帰らない日々

『帰らない日々』
監督:テリー・ジョージ
原作:ジョン・バーナム・シュワルツ
出演:ホアキン・フェニックス/マーク・ラファロ/ジェニファー・コネリー/ミラ・ソルヴィノ
人は自分の最愛の人間を誰かに殺されたとしたら、その犯人を捕まえたいという感情だけでなく、自ら手を下してでも、犯人に復讐したいと思う憎悪が心のどこかに芽生えることは必然ともいえる心理なのかもしれません。その感情を理性で抑えることで、失った愛する人を悼みながら社会生活を辛うじて生き抜いているのだと思います。この作品は、そんな被害者家族の張り裂けそうな心の内を描いたドラマです。

(c) 2007 Focus Features LLC. All Rights reserved
『帰らない日々』
配給:ブロードメディア・スタジオ
公開:2008年初夏
劇場:シャンテ・シネにて
公式HP:http://www.kaeranaihibi.jp/

大学教授のイーサンは妻と息子、娘の4人家族で幸せに暮らしていました。しかし夏のある夜、息子が引き逃げに合い、全てが一変します。最愛の人を突然失った悲しみのあまり、家族の心がバラバラになっていくのです。さらに、イーサンは全く進展しない警察の捜査にも苛立ちが募り、犯人逮捕へ執着すればするほど、妻や娘を顧みる心の余裕を失ってしまいます。
ついに業を煮やしたイーサンは、弁護士に調査を依頼。ところが、その担当弁護士であるドワイト・アルノーこそが、ひき逃げの犯人だったのです。ドワイトも一児の父親であり、離婚した妻のもとにいる息子と週に一度会うことを生きがいにしている男でした。出頭すれば息子を失ってしまう……、しかし自責の念は日増しに強くなっていきます。
イーサンの息子ジョシュがひき逃げにあった後の、家族の絶望感、閉塞感があまりにもリアルに伝わってくる作品です。被害者と加害者の父親が交互に描写されており、立場上善と悪がはっきり分かれているにも関わらず、二人のキャラクターを見るにつけ、次第に単純に白黒と言えない、混沌とした人間の美醜が表現されています。
交通事故は、被害者、加害者ともにその家族に暗く深い影を落とします。この映画で最も重要な存在は、加害者ドワイト・アルノーの息子ルーカスと、被害者イーサンの娘エマだと思います。彼らの目を通してこの作品を観ることで、この事件に対して一辺倒ではない違った見方が出来るはず。特にルーカスは、エンディングで初めて父親の犯した行為を知ることになります。ルーカスのバックショットが今でも目に焼きついて離れません。

Can I change the station?
ラジオかえてもいい?
車内で、ラジオのチャンネルを変えたいときに出たセリフ。
憶えておくと便利!
I’ve been waiting for 40 minutes.
40分も待ちぼうけ
“hit and run”
引き逃げ
この映画の要になるワード。
Are you on trouble?
トラブル?
前置詞on は、上に乗っているイメージ。トラブルの上に乗っているの?という解釈が出来ますね。
Stop yelling!
怒鳴らないで
yell = 叫び声をあげる 大声で叫ぶ
Don’t abandon us now.
私たちを見捨てないで
abandon = 捨てる、やめる
You are so talented.
才能がある
You are shaking.
震えてる
“Time for bed”
寝たら






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