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2010年7月

2010年7月 9日 (金)

『かもめ食堂』に触れる旅

晴乃の総合評価:4.0(5点満点)

『かもめ食堂』

7月のフィンランドは、午前0時近くまで明るく、ヘルシンキの小さな繁華街は人で溢れていました。どこにこれだけの人が隠れていたのか?と思うほどです。今回は、そんな夏のヘルシンキを舞台にした日本映画 『かもめ食堂』 のロケ地を巡りました♪

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ヘルシンキで生まれ育った日本人の知人が、この『かもめ食堂』は、日本人とフィンランド人の気質を良く表していると語っていました。はたして、『かもめ食堂』に描写される日本人らしさとは?そして、フィンランド人の気質とは?

ヘルシンキの美しい景色を眺めながら、『かもめ食堂』のファンタジーワールドに浸ります。


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1.【あらすじ】

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フィンランドのヘルシンキで、サチエは小さな店 『かもめ食堂』を営んでいる。この食堂のメインメニューはおにぎり。日本人のソウルフードだからだとサチエは自信を持っているが、お客が来る気配はない。ある日初めてのお客がやって来た。日本かぶれのフィンランド人青年だ。彼に『ガッチャマンの歌詞』を全部教えて欲しいと言われるが、サチエはどうしても思い出せずに悶々としていた。書店に立ち寄ると、店内のカフェに日本人女性ミドリを見かける。思い切って『ガッチャマンの歌詞』を教えて欲しいと話しかける。驚くべきことに、ミドリはガッチャマンの歌詞を全て覚えていた。この出会いがきっかけになり、サチエはミドリを家に招き、やがてミドリはサチエの店を手伝うようになる。

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(c)かもめ商会 photo:高橋ヨーコ

一方、両親の看護を終え、フィンランドに癒しと、自分が満たされる何かを求めてやってきたマサコは、ロストラゲッジに合う。航空会社に問い合わせをするが3日経ってもいっこうにマサコの荷物は出てこない。街を歩いていて偶然、『かもめ食堂』を見つけ、サチエやミドリと知り合う。奇妙なめぐり合わせで知り合った3人トリオが織り成す普通の日常生活は、ゆっくりと、ほんの少しずつ好転していく。


2.【土屋的作品解説】

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この映画を例えるなら、『真冬の日光浴』のような、『都会の喧騒から離れた森林浴』のような心地よさと癒しを感じずにはいられません。随所にファンタジー性を帯びていて、大きな事件が起こるわけでもないのに、忘れることが出来ない作品。都会のあくせくした窮屈な日常から抜け出して、この作品に触れるなら、それはマイナスイオンたっぷりのヒーリングムービーになること間違いなし。

監督は、2003年に長編デビュー作『バーバー吉野』がベルリン国際映画祭で児童映画部門特別賞に輝いた荻上直子。また、『ヤマダ一家の辛抱』などで人気の作家、群ようこが、本作のためにオリジナル・ストーリーを書き下ろしました。女性ならではの感性が凝縮した、母性に包まれるような、柔らかなぬくもりを感じる作品です。

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