ファニーゲームU.S.A.

監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ
製作総指揮・出演:ナオミ・ワッツ
出演:ティム・ロス/マイケル・ピット/ブラディ・コーベット/デヴォン・ギアハート
この作品はオープニングからエンディングまで、『いかに人の神経を逆撫で出来るか!』という視点と目的のもとに作られているとしか思えません。そういう点で評価すれば、間違いなく成功と言える作品です。

(C) 2007 Celluloid Dreams Productions - Halcyon Pictures - Tartan Films -X Filme International
『ファニーゲームU.S.A.』
配給:東京テアトル
公開:2008年12月
劇場:シネマライズにて
公式HP:http://www.funnygame-usa.com/

冒頭で美しい風景とともに耳に届く旋律は、ヘンデルのオペラや、ピエトロ・マスカーニのオペラ音楽など、裕福な家庭のバカンスを彩るのにピッタリなクラシック音楽です。しかし突然耳を塞ぎたくなるほどハードコアなノイズへと切り替わります。さらに、人の叫び声が終始続きます。クラシック音楽の中に突然飛び込んできた雑音は、平穏な一家に災いをもたらす悪魔のような青年2人組の登場を予感させます。
グレイシーなまでの大音量と非常識すぎるエキセントリックな彼らの奇行に最初からギブアップ寸前でした。ファニーゲームは、『かつてない新感覚、SSS(トリプルS)』と謳っているくらいですから、私たち視聴者を(S)サディスティックで(S)ショッキングな(S)サスペンスゲームにいざないます。
目を伏せたくなるような残虐なシーンがないのが意外であり、監督の意思を感じました。バイオレンスシーンがないことで、より心理的強迫観念にかられ、精神的苦痛を味わう作品になっています。好き嫌いで言えば嫌いですが、俳優陣の演技はとにかく素晴らしく敬意を表したいと思います。

It's cats and dogs.
どしゃ降りだぁ。
猫と犬が一気に降ってくるくらいどしゃ降りということ。ネイティブらしい表現
で、辞書や教科書には出てきませんよ。
It's no use crying over spilt milk.
悔いたって仕方ないわ。
諺→覆水盆に返らず
Would you please leave now?
帰って頂ける?
最上級に丁寧な言い方ですが、劇中でもかなりイライラが限界にきているのが分
かります。
Stop being such a coward.
逃げ腰になるな。






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