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2010年5月21日 (金)

カンヌ映画祭のススメ ~招かれざる客・珍リポート③~

“カンヌ映画祭のススメ ~招かれざる客・珍リポート”は、この記事が最終回です!今回は、『カンヌ市内観光/映画の舞台を歩こう』と題して、カンヌの街をご紹介します☆

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世界のセレブリティが集う華やかなリゾート地のカンヌですが、カンヌ映画祭開催期間以外でも1年中様々なイベントを開催しています。これからの時期は夏の野外音楽祭などもありますし、カジノや、海水浴、ショッピングの他、これまでにも色々な映画のロケ場所に使われてきたこともあり、楽しめる場所は意外に豊富。小さな街ですが、数週間滞在しても飽きずに過ごせる魅力的な場所です☆映画の舞台やショッピング通りをセレブ気分でアイス片手に歩いてみてはいかがでしょうか?


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とにかく今回の実質滞在時間わずか10時間という怒涛のスケジュールの中、女一人、いかにカンヌを楽しむか!!というのが私の最大のテーマでした。そこで!↑手っ取り早くカンヌ市内の主要エリアを1周出来るこちらの観光用の車に乗ることにしたんです。


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この車、1時間でカンヌ市内を全て見て周れるという触れこみで、観光客には有難い存在。途中下車が出来るチケットも販売しているみたいですが、私は1時間の1周コースという10ユーロのチケットを購入。更に何がイイって、走行中に変わる景色を見ながらそれに合わせてヘッドフォンで音声ガイドを聞くことが出来るんです。もちろん、日本語もありますよ!!

カンヌの歴史から、セレブたちのトリビア、映画の撮影秘話などなど、それぞれの場所と照らし合わせて、堅苦し内容ではなく小話として聞けるのでとても興味深いです♪


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ただ、ちょっと難点は街中が混んでいるので、渋滞で停まることはあっても、この景色を撮りたい!!!という場所では素通りしてしまうことも多々あり、じっくり写真撮影をしたい方は、自分の足でもう一度その場を訪れることをオススメします。

では早速、市内観光へレッツゴー!!

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まずやってきたのは、こちら。高級ホテルやブランド店が立ち並ぶカンヌの目抜き通り、クロワゼット大通り Bd. de la Crposette。

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とにかくありとあらゆる一流ブランド店が連立しているこの大通りは、ウィンドーショッピングするには最適!!夏にはセールをしているお店もあって、私も以前カンヌに来たときには、ミラノで売り切れていた品をここで発見したり、セールになっている商品をゲットしたりすることが出来たんです♪ただし、日曜日はほとんどのお店が閉まっているので、要注意。

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この通り沿いには有名なホテルも建っています。こちら↓のカールトンホテルは、かの有名なメグ・ライアン主演「フレンチ・キス」(1995)の舞台です。婚約者に好きな人が出来たからと電話で突然別れを告げられ、彼の気持ちを取り戻そうと遥々カンヌまで追いかけて来たケイトが、このホテルに着いてからのドタバタ劇は大いに笑えましたよね?!ホテルのフロント係の反応は、見ていて「あぁ、フランス人らしいかも」と苦笑したものです。


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また、このホテルはケーリー・グラントとグレイス・ケリーが競演した「泥棒成金」(1955)の舞台としても有名。この年、グレイス・ケリーは、カンヌ映画祭に出席するためこのホテルに滞在していて、モナコ大公レーニエ3世との運命的な出会いを果たし翌年結婚。あっという間に女優を引退します。映画が結んだ二人の出会いは、これまた映画のようなお話ですね。


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その他、このクロワゼット通りには、アランドロンが出演した「地下室のメロディー」(1963)や、ロバート・デニーロとジャン・レノが出演したアクションムービー「ローニン」(1998)で登場するマジェスティックホテルなどもあって、歩いているだけでも映画の世界に浸ることが出来ます。

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そしてこのクロワゼット通り沿いに建つモダンな建物が映画祭の会場となる、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレです。これまでの記事にも沢山写真を掲載してきましたが、この街のシンボルですね。パレの前の人々が集う公園には、カンヌ映画祭を訪れた多くの俳優や監督の手形がはめ込まれた石畳があります。

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何気なくその石畳の上を歩いていましたが、よくよく見ると本当にビックネームばかりです。私の大好きな俳優ニコラス・ケイジの名前を見つけることは出来ませんでしたが、こんな方々がいました。

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デヴィッド・リンチ監督↓の手形。
彼の作品で真っ先に思い出すのが「ブルー・ベルベット」。ロンドンで映画学生だった頃、必須授業の中にこの「ブルー・ベルベット研究」がありました。映画史において決定的に重要で影響力のある作品なので、映画学生は必ず学ぶ作品なのですが・・・私はどうしても好きになれなかったんです。どの文献を読んでも、誰の論文を読んでも、教授がローアングルから撮影されたこの作品の特出すべき素晴しい点や、リンチの意図することを熱弁していても、最後の最後まで好きになれない作品でした。当時、感性の無い自分に落ち込んだものですが、22歳だった私と、31歳の現在の私では果たして作品に対して感じる気持ちは同じなのか?それとも大きな変化があるのか、もう一度見てみたくなりました。

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スパイク・リー監督↓の手形。
彼の作品で一番大好きなのが、やっぱり何を置いても「マルコムX」です!!200分を超える非常に長い作品にも関わらず、その長さを感じさせない描写力は見事だと思います。人種問題を実に鋭く大胆に、確固たる信念を持って1つの作品に仕上げた、リー監督。私が初めてこの作品を観たのは10代の頃で、人種差別とはほぼ無縁の世界で生きていた自分にとって、初めて現実に存在する根深い問題に触れ、金槌で頭を叩かれるほどの大きな衝撃を受けたのを憶えています。


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ひとつひとつの手形を見るたびに、それぞれの監督や俳優について想いを馳せるものまた楽しいひと時でした。


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さて、話は変わりますが・・・
観光車に乗っていて、やっぱり一番素晴しい景色だと思ったのは、このコートダジュールの風光明媚な海岸でしょう。

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カンヌ映画祭開催中に、プライベートで再びキナ臭くなっているロマン・ポランスキー監督ですが、彼の「海賊」(1986)という作品で登場した豪華客船が停泊していたのが、このカンヌの旧港だそうです。皮肉なことに、彼の淫行容疑の被害者とされる少女は、この「海賊」にオーディションで選ばれ出演していたそうで・・・・・・セレブの港は華やかな表舞台とは裏腹にドロドロしたものが渦巻いていますね。

それにしても、なんで今更?!という感じもしますが、まぁ、事態を見守りましょう。

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その他、観光車はカンヌ旧市街へも行きました。小高い丘、シュヴァリエ山へと続く坂道を登っていくと、こんな景色が広がっていました。

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車が停まってくれないので、なかなかこの景色を上手い具合に写真に収めることが出来なかったのですが、カンヌ市内を一望できるの上、中世の雰囲気が残っている旧市街なので、違った魅力を発見できるはずです♪


さて、長々と綴ってきましたが、「カンヌ映画祭のススメ ~招かれざる客・珍リポート~」はこのへんにしておきます。

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正式上映作品を観ることは出来なかったけれど、カンヌ映画祭に集う世界中のファンたちやセレブたちの熱気に触れることが出来、映画の舞台となった街を散策し、10時間の滞在でも十分にカンヌ映画祭を肌で感じることが出来ました♪以前この街を訪れた時とは全く違う活気に満ちたカンヌの街を見ると、やはりここは“映画”の息吹によって生きる街なんだとつくづく感じます。映画祭開催時期は飛行機代はもちろん、ホテル代もとんでもなく跳ね上がり、予約を取るのがひと苦労なほど混雑はしますが、それでも訪れる価値はあると私は感じました。

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次は、9月にイタリアのリド島で開催されるヴェネティア映画祭です!!!もちろん“招かれざる客”はまたしても強行スケジュールの中、勝手に現地取材してきます(笑)ホテルも飛行機も予約完了。
ではまた、「ヴェネティア映画祭のススメ」でお会いしましょう☆(笑)次こそ、映画が見たいぞーーーーー!!!!

最後までお付き合い頂いた皆様、ありがとうございましたm(_ _)m

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コメント

こんにちは。カンヌ、行ったことはないけれど、まるで行ったような気分になれる素敵なレポートありがとうございました。ヴェネティア映画祭も興味しんしんですので、楽しみにしています。

えーっ、ニコラスケイジが好きなんですか??春乃さんの好きな俳優さんは誰?と質問したかったのです。私もずーっと前から一番好きな俳優はニコラスケイジ。誰になんといわれようとニコラスケイジ。ああいう濃い人が大好きなんです。ムーンストラック(シェールと共演)を見て惚れました。韓国人と再婚した時はショックでしたが、奥様があまりにも美しいので納得。他にも好きな俳優さんがいたらいつか教えて下さいね。

ラケルさん
こんにちは!いつも温かいコメントいただいてどうもありがとうございます♪ヴェネチア映画祭も張り切ってリポートします(^^)v

そうなんです。昔からニコラス・ケイジの大ファンです☆学生の頃に彼の作品は全てDVDを買いあさりました(笑)作品自体は微妙な物も沢山ありますが・・・いい役者ですよね!私が一番好きなニコラス・ケイジ作品は「天使がくれた時間」(2000)です。(ティア・レオーニ共演)

あとは、若かりし頃のニコラスが大根役者っぽい演技をしている「ペギー・スーの結婚」も◎です!伯父のコッポラ監督にかなり酷評を受けた演技のようですが、舌足らずな歯切れの悪い台詞回しやカリフォルニア発音も妙に魅力的なんですよ(笑)

他に好きな俳優さんは、最近はジェームス・マカヴォイがいいですね!「ペネロピ」の演技にやられました・・・☆
あとは顔で言うとジョシュ・ハートネットですね。「ホワイト・ライズ」のジョシュは王子様です(笑)

あ・・・すみません、ついつい長くなりました。

また遊びに来てください♪

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