カンヌ映画祭のススメ ~招かれざる客・珍リポート②~
昨日に引き続き、『カンヌ映画祭のススメ ~招かれざる客・珍リポート②~』と題して、『 “招かれざる客” がカンヌ映画祭を楽しむには?』をテーマに、今日は “正式上映チケット入手の裏技?!”と、“一番の見どころ・レッドカーペットで”の2つに絞ってお届けします♪

◇正式上映チケット入手の裏技?!◇
前回の記事でも書いたように、正式上映作品はIDを持っているプロフェッショナルが鑑賞出来るもので、一般ではほぼ不可能に近いんです!!“ほぼ”と書いたのは、実はカンヌで、“不可能を可能にした”ツワモノに出会ったんです。彼女は27歳のスペイン人エンジニアで、映画が大好きで一人でカンヌ映画祭にID無しでやって来たそうですが、その行動力には見習うべきことがたくさんありました。大き目の画用紙に目立つ太字で・・・
『Please give me a ticket of “YOU WILL MEET A TALL DARK STRANGER”』
と掲げていました。何時間ここに立っているのか聞いてみると、もうかれこれ4時間もパレの前でこうやって誰か心優しい人がチケットを譲ってくれるのを待っているとの事でした。
実は、意外と余ったチケットや行けなくなって無駄になっているチケットはあるようで、私もたまたま道を聞いたオジサンから 『日本からわざわざ来たのなら、行かないチケットがあるから譲ってあげようか?』と幸運なオファーを頂いたものの・・・・・・そのチケットは、私がベルリンに戻ってしまった後のものだったので、涙をのんでお断りをしたんです。縁が無かったのね・・・・・・と無理やり自分を納得させている時に画用紙を掲げている彼女を発見しました。
実質のカンヌ滞在時間が、2日間合わせてもわずか10時間程しかない強行スケジュールの中やってきた私は、正式上映作品の潜入はとっくに諦めて、とりあえずレッドカーペットとこのお祭り騒ぎのカンヌの街だけでも満喫しよう!なんてパレのレッドカーペット周辺で、カメラを構えスターたちが登場する時間を今か今かと待ち構えていた時・・・・

あのスペインからやってきた彼女が、綺麗に正装し、レッドカーペット脇にある入場口から入っていく姿を発見!!!!すごーーーーい!!!ついにチケットを手に入れたんだ!!!!!と驚きと尊敬、羨望、そして若干の後悔も混じりながら彼女の後姿を見送りました。 『成せば成る、成さねば成らぬ、何事も』という言葉をこの時ほど感じた瞬間はありませんでした。

さて、私はというと・・・一般人らしく、レッドカーペットに登場したスターたちを裸眼で確認し、カメラを向け、大騒ぎに紛れてとにかく奮闘してました(^^;) 詳しくは↓続きを・・・。

◇一番の見どころ・レッドカーペットで◇

パレについて1時間ほど待ってようやく、プレス関係者が現れ、マスコミ各社が各々の場所にカメラを設置し、準備を始めました。ちょうど私の前にいたカメラマンとリポーターが打ち合わせをし始め、カメラの動きやリポートの言葉を確認していました。

2回のリハーサルを終えた後で、本番収録開始。これは生放送ではなく、始まる前のファンたちの熱狂や現場の状況を収録しているものだと思います。元同業者としては、なんとなく馴染みがある風景に思わず目がいってしまいました。それにしても、憧れます♪私がロンドンで映画の勉強をして帰国した後、キャスターやリポーターの道に進んだのも、この目の前で繰り広げられている仕事をいつかしたいという夢を持っていたからです。

道は果てしなく険しいし、この舞台の上で映画の仕事に関わる人たちと、柵の外から舞台を見上げる私との実質の距離はそんなに離れていないのに、とてつもなく遠く感じ、初心を思い出して背筋が伸びる思いがしました。でも、映画に少しでも関わろうとする自分が居る限りは、夢は消えないことを信じるのみですね☆
さて、沢山の有名スターが次から次へと登場し、会場の熱気たるや物凄いものがありました。土曜の夕方はお天気が不安定で、雨がポツポツ降り出し、とても寒い1日でしたが、この熱気で、そんなことも忘れてしまうほどでした。熱気を肌で感じ、お祭りの中に居られただけでも、私にとって初めてのカンヌ映画祭の大きな収穫です。テレビの画面を通してしか見たことの無かったどこか別世界での話ではなく、目の前で繰り広げられていることの数々が電波に乗って世界中に届いていることを改めて感じました。

この日、一番の歓声が上がったのは、この方↑。分かりますよね?ウディー・アレン監督!!!!!!!昔から彼の作品のファンで欠かさず見ています。韓国系の奥様と一緒に仲良く会場に登場しました。

11回目の参加となる今回の出展作品は、イギリスのロンドンを舞台にした現代社会のロマンスを描いた 『YOU WILL MEET A TALL DARK STRANGER』。きっと本作もウディワールド炸裂でシニカルなユーモアで私たちを笑わせてくれるに違いない!!と今から期待しています♪
写真は遠くてかなり分かりにくいですが、左からルーシー・パンチ、ジョシュ・ブローリン、ウディ・アレン、ナオミ・ワッツ、ジェンマ・ジョーンズ。やっぱり、ナオミ・ワッツは可愛かったです☆☆☆
さて、次回は 『カンヌ映画祭のススメ ~招かれざる客・珍リポート③~』 “カンヌ市内観光/映画の舞台を歩こう”をお届けします♪

来年はカンヌ映画祭に行ってみようと思っていらっしゃる方も、カンヌに観光に行きたいと思っていらっしゃる方にも、少しでも有効な情報をお伝えできればと思っています☆






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