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2011年2月18日 (金)

ベルリン映画祭・コンペ部門(3)-Coriolanus-

Coriolanus

監督: Ralph Fiennes
脚本: John Logan
出演: Ralph Fiennes, Gerard Butler, Vanessa Redgrave, Brian Cox, James Nesbittほか
オリジナル言語:英語
2010年/イギリス/122分/Presentation of European Shooting Stars

Coriolanus01


【作品のあらすじ】

シェクスピアの『コリオレイナス』を現代に置き換えて映画化した作品です。
貧困で苦しむ民衆の間には、不満が増大し、爆発寸前の反抗的な空気が漂っていた。民衆の不満の矛先は、ケイアス・マーシアス将軍に向けられる。彼は傲慢で、庶民の声を聞くどころか、侮蔑する有様。怒りに狂った民衆は、暴動を起こしたのである。
彼らの指導者は、前に軍で指揮官を務めていたタラス・オーフィディアス。彼こそが、ケイアス・マーシアスの最大の敵であった。コリオライの町の近くで決戦が行なわれ、ケイアス・マーシアスの勇気ある闘いにより、ローマ軍は大勝。ケイアス・マーシアスには、コリオライを解放した英雄として、コリオレイナスという添え名が与えられる。この功績によって、彼は政界に入るのに十分なパワーを手に入れる。しかし、演説が不得意でな彼は、元来、人を罵倒することで勝ってきたようなところがあった。そこを、政敵に利用されて、そそのかされた彼は、公衆の面前で市民を侮蔑する発言をしてしまい、政治家への野心を潰えさせてしまう。市民からの攻撃が激しくなり、彼はローマにいられなくなった。ローマを去った彼は復讐を誓うが、彼がローマを屈服させるためには、宿敵であったタラス・オーフィディアスと手を組む必要があったのだ……。
 


【所感】

シェイクスピアの素養が無くても、十分見ごたえのある作品に仕上がっていましたが、事前にシェイクスピア作品であることや、作品内容等の情報収集をしておけば、もっとスムーズな理解が出来たと思います。現代版にしたことで、少々無理強いとも思えるシチュエーションもしばしば登場し、また何故ローマ????という疑問が終始付きまとっていました(笑)単に私の勉強不足が原因なのですが・・・。

主演を務めるイギリスの演技派俳優Ralph Fiennesが、初めてメガフォンを取った事でも注目されている作品です。劇中には、いくつかのシーンで頻繁に、古典的なニュースリールという技法が使われていました。いわゆるニュース映像がそれですが、このニュース映像を交えながらのストーリー展開は、複雑な政治的繋がりや相関図もストレートに観客に伝えることが出来るので、現代版における 『コリオレイナス』には、実に有益な演出になっていたと思います。

エンディングは、若干奇をてらい過ぎている気もするのですが、初監督作品にして、主演を務めたRalph Fiennesには、大きな拍手を送りたいと思います。今後の監督業、俳優業が楽しみです!


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