3時10分、決断のとき

今やハリウッドきっての演技派スター、ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルが競演!!
1957年公開『決断の3時10分』の傑作西部劇のリメイクが明日から公開します☆お見逃しなく。

© 2007 Yuma, Inc. All Rights Reserved.
2009年8月8日より新宿ピカデリーにて公開
2007,アメリカ,シナジー

ストーリーを簡単に要約すると、生活苦により夫や父親としての威厳を失いはじめている牧場主のダンが、貧窮した家族を養うため、200ドルの報酬目的で、逮捕された強盗団のボスであるベン・ウェイドを刑務所のあるユマ行き3時10分発の列車に乗せるという護送の仕事を引き受けます。しかし、強盗団の手下たちがボスを奪還すべく行く手を遮り、ダンは命の危険にさらされます。ダンが仕事を引き受けた本当の目的は何だったのか?そこがこの作品の核であり、最大の見所です。
正直なところ、序盤から中盤の1時間はC級作品の臭いが漂っていました。もたつきが多く、西部劇を懐かしいと思わない私たち世代の人間が、容易に受け入れて楽しめる作品ではないと感じたのです。

ところが作品の評価に急展開が見られたのは終盤。強盗団のボス・ウェイドとダンが相通じ合う何かが生まれ始めた頃です。この2人の間に芽生えた確かな友情を目の当たりにし、クライマックスを迎え、最後は込み上げてくる涙をこらえ切れませんでした。
そしてもう一人、注目すべき男の存在も忘れてはいけません。ウェイドへの忠誠心を貫き、ただただ師弟関係の仁義を守り抜いたが故の愚か者、ウェイドの子分チャーリーです。ウェイドにとって、自分を命がけで奪還しようと手を尽くす師弟関係のチャーリーよりも、自分を刑務所に送り込むための列車に乗せようとしているダンの方が、明らかに心が通っているのです。それはお互い核となるものが似ていたからだと思います。揺ぎ無い強さ、強情さ、誇り、プライド、立場は全く違えど、彼らの中に通っている芯には共通した男意気を感じてなりません。
この作品の価値は、ラストに集約されるほど、ものすごい力を感じます。






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