました。チーム・バチスタから見ると私は異分子です。“輪に入ってくるなよ”というオーラが漂っているのですが、それでも入っていかなくてはいけない田口という役所だったので、場違いな奴っぷりが出ていると思います。チーム・バチスタの団結は固いですね」


役だけでなく、役者としても固かったですか?

■竹内「そうですね。吉川さんも、佐野(史郎)さんも本当のお医者さんに見えました。ちょっぴりドジな機械出し担当の看護師を演じた井川遥さんも、全然ドジなんかに見えないぐらい、手さばきが凄かったです」

■阿部「戦友みたいになっていましたね」


では撮影を終えてのご感想は?

■竹内「現場で読めなかったパーツが組み合わさって、更に全く予想のつかない展開を生み出しているのでは?と思います」

■阿部「それぞれみんな100%のことをやったので、それが良い形で作品に反映されていると思います」


最後にメッセージをお願い致します

■阿部「本格的医療ミステリーです。誰が犯人か探ってみてください。是非、劇場でご覧下さい」

■竹内「私の演じた田口の設定が変わっていることも含め、原作にはないものが映画の中に詰まっているかもしれません。中村監督が撮った新しい『チーム・バチスタの栄光』を是非ご覧になって下さい。よろしくお願い致します」

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『チーム・バチスタの栄光』
公開日:2008年02月 9日
劇場情報:日劇2ほか全国東宝系にて
配給会社:東宝
オフィシャルサイト:http://www.team-b.jp/
(C)2008映画「チーム・バチスタの栄光」製作委員会


取材・文:伊藤P

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