エリザベス:ゴールデン・エイジ

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
あの世界の映画賞を総なめにした『エリザベス』から9年の時を経て、再び絢爛豪華な歴史絵巻の大スペクタクルがお目見え!女王の座に即位後、国内では女王暗殺の陰謀が渦巻き、国外からも列強国が侵攻を虎視眈々と狙う中、黄金時代を細腕で築き上げたヴァージンクィーン。前作同様、エリザベスの心情を繊細かつ丁寧に描き出しているのが最大の見どころ。女性には必見の映画ですよ!
監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット/ジェフリー・ラッシュ/クライヴ・オーウェン/アビー・コーニッシュ/サマンサ・モートン
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』
配給:東宝東和
公開:2008年2月16日
劇場:日比谷スカラ座ほか全国にて
公式HP:http://www.elizabeth-goldenage.jp/

無類の服好き・服狂、いわゆる着道楽であったと言われているエリザベス。それを再現するための衣装の数々と、カツラ、靴、装飾品に至るまで、眩いばかりの麗しい世界を目の当たりにし、うっとりすること間違いなし! そんな豪華で煌びやかな衣装を見るだけでも価値ある映画ですが、この映画の最大の魅力は、エリザベスの生き方、彼女の女として、君主としての苦悩や葛藤を描き出したことにあります。
未婚のまま自らの一生を国家に捧げる誓いをたてたエリザベスにとって、男性を愛することは、国家を裏切る行為。しかしそんな誓いとは裏腹に、航海士ウォルター・ローリーに心惹かれていきます。侍女のベスに自分を投影し、あえてローリーとベスを近づけることで、ベスを通して自分の欲求を満足させようとするのです。
エリザベスがベスに言った一言が、彼女の女性としての気持ちを集約しているようでした。
「あなたが羨ましい。私がもっていない自由がある。愛を経験できる。」
女である前に、人間である前に、国家を制する君主であるエリザベス。彼女は、国に身を捧げたその日から、もはや君主でしか生きられなかったのかもしれません。敵国や反逆者たちの前では、決して屈しない強靭な女王。命を懸けて国家と君主の威厳、地位を守り抜く不動の意志を見ることが出来ます。
しかしそんな強靭であったはずの君主の心に入り込んできたローリー。ローリーに出会ってしまったことで、これまで保たれていたはずの君主としての心がバランスを崩し、女性の心が顔を出すのです。
ただ一人、ローリーの前だけでエリザベスは一人の女性になります。
好きな人にキスをされただけで、「死んでもいい」と思うほど幸せを感じるエリザベスに、悲哀の念すら感じるでしょう。
彼女の生き様は、同じ女性として、尊敬をもって止みません。

This is no time for mercy.
慈悲は無用です
mercy = 慈悲、情け
We cannot be defeated.
敗北は避けなければ






☆明けましておめでとうございます☆
2008年最初のシネマグラスへの書き込みです。
本年も宜しくお願いいたします。
さてさて「エリザベス・ゴールデンエイジ」・・・この作品は私も観ました。
星の数は晴乃さんと同じ★★★★ですね。
「敵を制し、愛を制し、国を制した女王」の物語。
作品中の(カメラワーク・絢爛豪華な衣装・メイク)と観ている側を引き込む映像美は見事の一言ですね♪
この作品のキーマンは、探検家のウォルター・ローリー。
前半は恋の面において、後半は戦いの面においてと準主役という立場で登場。
このウォルター・ローリーは実在した探検家で、侍女のべスとの間に子供が生まれ結婚することになったという話も歴史上の事実。
したがってウォルターをめぐる「宮廷に咲くロマンス」という趣向も良いのではあるけれど、私としてはカプール監督には、スペインとの戦いにもウエイトを置いて欲しかったかなと・・・
もう一点は、ウォルターはアルマダの海戦では、作品で描かれているような活躍はしておらず、実際はフランシス・ドレークという海賊が「火船戦法」でイギリス艦隊を勝利に導いている。
映画を分かりやすく魅力的に観客に見せるためには必要なことだったのかもしれないが、少なくとも事実上の事柄を題材に撮ったのであれば、プレスシートやパンフレットでその点は説明しておく義務があるのではないでしょうか・・・
この映画は豪華絢爛な宮廷絵巻とともに、壮大な艦隊決戦スペクタクルが展開されると期待していたのですが、少々残念な気分・・・
エリザベス1世の女王として、そして女性としての苦悩を描くのも当然必要ですが、やはりそれと同等もしくはそれ以上に、スペインの無敵艦隊をイギリス艦隊がどのような形で挑んでいったのかを描くべきだったのでは・・・と感じているのは私だけでしょうか???
ところで、晴乃さんの風邪の具合はいかがですか?
今年の風邪は本当にしつこいので、完治するまでは用心ですよ!!
本の発売も楽しみにしていますね♪
新年そうそう長々と書きましたが、本年も宜しくです(^^)/~
投稿: カーリマン | 2008年1月 7日 (月) 16:25
カーリマンさん
こんにちは(・∀・)ノいつも貴重なご意見本当にありがとうございますm(__)m
なるほど!そんな見方もあるんだと勉強させて頂いてます。カーリマンさんのコメントを読ませて頂いて一番に感じたのは、男性目線が実によく反映されているということでした。
歴史や決戦にウェイトを置いたストーリー展開を期待されていたとのことでしたね。
私は同じ一人の女性として、エリザベスの生き方や女性ならではの苦悩や葛藤にウェイトを置いて鑑賞していたため、なんの疑問も感じませんでしたが、男性目線で観ると、物足りなさがあるのかもしれませんね。
ところで風邪ですが、まだ鼻と咳が残ってます。。。(〇_)元日から続いているので、いい加減早く治したいんですが、今年の風邪はしつこいですね〜。
カーリマンさんも気を付けてくださいね☆ではまたコメントお待ちしています!
ヾ(=^▽^=)ノ
投稿: つちやはるの | 2008年1月15日 (火) 14:33