アメリカン・ギャングスター

『アメリカン・ギャングスター』
デンゼル・ワシントンが主演とあらば、それだけで観たくなってしまう話題性・集客力共に抜群のネームバリューを持つ、今やハリウッドでは最も魅力溢れる俳優さんの一人ですね!
精悍な顔つきのせいか、はたまた演技力の賜物なのか、正義感あふれる善良な市民でも、筋金入りの極悪人を演じても、どこか凛とした人を統率するようなカリスマ性をもつ男がはまり役の彼。さて、そんなワシントンが今作品で見せた姿は、暗黒街のドラック・ディーラーのドン!
監督:リドリー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/ラッセル・クロウ
『アメリカン・ギャングスター』
配給:東宝東和
公開:2008年2月1日
劇場:日劇1ほか全国にて
公式HP:http://americangangster.jp/

1970年代初期のニューヨークで、ハーレムの麻薬市場にとんでもないセンセーションを巻き起こした黒人、フランク・ルーカスの成功から麻薬捜査官リッチー・ロバーツに逮捕されるまでを描いた実話。
ルーカスは家電量販店が日本製の良質なテレビをメーカーから直接仕入れたところにヒントを得て、これまでのマフィアのルートを通す密輸方法ではなく、ベトナム戦争で出征していた米軍のパイロットを買収し、安価で純度100%のヘロインをベトナムから直接輸入するという前代未聞の取引を成立させます。さらにそれをやってのけたのが黒人だったということが、当時の社会では考えられないことであり、彼に“希代のドラック・ディーラー”という枕詞がついたのです。
しかし、デンゼル・ワシントンがこのフランク・ルーカスに興味を持ったのは、ドラック・ディーラーを英雄視することではなかったといいます。それを忘れないために、彼の脚本には『邪悪な者に平和はない』という旧約聖書からの引用を書き留めておいたそう。
これは、私たち観客にとっても、この映画を見る上で決して忘れてはならないことだと思います。
暗黒街のアメリカンドリームを掴んだ男は、巨万の富を手にいれ、自分の家族に物質的な幸福をもたらしたかもしれません。しかしその一方で、多くの人々を薬物中毒にさせたのです。映画の中には、名も知れぬ貧困層の黒人女性がドラック漬けになってベッドに横たわり、その傍らに赤ちゃんが泣いているシーンを映し出しています。
彼が自分の富のために持ち込んだ悪魔の白い粉が生み出した現実を一瞬直視する瞬間です。
ドラッグ・ディーラーが主人公になる映画が出てくるたびに、エンターテイメントとしての映画である一方で、青少年が鑑賞するとき作品を誤解してほしくない、監督や役者の真意をきちんと受け取ってほしいと願うばかりです。

She’s my sunshine.
彼女は俺の太陽さ
They look up to you.
彼らは君を尊敬しているんだ
『尊敬する』の他の表現には、こんなものも!
I admire you.
I respect you.
私はあなたを尊敬している
My man!
よき友だ!
頼んだぞ!
笑わせるな
この『My man!』というセリフは、デンゼル・ワシントン演じるフランク・ルーカスの口癖で、劇中3、4回出てきますが、その都度意味内容やニュアンスが違うんです。是非注意してご覧下さいね☆






この映画、最近よくCMで観て気になってました。公開楽しみです。
投稿: KAITO | 2008年1月21日 (月) 19:24
KAITOさん
少し長めではありますが、なかなか見ごたえ十分な作品ですよ!ご期待くださいね☆彡
投稿: つちやはるの | 2008年1月22日 (火) 20:09