赤い風船/白い馬

『赤い風船/白い馬』
『赤い風船』
監督・脚本:アルベール・ラモリス
出演:パスカル・ラモリス
『白い馬』
監督・脚本:アルベール・ラモリス
出演:アラン・エムリー/パスカル・ラモリス
1956年にカンヌ国際映画祭で、パルム・ドールを受賞し、世界的な大ヒットを記録したアルベール・ラモリス監督作品『赤い風船』。この作品は、2007年のカンヌ国際映画祭で映画史上初となる、同じ作品の二度の正式出品によって、再び本作の芸術性の高さや叙情性の豊かさを世に知らしめることとなりました。
1953年カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた同監督の『白い馬』とともに『赤い風船』は、日本で今年スクリーンに再登場します!! 世紀を超えて永遠に愛されるこの作品の魅力とは? 貴重な機会です。ぜひ映画館に足を運んでみてください☆

『赤い風船』

『白い馬』
配給:カフェグルーヴ、クレストインターナショナル
公開:2008年7月26日
劇場:シネスイッチ銀座にて
公式HP:http://ballon.cinemacafe.net/

とてもシンプルなストーリー展開で、セリフもほとんどないたった36分の物語、『赤い風船』。この中に人間の全ての感情が凝縮されていることにまず驚きました。セリフ過多な近年の映画と比較すると、いかに言葉というのが無用の長物であるかがわかります。必要のないセリフを削ぎ落とすことで、これほどまでに人の心に響く作品になること、また言葉で表現しない代わりに映像の素晴らしさに魅了され、映画本来の“秘めた力”を感じるのです。
この『赤い風船』は世界中の多くのクリエーターたちに影響を与えているそうで、日本では画家のいわさきちひろさんが絵本を出版し、ロングセラーとなっているほか、2001年公開のトム・クルーズ主演、キャメロン・クロウ監督作品『バニラ・スカイ』のエンディングでは、フラッシュバックシーンに『赤い風船』の有名なワンカットが挿入されているんですって!! もう一度そのラストに注目して映画を観てみよう! なんて気持ちになりますね☆
それにしても『赤い風船』『白い馬』に出演する主役の男の子は本当に可愛いんです。完璧な美形の坊やであるばかりでなく、クリクリした大きな眼差しとピュアなハートで「風船」や「馬」と心を通わせるシーンは、まるで私たちが忘れてしまった大切な何かを思い出させてくれる気がします。風船に包まれて空高く飛んでいくシーンの見事な色合いとその美しいファンタジー性は、不朽の名作と語り継がれる所以。使い古された言葉ですが、名画を観るとやっぱり心が洗われるような気持ちになりますね。






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