リリィ、はちみつ色の秘密

アメリカで450万部を売り上げたスー・モンク・キッドのベストセラー小説の映画化で、ダコタ・ファニングが、自身と同じ14歳の多感な少女を熱演しています。7歳のとき、『I am Sam アイ・アム・サム』で魅せた演技力で一躍子役スターとしてハリウッドに踊り出た彼女。今や、少女から一皮向け、大人の女性へと成長しつつあります。女優として新たな一面を見せてくれた今作は、出会いと別れの多いこの時期にぴったりのヒューマンドラマです。

『リリィ、はちみつ色の秘密』
配給:20世紀フォックス
公開情報:TOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開

14歳の少女・リリィは4歳のときに母を失い、愛情の希薄な父親の元で育ちます。彼女は母の死の記憶に囚われたまま、10年間心の中に深い悲しみを抱えて成長していくのです。そんなある日、リリィは一際目立つカリビアン・ピンクの家にたどり着きます。そこには凛として、知的で魅力的なボートライト3姉妹、オーガスト(クイーン・ラティファ)、ジューン(アリシア・キーズ)、メイ(ソフィー・オコネドー)が住んでいました。リリィは、養蜂場を経営する長女・オーガストの仕事を手伝いながら、彼女たちと共に生活を始めます。そこで彼女は、人との絆や友情、優しさ、勇気、を知り、同時にある愛に溢れた幸せな秘密を知ることになります。
はちみつは、沢山の蜂たちが蜜を一生懸命あつめて、その集められた大切な甘い蜜が形となったものですよね。この映画を見るにつけ、はちみつの甘さが、リリィの知らなかった母の過去や思い出と重なり、亡くなったお母さんの面影や人となりが少しずつ少しずつ形に表れて来るかのように感じました。それがリリィにとって甘くて美味しくて愛情いっぱいの蜜だったからです。
『完全な愛はないわ』
という言葉が妙に印象的で、胸を打つ台詞でした。人は弱い生き物であり、でもそれを認めてあげること、許してあげることが優しさであり、勇気であり、愛なのだと言われているような気さえしました。母娘の関係や家族の絆、大切な人との関わりを真に描いた作品です。出会いと別れの春に、ぜひご覧になってください。

There’s no perfect love.
完全な愛はないわ。
【エンターテイメントView】でも触れましたが、印象に残った台詞です。
What happen to you?
何かあった?
There are terrible terrible things you live with.
辛い経験をしてきたのね。
terrible を 2度繰り返し使うことで、酷さを強調していますね。口語ならでは。
I brought some mama’s belongings.
完全な愛はないわ。






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