■映画と旅するヨーロッパ

2011年3月 1日 (火)

ツーリスト

『ツーリスト』

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2011年3月5日より日劇3ほか全国にて公開
2011,アメリカ、フランス,SPE

美しいヴェネツィアを舞台に、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの夢の共演で贈るラブサスペンス!!

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絶世の美男美女と、素晴らしい景色、もうこれだけで娯楽映画の条件を十分満たしていて、観る価値ありの四半期一押し映画です☆欧米や中東では昨年末にひと足お先に公開したので、私はドバイで堪能して来ました。

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さてその気になる内容ですが、まずは、あらすじを簡単にご紹介します。

傷心を癒すためイタリアを訪れたアメリカ人旅行者・フランク(ジョニー・デップ)は、謎の女性・エリス(アンジェリーナ・ジョリー)と出会います。ヴェネチアで2人は恋に落ちますが、同時にある陰謀と危険な罠に落ちていく――。

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エンディングの大どんでん返しには、思わず面食らい、『は???どういうこと 』とキツネにつままれた気分でした。少々無理がある展開なのですが、そんな脚本の穴さえもヨシとしてしまえるのは、やっぱりデップとアンジーコラボの成せる技。

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またヴェネツィアの世界遺産、観光名所もくまなく登場するので、まるで旅行しているような気分にもなるはずです。迷路のような入り組んだヴェネツィアの街並みは実に魅惑的で、最後まで謎に包まれているアンジーの正体とシンクロします。

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写真は、ヴェネツィア映画祭へ行った時に私たちが撮った風景です。

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ハリウッド映画の醍醐味を是非味わってくださいね!

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2011年2月19日 (土)

ベルリン映画祭・コンペ部門(4)-Odem-

Odem

監督: Jonathan Sagall
脚本: Jonathan Sagall
出演: Clara Khoury, Nataly Attiya, Moran Rosenblatt, Ziv Weiner, Daniel Caltagirone ほか
オリジナル言語: 英語・アラビア語・ヘブライ語
2010年/イスラエル・イギリス/90分

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【作品のあらすじ】

ララは、パレスチナ人で、13年前にロンドンに移り住む。幼馴染のイナムの元彼と関係を持ち、子どもができて結婚。一見幸せそうな家庭を築いているものの、夫は長年浮気をしていて夫婦仲はもはや冷め切っていた。しかしララはそれでも良かった。見て見ないふりをすることで、この物質的に豊か生活が安定しているならそれで十分だった。
ある日、アパートの前にイナムが現れる。彼女の登場によって、大きな緊張が生じる。2人には過去に秘密があった・・・。


【所感】

脚本構成が素晴らしく、あっという間にストーリーの中に引き込まれていきました。幼なじみである2人の女性の記憶と現在の状況をこまめにリンクさせることで、彼女たちの間にあった悲しい過去がつまびらかになっていくストーリー展開は、観客を惹きつける見事な演出でした。

そして、過去に起きたある事件の記憶が、2人の間で大きな食い違いを見せているところが、この映画における最も特出すべき見どころだと感じます。それぞれの人生に影を落としている事件であり、後の人生が大きく隔たっているその起点に、様々な想いが宿りました。

暗さだけが漂う作品の中にも、どこか救いのあるラストは、必見です。

2011年2月18日 (金)

ベルリン映画祭・コンペ部門(3)-Coriolanus-

Coriolanus

監督: Ralph Fiennes
脚本: John Logan
出演: Ralph Fiennes, Gerard Butler, Vanessa Redgrave, Brian Cox, James Nesbittほか
オリジナル言語:英語
2010年/イギリス/122分/Presentation of European Shooting Stars

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【作品のあらすじ】

シェクスピアの『コリオレイナス』を現代に置き換えて映画化した作品です。
貧困で苦しむ民衆の間には、不満が増大し、爆発寸前の反抗的な空気が漂っていた。民衆の不満の矛先は、ケイアス・マーシアス将軍に向けられる。彼は傲慢で、庶民の声を聞くどころか、侮蔑する有様。怒りに狂った民衆は、暴動を起こしたのである。
彼らの指導者は、前に軍で指揮官を務めていたタラス・オーフィディアス。彼こそが、ケイアス・マーシアスの最大の敵であった。コリオライの町の近くで決戦が行なわれ、ケイアス・マーシアスの勇気ある闘いにより、ローマ軍は大勝。ケイアス・マーシアスには、コリオライを解放した英雄として、コリオレイナスという添え名が与えられる。この功績によって、彼は政界に入るのに十分なパワーを手に入れる。しかし、演説が不得意でな彼は、元来、人を罵倒することで勝ってきたようなところがあった。そこを、政敵に利用されて、そそのかされた彼は、公衆の面前で市民を侮蔑する発言をしてしまい、政治家への野心を潰えさせてしまう。市民からの攻撃が激しくなり、彼はローマにいられなくなった。ローマを去った彼は復讐を誓うが、彼がローマを屈服させるためには、宿敵であったタラス・オーフィディアスと手を組む必要があったのだ……。
 


【所感】

シェイクスピアの素養が無くても、十分見ごたえのある作品に仕上がっていましたが、事前にシェイクスピア作品であることや、作品内容等の情報収集をしておけば、もっとスムーズな理解が出来たと思います。現代版にしたことで、少々無理強いとも思えるシチュエーションもしばしば登場し、また何故ローマ????という疑問が終始付きまとっていました(笑)単に私の勉強不足が原因なのですが・・・。

主演を務めるイギリスの演技派俳優Ralph Fiennesが、初めてメガフォンを取った事でも注目されている作品です。劇中には、いくつかのシーンで頻繁に、古典的なニュースリールという技法が使われていました。いわゆるニュース映像がそれですが、このニュース映像を交えながらのストーリー展開は、複雑な政治的繋がりや相関図もストレートに観客に伝えることが出来るので、現代版における 『コリオレイナス』には、実に有益な演出になっていたと思います。

エンディングは、若干奇をてらい過ぎている気もするのですが、初監督作品にして、主演を務めたRalph Fiennesには、大きな拍手を送りたいと思います。今後の監督業、俳優業が楽しみです!


2011年2月17日 (木)

ベルリン映画祭・コンペ部門(2)-The Future-

The Future

監督: Miranda July
脚本: Miranda July
出演: Hamish Linklater, Miranda July, David Warshofsky ほか
オリジナル言語: 英語
2011年/ドイツ・アメリカ/91分

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【ストーリーのあらすじ】

主人公は30代の男女カップル、ソフィーとジェイソン。
付き合って4年になるというのに、どうもしっくりいっていない。倦怠期の原因は、お互いの仕事を嫌っていることもにもあった様だ。このマンネリ化した関係から脱出するためには、2人で何か協力して出来ることを探そうと考える。そして2人は、傷ついた猫を引き取って面倒をみることを決めるのだ。しかし猫を引き取るためには、これまでの生活を変える必要があった。しかしこれが2人の関係を更に悪化させることに・・・。


【所感】

劇中に終始流れるファンタジックな雰囲気はとにかく絶品です!
主人公ソフィーを演じるミランダ・ジュライが脚本・監督も務めていることから、彼女のカラーが全開・炸裂の、なんとも掴みどころのない、不思議で可愛らしい作品に仕上がっていました。
小さな女の子のナレーションで始まるオープニング。その声の持ち主が、実はネコであることが分かる導入部分から、ただごとではない作品の良い香りを感じます。さらに、ソフィとジェイソンのやり取りは、幾度と無く笑いを誘っていました。2人の間に流れている間合いやトーン、抜け感とでもいうのか、ゆる~い空気感がそのままこの作品の色になり、おとぎ話のような異次元の世界を作り出すのに手伝っていました。

脚本はオープンエンディングで、彼女たちが将来どうなっていくのか・・・という余韻を残しながら幕を閉じます。かつてフェミニズムの重要性を語っていたミランダ・ジュライらしい女性の描き方にも共感を覚えます。個人的には、とても好きな作品。

2011年2月16日 (水)

ベルリン映画祭・コンペ部門(1) -Yelling To The Sky-

ベルリン映画祭では、コンペ部門作品もいくつか観に行っていますので、所感をUPしていきますね☆

Yelling To The Sky

監督: Victoria Mahoney
脚本: Victoria Mahoney
出演: Zoë Kravitz, Gabourey Sidibe, Tim Blake Nelson ほか
オリジナル言語: 英語
2010年/アメリカ/96分

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タイトル通り、空に向かって叫びたくなるほど、日常生活に鬱積したものを抱え、重圧に耐えながら必死に生きている人々のドキュメンタリームービーを見ているかのような作品でした。

ストーリーの中心人物は、ある崩壊寸前の貧困層の黒人家族。2人姉妹の妹は、同級生に日常的ないじめを受けており、オープニングからストレスフルなシーンに直面します。姉も未婚のまま妊娠。父親の家庭内暴力に耐え切れず、ボーイフレンドと駆け落ちするも、またもやそのボーイフレンドから暴力を受け、実家に出戻りしてくる始末。


母は、父親の起伏の激しさと長年の暴力に精神的ダメージを受け、失踪。時間を置いたのち家に連れ戻されますが、死んだ魚のような目と脱け殻のように動かない彼女の姿には心が痛みます。

終いには、妹が人の道を踏み外し、高校生にして、ドラッグディーラーに堕ちて往く様は、少なからず同情すら覚えます。自分の身を守るには、手段を選べなかった彼女を取り巻く環境は、実にリアリティがありました。

しかし、一度は離散し、心がバラバラになりながらも、少しずつ少しずつ再生していく彼らの絆を見るにつけ、たとえ一度壊れたもの、壊したものでも、取り戻したい、守りたいという意思さえあれば、手遅れではないのかもしれないと感じさせてくれるドラマでした。

脚本構成、カメラワークが取り立てて素晴らしいわけではないけれど、間違いなく心に留まる作品であり、単なる家族再生のドラマには終わらない力を感じる作品でした。

2011年2月13日 (日)

ベルリン映画祭リポート-ヘヴンズ・ストーリー-

昨日は、フォーラム部門に正式出品されている『ヘヴンズ・ストーリー』の監督舞台挨拶と上映会に参加してきました☆

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『感染列島』や『サンクチュアリ』の鬼才、瀬々敬久監督が送る全9章、4時間38分にわたる超長編作品で、東京では既に劇場公開が終了し、現在は地方で公開しているようですね。

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2010年10月2日よりユーロスペース、10月9日より銀座シネパトスほか全国順次公開
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© 2010 ヘヴンズ プロジェクト


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オープニングに瀬々監督が登場し、『4時間半後にまたお会いしましょう』という言葉で会場に軽やかな笑いを起こして上映がスタートしました。


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本作は、瀬々監督が日本で実際に起こった事件からインスパイアされ、事件の加害者、被害者家族、またその事件をテレビで観た第三者たちを取り囲む人間関係と彼らの心情を丹念に映し出した渾身の秀作です。複雑に絡み合っていく構成の妙は、章を追うごとに重さと密度が増す気さえします。4時間半という大作でもなお収まりきれない私たち人間の永遠の命題 『生きること、死ぬこと、』そして『善、悪』の意味を考え、正答のないトンネルへと誘われていきました。

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2011年2月11日 (金)

ベルリン映画祭開幕!オープニング上映作『トゥルー・グリット』

昨日(10日)ベルリン映画祭が開幕し、私もオープニング上映作である『True Grit』を鑑賞してきました☆

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オープニングセレモニーやレッドカーペット後に、Friedrichstadtpalastという劇場で上映されるチケットを幸運にも入手することが出来たんです。

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なので、オープニングセレモニーの様子も生ではありませんが、映像で全て見ることが出来ました♪

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残念ながらセレモニーは7,8割がドイツ語進行なので(当たり前だけど・・・笑)、会場のあちこちで笑いが起こっているのに、一人だけ、 ポッカ~ン・・・・・な状況もしばしば。でも司会の女性が、ドイツ版・久本雅美さんのような、視聴者に親しまれるとてもユニークで明るい人柄の女優さん(どうやらコメディアンヌでもあるらしい)で、言葉が分からないのに、思わずファンになりました!

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さて、そんな余談はおいて置くとして。
早速、『トゥルー・グリット』について、少し書きますね。

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2010年9月20日 (月)

ヴェネチア映画祭体験リポート(3)

【ヴェネチア映画祭の会場&周辺】

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今月11日ソフィア・コッポラ監督の『サムウェア』が金獅子賞に輝いて幕を下ろした第67回ヴェネチア映画祭ですが、会場はどんな場所だったのか簡単にご紹介します。

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*(ロイター)


5月に行われたカンヌ映画祭と比較すると、意外と静かに開催しているという印象でした。
カンヌの場合は駅に降り立った瞬間からとにかくお祭り騒ぎで人の流れに任せれば、必然的にメイン会場へ辿り着けるほど観光客や映画祭関係者、映画ファンでごった返していました。街中の広告はほぼ全てが映画祭のポスターやロゴで埋め尽くされ、街をあげてのイベントといった雰囲気。

ところがヴェネチア映画祭はというと・・・・・・

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2010年9月17日 (金)

ヴェネチア映画祭体験リポート(2)

『Potiche』に続いて、同日21:30からの正式上映は、イタリア人監督カルロ・マッツァクラティの 『La Passione』でした。レッドカーペットでは、監督はじめ、出演陣をカメラに収めることが出来ました!

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この作品、ストーリーはかつては期待された映画監督が確かな実績も残せないまま今や50歳を迎え、最後の映画製作に躍起になっているのに、うまい具合に事が運ばずに、さらにプライベートでも問題が勃発するというお話です。なんだかこの部分だけ聞くと同じイタリア人監督だし、フェリーニの 『8 1/ 2』 のオマージュか?!なんて思ってしまいますが、 大分違ったようです。


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カルロ・マッツァクラティ監督は、1994年に「Il toro」でヴェネチア映画祭の銀獅子賞を受賞。それ以降、1996年に「Vesna va veloce 」、1999年には非コンペで『Ritratti: Mario Rigoni Stern』を出品、2000年に『聖アントニオと盗人たち』でコンペ入りと、イタリアのベテラン監督で、本作は4回目のコンペ入り!!自国イタリアの期待も相当集まっているはずだと予想していました。

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やはり予想を裏切らず、熱狂的なファンが会場に駆けつけていて、上映前から熱気に包まれていました。

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しかし・・・、作品はというと個人的には少々期待はずれだったかも。

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2010年9月11日 (土)

ヴェネチア映画祭体験リポート(1) 

◆【上映前の様子】

9月4日(土)の19:00からメイン会場で行われたフランソワ・オゾン監督のコンペティション作品『POTICHE』(邦題・“しあわせの雨傘”)を見てきました。

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5月のカンヌ映画祭では会場に入る観客たちが綺麗に正装していたもんだから、今回土屋もそれなりにめかしこんでメイン会場へ行くと・・・あれ??意外に浮いてる??(苦笑)ジーパンを履いている人や、普段着全開で涼しい顔をしている人たちも多く、頑張りすぎた私、ちょっぴり恥ずかしい・・・。しかもこの会場では、アジア人を全く見かけなかったので余計に浮いていたような・・・。


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・・・とまぁ、そんな話は置いといて、

レッドカーペッドで待つこと15分。予定時刻を過ぎてもなかなか主演のカトリーヌ・ドヌーヴやオゾン監督一行が現れません。スクリーンには映らない映画関係者たちもこのレッドカーペッドを歩くので、来る人来る人にカメラを向けるのですが、一体あなたはどなた様??状態でした。(ちなみに写真は、会場内。コンペの上映チケットを持っている人しか入れません。)

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進行状況を気にしてか、係員から 『会場に入ってください』 と散々促され、当の主役たちがやって来ないまま、会場内の指定席で待つことに・・・。

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でも素直に係員の指示に従ったのは、この通りごくわずか。

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さすがはイタリアン。心の欲するままに、レッドカーペットに現れるであろう大物たちを見逃すまいと、粘っていたようです。
素直で真面目?!(規律に従うのが得意)な日本人代表の私。座席にて待ちぼうけ・・・なんか損した気分。


でもここであの方を見つけちゃいました!!!!
そうです!!!今回のヴェネチア映画祭の運命の女神?!ならぬ神。クエンティン・タランティ~ノ!!!彼が微笑むのは一体誰(どの作品)なんでしょうかねぇ~?!

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近くの席に座っていたので、観察モード全開の私。よくよく見ていると、タランティーノ監督はとてもナイスガイだということが分かりました。


観客が次から次へと彼の席を取り囲み、写真を撮ったり、握手をねだったり、しまいには係員からペンまで借りてきて 『チケットにサインしてくれ』 と頼むファンに、嫌な顔ひとつせず、終始笑顔で対応している姿は印象的でした。プロ根性にアッパレ!!


ただ、相手がニコラス・ケイジならチキンの私でもサインをねだって写真もお願いしていたでしょうが、今回は遠目のみで。


そうそう、余談ですが・・・。タランティーノ監督、この作品上映中に席を(多分トイレ)立ったんです。ストーリーが佳境に入ってきたところで。作品中のある部分を見逃しちゃったと思うんですけど・・・採点には影響しないんでしょうかね?まぁ、全体を通しての評価でしょうから、多少は観なくても大丈夫ということなのか?(笑)


ようやく主賓登場!!!

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カトリーヌ・ドヌーヴの年を経た魅力とオーラは遠くからでも目を惹きました。
近年の作品でも『ポーラX』 とか 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『8人の女たち』 や 『輝ける女たち』 などでその華麗な姿を拝見していましたが、来月で御歳67才。これからも輝き続ける女優でしょうね。

* 蛇足ですが、本作『しあわせの雨傘』は、カトリーヌ・ドヌーヴの往年の名作『シェルブールの雨傘』とかけてこの邦題に決まったそうです。

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