日曜はダメよ


1960年に製作されたギリシア映画で、アテネから南西へおよそ10キロ、地下鉄だとアテネ中心部から20分ほどで着くピレウスという港町が舞台になった作品です。

まずはこのピレウス港に触れておくと、アテネの外港としての歴史は古く、遡るとなんと紀元前490年にもなります。現在は商業港としての役割が主で旅行客にとってはエーゲ海の島々へ船出する港として一度は立ち寄る場所になっているものの、お世辞にも洗練された港とは言えず、なんとなくどんよりした雰囲気が漂っていて、場末の港町という印象を拭えませんでした。

映画の中で、このピレウスに住む娼婦のイリアが、『世界中どこを探したって、こんな港は他にないの。 私を虜にする不思議な力を持つピレウス』と、ピレウスへの愛を歌っています。この主題歌 『Never on Sunday』 は、1960年に外国映画で初のアカデミー歌曲賞を受賞しています。イリアが見えていた素晴らしいピレウス、でも私には見えなかったピレウスの魅力とは何なのか、旅を通して考えてみました。







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