ブロークン・イングリッシュ

『ブロークン・イングリッシュ』
30代の独身女性。ニューヨーク在住。カジュアルセックスは出来ても、生涯を共に過ごすようなステディな相手に恵まれず、自分はもうこのまま誰かを愛することも愛されることもないのかもしれない…そんな不安に苛まれながら、仕事だけはそこそこ成功している主人公ノラ。
この触りだけを聞くと、『セックス・アンド・ザ・シティ』とかぶりますが、要するに、最近言うところの“アラサー”“アラフォー”の悩みは全世界共通のようです。ノラは、まるでシングル女性が抱える不安や悩みを全て持ち合わせたサンプル品。彼女を見つめ続けることで、映画が終わる頃に何かしら問題の糸口と出会える気がしました。

監督:ゾエ・カサヴェテス
出演:パーカー・ポージー/メルヴィル・プポー/ジーナ・ローランズ
『ブロークン・イングリッシュ』
公開:2008年12年13日
配給:ファントム・フィルム
劇場:恵比寿ガーデンシネマ、銀座テアトルシネマほか全国にて
公式HP:http://broken-english.jp/

ニューヨークとパリを舞台に、自分探しと本物の愛を求めてさ迷う、どこにでもいる女性の物語。なのに、ありきたりな作品になっていないのは、監督ゾエ・カサヴェテスの類いまれなる感性と、女性心理の描写の繊細さ、巧みさにあるのだと思います。同じアラサーの独身女性として、真に迫るものを感じましたし、主人公の焦燥感、絶望感、でも諦めきれず必死にあがき続け、幸福を掴もうとする意思さえも伝わってきました。
配役も大成功といえるのではないでしょうか。主人公ノラを演じたのは、パーカー・ポージー。私が持っている彼女のイメージはコメディ色が強く、『クリスティーナの好きなコト』で、結婚式中に拒絶反応の発疹が体中に出て、取り止めてしまうドタバタ劇を演じている印象が強いのですが、こんなにも細やかで豊かな表現力のある女優さんであることに大変驚きました。また、ノラが恋するフランス人男性ジュリアンには、メルヴィル・プポーが扮しています。とにかく甘いマスクとスラッとしたモデル体型。フランス語訛りの英語にメロメロです。しかも、髭フェチの私としてはヒロインのラブロマンスの相手役に完璧な男優さんでした(笑)
現実にこんな素敵な王子様と出会えるかどうかはまた別の話ですが、この作品を通して、誰かに決められた人生ではなく、恐れずに一歩踏み出す勇気と、自分の心に従って生きることの大切さを学んだ気がします。“アラサー”、“アラフォー”の、特に独身女性に観ていただきたい作品です☆

When are you gonna give us grandchildren?
いつ孫の顔が見られる?
Smorking is suicidal.
タバコは自殺行為よ
Are you good at keeping secrets?
秘密を守るのは得意かな?
Some TV actress
テレビ女優
↑テレビをみながら、『誰これ?』との質問の答え。最近は、テレビと映画の垣根が大分低くなったようで、一流の映画俳優もテレビドラマに出演するようになったが、このセリフからも推察出来るように、昔ほどでないにしても、アメリカではまだテレビ俳優は映画俳優よりもステイタスが低いようです。
テレビで成功して満を持して映画へというパターンが多いんですね。






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