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2008年3月 3日 (月)

スルース

晴乃の総合評価:4.0(5点満点)

『スルース』

監督・製作:ケネス・ブラナー
脚本:ハロルド・ピンター
出演:マイケル・ケイン/ジュード・ロウ

全編を通して、とにかく不可解で謎めいた言葉が散りばめられています。何が本当で何が嘘だかさっぱり分からない巧妙な会話。もはや言葉を操り、相手を欺く男同士の生死をかけたエゴとプライドがぶつかり合うゲームです。イギリスを代表する二人の名優が繰り広げる演技バトル! とくとご覧あれ~☆

『スルース』
配給:ハピネット
公開:2008年3月8日
劇場:シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国にて順次公開
公式HP:http://www.sleuth.jp/

【エンターテインメント View】)

最近の映画界はリメイクブームですね~。ファッションも音楽も巡り巡って、昔のものに新しい時代のスパイスが加えられ再び流行する、なんてことはよくあるお話ですが、映画もきっとそんな芸術文化の一つなんでしょうね!

さて、この『スルース』ですが、マイケル・ケイン演じる初老の推理小説家アンドリュー・ワイクと、ジュード・ロウ演じる無名の超美形俳優マイロ・ティンドルが一人の女性をめぐり、危険なゲームの仕掛け合いをする頭脳派ミステリー! 彼らの関係は、夫VS妻の浮気相手。男同士のバトルは女性よりもはるかに知的で理性的。女性は総じて感性でぶつかり合うのに対し、男性はプライドを重んじるせいか、ポーカーフェイスの下に緻密に計算し尽くされた野蛮さと、ドス黒いエゴイズムが見え隠れし、含蓄ある言葉で相手を欺き、己の欲望を満たすのです。怖いです!

前作のオリジナル版は1972年に製作されており、当時まだ若いマイケル・ケインが、今作でジュード・ロウが演じるマイロ役を演じていました。マイロは前作では美容師。今作では俳優という設定に変わり、男同士の対立する内容もより濃厚さを増しています! 老いた男は、若さに対して嫉妬し、若い男は老いた男の地位や財力を妬むという、前作からの対立に加え、同性愛をプンプン匂わせる双方の心理戦と思惑は非常に引き付けられます。オリジナルと見比べるとさらに楽しめるはず!
マイケル・ケイン VS ジュード・ロウ、イギリスが生み出した新旧の名優バトルから目が離せません!


【English Expression View】

Faint heart never gets lady’s heart.
弱気では女性の心をつかめない
劇中では↑こんな表現で出てきましたが、ことわざには↓こんなのもありますよ。
【ことわざ】
Faint heart never won fair lady.
弱気が美人を勝ち得たためしなし。

It’s quite tempting.
そそられるな

I like a man who wants to be in charge of things.
主導権を握る男は、僕のタイプだ

I’m touched.
感激だ
touch = 「…に触れる」という意味でお馴染みですが、こんな風にも使います!

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